ガイド本には載ってないかも、な、
ツウな場所。
Localist 的 ニッチアドレス
“KYOTO” vol.10
いつだって旅行に行きたい!
ガイド本や雑誌のレコメンもいいけど、現地にアテンドしてくれる友達がいたら最高なのに!
なんて思うよくばりなガールたちへ。
リアルに住んでいるローカリストだからこそ知っている、本当は教えたくない、ツウな場所。
ショップはもちろん、そこで会える素敵なひとや、
知られていない景観のベスポジetc...を現地から生写真にてお届けする連載。
満を持してお届けする京都vol.10、最終回(泣)は、
誰にとってもあたたかい生活の風景であり、四季を通してうるわしい名所より。
Illustration: Yuika Kato
東京都出身、京都府在住。デンマーク・ボーンホルム島で陶芸をスタート。京都府立陶工高等技術専門校で学んだのち、窯元で働きながら日本製工芸品店「職人.com」で食、文化、工芸、旅などにまつわる記事を執筆中。
ずっとそこにあるもの
鴨川の流れに身を委ねるように生きていく
こんなにつかずはなれず、ちょうどいい川ってあるのだろうか。京都に住むほどに、そう思うようになった。長い長い年月、全国、そして世界中から訪れる人々を、過度にもてなすでもなく、ただ受け入れ、見守ってきた。そこには、京都ならではの懐の深さがあると思う。老若男女、誰にとっても居心地のいい場所って、一朝一夕では生まれない。春は桜でピンクに染まり、夏は夕涼みにアイスを食べて、秋は色とりどりの紅葉、冬は雪景色。日本の四季のジオラマみたい。
いいことも悪いことも、流れていく。眺めているだけでそう思わせてくれる存在が、街の中心にあることの心強さよ。わざわざ行く場所でもない。都会の川でもなければ、大自然の中にある川でもない。いつもほどよく人がいて、動物がいて、緑があって、ベンチがあって。通り過ぎるだけでもいいし、一日中いてもいい。京都を行き交う人々の目に映る景色の中に、鴨川があり続けてほしい。これまでも、これからも。
住所:京都府京都市
赤垣屋
住所:京都府京都市左京区孫橋町9
営業時間:17:00~23:00 日定休