光を大きく受けて、スー・ルイチーは生まれ変わる。

Sury sury so fly.

光を大きく受けて、スー・ルイチーは生まれ変わる。

2022.11.11

あれは昨年、99人の女の子たちがひたむきに頑張る姿を見て
多くの人が感動した日韓中オーディション番組が「Girls Planet 999：少女祭典」でした。
その“ガルプラ”に出演し、大きな存在感を放ったスー・ルイチーがソロデビュー。
そして日本の人気コンテンツ「THE FIRST TAKE」に出演しました。
活躍の勢いを止めない彼女のルーツ、そしてこれからを知っていきたい。

―スー・ルイチーさんのルーツについてお聞きしたくて、まず初めにどんな幼少期でしたか？: 小さい頃から歌とダンスは大好きで、学校での出し物も率先してステージに立ったり、授業中も最初に手を挙げて発言するような積極的な子でした。
ー性格タイプがENTJ（社交的で活発で情熱的なタイプ）だと聞きましたが、納得です。: 基本的にはそうなんですが、最近はENTP（好奇心旺盛で周囲をリードするタイプ）寄りになってきた気もします（笑）。
ー音楽にはいつから興味ありましたか？: 物心ついたときにはもう好きだったので、いつから好きかは覚えてないかもです。小さい頃から両親とカラオケによく行っててその時間が好きだったのと、歌のレッスンも習っていました。ダンスも7歳くらいからスタートしましたね。音楽以外にもペインティングや、アナウンサーの習い事もして、割と芸事をまんべんなく経験してみるような幼少期でした。全部自分からやりたいって言ったことで、興味津々でなんでもやりたくなってたんですよね。

ーK-POPはどんなきっかけで聴くようになりましたか？: 小学校のときに世のなか的にブームが来ていて、学校中の人が聴いていたんですよね。なので最初は同級生がSUPER JUNIORが好きだったところから知りました。そのとき、SUPER JUNIOR Mという中国のユニットもあってかなり流行っていたんですが、彼らが中国の人気番組に出演していてダンスがキレキレだったので、私も彼らにハマりました。その当時は「こんなダンスをするアイドルがいるんだ…！」と衝撃を受けて。
ー彼らをきっかけに、アイドルになりたいと思いましたか？: はい。彼らのようなパフォーマンスができるようになりたいって思っていました。
ー当時は他にどんなアイドルが流行っていましたか？: うーん、中学校くらいからはEXOやBIG BANGも大流行してましたが、私は小学生のときから変わらず彼らを尊敬していて、憧れていたので。だんだん同級生より先輩とばかり話が合うようになってきちゃいました（笑）。よく「あれ生まれてきた世代が違うんじゃない？」って先輩から言われました。お姉ちゃんからMP3プレーヤーをもらってたので、それで本当に毎日のように聴いてました。もう私の青春そのもの！
ーSUPER JUNIORがそこまで好きな理由は？: 初めて好きになったグループで、その衝撃が忘れられないんですよね。この後にも違ったアプローチでダンスが上手かったり、話題になってるグループもたくさん誕生しましたが、それでも私のなかでは彼らを越えられないんです。
ーいちばん好きなパフォーマンスは？: 「ノラゴ（It”s You）」です。ダンスパフォーマンスがあるんですが、毎日そればっかり観てました。彼らのダンスってパワフルというよりは力を抜いたようなリラックスしてる感じで、その自然体で楽しそうな感じと、メンバーの人数が多いのでその集合したときの迫力が相まってすごい刺さりました。

ーそこから時が経って、日中韓ガールズグループオーディション番組「Girls Planet 999：少女祭典」にご出演しましたが、パフォーマンス面ではどういうところを意識して参加しましたか？: まず最後のパフォーマンス以外は準備する時間が割とあったので、いろんな部分をしっかり詰めました。ダンスの振り入れは早かったので、そこからどう自分の表現にするのかに時間をかけて、鏡の前で試行錯誤してました。とくにグループでのパフォーマンスはひとりあたりにフォーカスされるのが10秒あるかどうかだと思うので、そこで最大限表現できるのかがとても大事で…。
ーそのなかで、どのように自分らしさを表現したのでしょうか？: やっぱりグループのなかで自分しか出せない表現について考えました。そのためにはまず自分について知るプロセスが必要で、私の場合は曲に取り組むよりも、オーディションに参加するよりも前にその理解を深めておきました。そこからどうステージで表現するかはかなり苦労しましたね。例えば、自分のパートではもともとの振りでいくのか少し自分らしいアレンジをした方がいいのか。それこそEXOの「전야」を披露したときは自分のパートだけで10個以上は考えていました。それ一緒にやる子に見てもらってどれにするか考えたり…。

ーEXOの「전야」とてもかっこよかったです！男性グループの楽曲の方が得意とかもありますか？: そうですね、ベースがヒップホップなことが多いと思うんですが、私も小さい頃からヒップホップとスウィングをやってきたので、大きく見せるところはもともと得意だったのかもしれません。でも最近は女性グループも力強いパフォーマンスをしているのも多くなってきましたよね！
ー「Girls Planet 999：少女祭典」で経験したグループでのパフォーマンスと、いまのソロアーティストとしてのパフォーマンスどちらが自分にマッチしているなと思いますか？: それぞれのアプローチがあるのでどっちか選択できないですが、グループでしかできない全員で力を合わせて表現する魅力と、ソロだとより自分の内面的な魅力を引き出せると思うので、どちらも好きです。

ーオーディション前に「Seize The Light」をリリースし、その後「The Phoenix」を発表しています。今回の曲に込めた想いを教えてください。: 「Seize The Light」の歌詞のなかで「いつかフェニックスになるように」というのがあって、その後に番組に参加したわけなのですが。いろんなことがあったけど成長させてくれた番組ではありますし、最終的な結果はよくなくても得た成果は大きなものがありました。それからリリースした「The Phoenix」には、もっと目標に向かって頑張りたいというコンセプトも込められていますし、その全曲の歌詞ともリンクしてる部分があるんじゃないかなって思ってます。
ー「The Phoenix」でお気に入りのフレーズは？: 「我涅槃浴火再重生（私は生まれ変わる）」ってところです！私の希望です。
ーTHE FIRST TAKEに参加されていましたね。: はい、失敗できないプレッシャーでかなり緊張しましたが、成功させるために頑張りました。収録前日も寝れなくて近所迷惑になるくらい何度も歌を練習しました。本当はもうちょっとリラックスしたかったんですが（笑）。
―日本語と中国語をミックスされてましたよね！: そうなんですよ。あと今回は歌い方にも注目していただきたくて、いつもよりかなり力強くしました。ぜひチェックしてみてください！