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2018.2.5 Mon

かなりかなり熱いです、南アフリカミュージックvol.2

write_ Olga

かなりかなり熱いです、南アフリカミュージックvol.2
はい、月曜になりましたー! 先週も予告したとおり、今週も引き続き南アフリカネタを。前回が80年代のアーティストだったので、“いま”の南アフリカの音楽をつらつらと紹介していこうかと思います。

まず始めに、南アフリカはケープタウンのプティ・ノワールからご紹介。 フランス語で“小さな黒人”という意味の名前を持つ彼は2012年頃から音楽活動を始め、2015年にリリースした『La Vie Est Belle / Life Is Beautiful』で24歳のときにデビューしました。彼がデビューする前、モス・デフやソランジュ(ビヨンセの妹)とコラボレーションをしていたんですが、(ちょうどモス・デフがケープタウンに拠点を移した頃)その頃からなんとなく気になっていて頭の片隅に存在を置いていました。そして、南アフリカの音楽を掘っている時期に再び彼を見つけ、アルバムを聴いたら改めてかっこいいなと。

このアルバムのなかでも一番好きな曲は“ダウン”。アフリカ地方の民俗音楽っぽいメロディにシンセサイザーの音がマッチしてかっこいい!

ミュージックビデオも良くて、彼のルーツであるコンゴ共和国で撮影したものなのですが、日常のシーンを切り取って見ているようで楽しいです。

“チェス”という曲のミュージックビデオも色使いが独特で最高。いつの時代を意識してるの? って感じがたまらなくいい。

彼は、10代のころにメタルバンドでギターを弾いていたそうなのですが、16歳のときにカニエウエストの『808s & Heartbreak』(懐かしい!)を聴いてから音楽観が変わったそう。彼の音楽って、曲ごとにそれぞれ違う表情を見せるので、聴きごたえがあるなあと思っていて。そういう部分は彼の音楽変遷からきているのかもなーなんて思いました。





あと、彼おしゃれだし、服が似合ってかっこいいんですよ。赤いチェックパンツに金のゴリゴリのアクセサリー、独特なヘアスタイル。ファッションの仕事みたいなのもしているようなので、これからも追い続けたいアーティストのひとりです。







はい、お次は南アフリカ出身のプロデューサーフェリックス・ラーバンドをご紹介! ノルウェーのアーティスト、トッドテリエのリミックス“WHISTLING IN TONGUES”がヒットしたので知っているかたも多いはず。前回の回でもお話ししましたが、南アフリカってアパルトヘイトの影響で音楽シーンから孤立していたので、それが解かれたあと、いろんな音楽が入ってきて盛り上がってきました。

なかでもハウス・ミュージックはとても人気なんですが、彼はそんな南アフリカのハウスシーンを引っ張っている人物のなかのひとり。とくに2015年にドイツのクラブ・ジャズ系のレーベルCOMPOST RECORDからリリースしたアルバム『DEAF SAFARI』が最高。わたしはそのアルバムのなかの一曲“Ding Dong Thing”が大好き。

  彼はデザイナーやフィルムメーカーとしても活動していて、アルバムのアートワークは毎回手がけているそう。これがとてもかっこいいんですよ。ここも彼を好きなポイントのひとつ。





とってもいい音楽ばかり作っているのですが、彼の情報って本当に少なくて(笑)。ただ人見知りらしいので、(これは本当の情報です笑)仕方ないのかなー。ああ、もっと知りたい。本当はもう少しアーティストを紹介するつもりでしたが長くなりそうなので、この辺で自重しておきます…(笑)。また来週!

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