Curiosity about Fashion.
ファッションラバーの心を奪う、インディペンデントなブランドたち。
プラットフォームが多様化しているいま、ファッションブランドのあり方も自由に。
ディレクションから制作、販売までをも個人でやっちゃうような、
小規模だけれど素敵なブランドがたくさんあるはず。だからもっと知りたいですよね?
服を愛するファッション識者たちはどんなブランドをディグっているのか、
スタイルスナップから紐解いていきます。
Photo_Ryohei Hashimoto
SELECTOR 01
Yunn
Tomikonowigs × MARLAND BACKAS
ファンシーウィッグのTomiさんと、おもちゃのようなパーツを連ねてジュエリーをつくるマーランド、大好きな二人がコラボしたアクセサリーは髪の毛が大胆にインストールされているところがいちばんのお気に入りポイント。夏の軽やかな服装に、このゴツいシルバーのネックレスを合わせるバランス感がぜったいにかわいいなと思って購入しました。以前は癖のある服ばかり買い集めてとにかく足し算でコーディネートしていたんですが、最近は服は主張しすぎないものにして小物を主役に持ってくることが多くて。今日もこのネックレスを際立たせるために、デニムのサイズ感や質感のバランスを意識しつつ全体はシンプルにまとめてみました。
\このブランドも気になる!/
Yunn @i_am_yunn
代官山にある「WHERE」でサロンワークをしながら、ヘアメイクとしても活躍中。キメすぎず程よく力の抜けたカットやカラーのセンスが人気。最近はデザインの振り切った服よりも着心地のいい服に手が伸びがち。SELECTOR 02
Yoshiko Kurata
OJOS & Didu
背中のグラフィックと袖のテッキーなディテールがお気に入りのトップスは、韓国拠点の〈オホス(OJOS)〉のもの。メルカリで発掘した、上海とパリが拠点の〈ディ・ドゥ(Didu)〉のブラをレイヤードしました。組み合わせを楽しめるアイテムがもともと好きなので、普段からシンプルなコーディネートではなくレイヤードで考えることが多いです。スポーティな服をかわいらしく着たり、ラブリーなものをサイバーっぽく着たりするのが、大学時代にガーリー古着を買い漁っていたルーツとも合っていて自分らしいなと。
\このブランドも気になる!/
Yoshiko Kurata @yoshiko_kurata
アーティストコーディネーター、ファッションライター。サイバー、ガーリー、ヒッピーの要素をミックスしたスタイルが好き。仕事のリサーチも兼ねて、ロンドン「FASHION EAST」、上海「LABELHOOD」をはじめとする世界の若手支援プログラムはチェック。SELECTOR 03
Mana Kogiso
Kodori
明治時代から続く京都の老舗履物匠「ない藤」から、洋装に合うようにつくられたライン〈コドリ(kodori)〉の下駄を履きました。東京でポップアップをしていたときに“おあつらえ”していただき、赤もゴールドも大好きなので一生大切にしようと決めた一足です。踵をはみ出すのが粋な履き方なんだそうで、重心が前になって姿勢が美しくなると気持ちも引き締まります。とにかく服が大好きで、いまは「身体を愛することって最高じゃん!」という気持ちがあるのでベージュのピタッとした服がマイブーム。赤とベージュで統一して足元のゴールドをより一層目立たせています。
\このブランドも気になる!/
コギソマナ @kogisonofuku
“ご機嫌な服”を愛してやまないスタイリスト。日々インスタにアップされる、エネルギッシュで多幸感溢れるセルフスタイリングも人気。いま気になるのは「着てるの? 着てないの?」と思わせるようなアイテム。SELECTOR 04
Takuma Fujiwara
Ans Dotsloevner
〈アンス・ドッツローヴナー(Ans Dotsloevner)〉はどのアイテムも、一見普通に見えて必ずどこかに不思議なアクセントがあるのが特徴のブランド。今日身につけているウェディングビスチェは白やピンクもあってどれも素敵なんですが、黒だとロマンティックになりすぎず毒っけも演出できるのが自分のスタイルに合う気がして選びました。ニットとパンツ、巻きスカートもダークトーンでまとめつつ、透け感や光沢の有無で変化を付けています。
\このブランドも気になる!/
Takuma Fujiwara @taakkunnnn
4月からエドストロームオフィスでPRとして働きはじめた22歳。ピチっとしたサイズ感や透け感のある服が好きで、見つけたらとにかく一回試着してみる。タイのドラマにハマり中。SELECTOR 05
Marianna Seki
723- seven two three- & Purpred
リボンに存在感があるバッグは〈セブン トゥー スリー(723- seven two three-)〉のもの。バッグのラブリーな雰囲気に合わせて、ベビーピンクのヴィンテージのコルセットを合わせました。可愛らしいアイテムをボロッとした古着と組み合わせるのが好きなので、今日のコーディネートもそういうバランスに。全体がラフになりすぎないように引き締めるのが〈アカネ ウツノミヤ(AKANE UTSUNOMIYA)〉のデザイナーである茜さんが立ち上げたシューズブランド〈パープレッド(purpred)〉のレザー風レインブーツ。茜さんがつくるものは、着る人によって見え方が変わるような感じの服とか靴が多くて、どう自分らしく落とし込もうか考えながら身につけられるところが好きなんです。
\このブランドも気になる!/
関 マリアンナ @marianna_seki
モデルとしてブランドのルックやファッション誌を中心に活躍中。NewJeansと三つ編みがマイブーム。自宅で江戸時代の居酒屋料理を再現して晩酌するのが至福のひととき。