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ファッションラバーの心を奪う、インディペンデントなブランドたち。
ファッションラバーの心を奪う、インディペンデントなブランドたち。

Curiosity about Fashion.

ファッションラバーの心を奪う、インディペンデントなブランドたち。

2023.06.12

プラットフォームが多様化しているいま、ファッションブランドのあり方も自由に。
ディレクションから制作、販売までをも個人でやっちゃうような、
小規模だけれど素敵なブランドがたくさんあるはず。だからもっと知りたいですよね?
服を愛するファッション識者たちはどんなブランドをディグっているのか、
スタイルスナップから紐解いていきます。

Photo_Ryohei Hashimoto

 SELECTOR 01 

Yunn

Tomikonowigs × MARLAND BACKAS

ファンシーウィッグのTomiさんと、おもちゃのようなパーツを連ねてジュエリーをつくるマーランド、大好きな二人がコラボしたアクセサリーは髪の毛が大胆にインストールされているところがいちばんのお気に入りポイント。夏の軽やかな服装に、このゴツいシルバーのネックレスを合わせるバランス感がぜったいにかわいいなと思って購入しました。以前は癖のある服ばかり買い集めてとにかく足し算でコーディネートしていたんですが、最近は服は主張しすぎないものにして小物を主役に持ってくることが多くて。今日もこのネックレスを際立たせるために、デニムのサイズ感や質感のバランスを意識しつつ全体はシンプルにまとめてみました。

\このブランドも気になる!/

teg

〈Tomikonowig〉のヴィジュアルを撮影しているSayakaさんにおすすめしてもらって知りました。きれいに形成していないちょっと溶けたようなデザインに、自由さを感じて惹かれます。アクセサリーにもバッグにも登場する謎の生物も中毒性があって好き。

Sophia Khaled

お化けやリボンなどのモチーフの使い方と、カラーリングがメルヘンなところが好きで、インスタで偶然発見して以来ずっと気になっているブランドです。いまはちょっと大人な気分なので眺めてときめいてるだけですが、いつかまたこういうテイストの服が着たくなるんだろうな、と思っています。

Yunn @i_am_yunn

代官山にある「WHERE」でサロンワークをしながら、ヘアメイクとしても活躍中。キメすぎず程よく力の抜けたカットやカラーのセンスが人気。最近はデザインの振り切った服よりも着心地のいい服に手が伸びがち。

 SELECTOR 02 

Yoshiko Kurata

OJOS & Didu

背中のグラフィックと袖のテッキーなディテールがお気に入りのトップスは、韓国拠点の〈オホス(OJOS)〉のもの。メルカリで発掘した、上海とパリが拠点の〈ディ・ドゥ(Didu)〉のブラをレイヤードしました。組み合わせを楽しめるアイテムがもともと好きなので、普段からシンプルなコーディネートではなくレイヤードで考えることが多いです。スポーティな服をかわいらしく着たり、ラブリーなものをサイバーっぽく着たりするのが、大学時代にガーリー古着を買い漁っていたルーツとも合っていて自分らしいなと。

\このブランドも気になる!/

HYEIN SEO

BLACKPINKが「Kill This Love」のMVで着用し話題になった際は若手ブランドでしたが、着実に国内外から注目を集めて今や韓国を代表するブランドに。機能性のあるディテールと、アジアらしい適度な露出、麻などのヒッピー要素が特徴的です。韓国に旗艦店がオープンしたばかりなので、訪れた際はワークパンツやトータルアイテムをゲットする予定です。

VeniceW

デザイナーと共通の友人がいて、コロナ前にデザイナーが来日したタイミングで直接バッグを購入しました。当時は、アニメタッチの目がついたデザインの小物アイテムだけが展開されていましたが、いまはウェアの方まで拡大。三つ編みがついたゆるっとしたキャップや、ワンピースが欲しいです。

HATRA

2010年初期に秋葉原のオタクカルチャーとファッションをかけ合わせたイベントで知って以来、ずっと追いかけています。最近は3Dモデリングソフトを活用するブランドとしてCLO専門書の監修に携わっていたり、最新のコレクションのグラフィックデザインではAI生成を用いていたり、知らない世界を覗かせてくれるブランドです。

Yoshiko Kurata @yoshiko_kurata

アーティストコーディネーター、ファッションライター。サイバー、ガーリー、ヒッピーの要素をミックスしたスタイルが好き。仕事のリサーチも兼ねて、ロンドン「FASHION EAST」、上海「LABELHOOD」をはじめとする世界の若手支援プログラムはチェック。

 SELECTOR 03 

Mana Kogiso

Kodori

明治時代から続く京都の老舗履物匠「ない藤」から、洋装に合うようにつくられたライン〈コドリ(kodori)〉の下駄を履きました。東京でポップアップをしていたときに“おあつらえ”していただき、赤もゴールドも大好きなので一生大切にしようと決めた一足です。踵をはみ出すのが粋な履き方なんだそうで、重心が前になって姿勢が美しくなると気持ちも引き締まります。とにかく服が大好きで、いまは「身体を愛することって最高じゃん!」という気持ちがあるのでベージュのピタッとした服がマイブーム。赤とベージュで統一して足元のゴールドをより一層目立たせています。

\このブランドも気になる!/

GERMANIER

コレクションのためにパリに行ったときに展示会にお伺いして、デザイナーのケヴィンにも初めて会えちゃいました♡ 古いビーズやボトルなどの廃棄素材をアップサイクルするクリエイションはもちろんリスペクトしているんですが、ご本人の気取らないお人柄もやっぱり素敵で。日本にもこんなブランドが増えたらいいのにー! と思ってばかりです♡

onit

シンプルなテイストが得意なスタイリストの友達が、こだわりをいっぱい詰めこんで今季からローンチしたブランドです。どの服もさらりとしていて「さわってみて!」と思わず言いたくなっちゃうくらい。力の抜けたちょうどいいシルエットが大好きなんです! 自慢の友達のブランドだから、みんなに知ってもらいたい!

コギソマナ @kogisonofuku

“ご機嫌な服”を愛してやまないスタイリスト。日々インスタにアップされる、エネルギッシュで多幸感溢れるセルフスタイリングも人気。いま気になるのは「着てるの? 着てないの?」と思わせるようなアイテム。

 SELECTOR 04 

Takuma Fujiwara

Ans Dotsloevner

〈アンス・ドッツローヴナー(Ans Dotsloevner)〉はどのアイテムも、一見普通に見えて必ずどこかに不思議なアクセントがあるのが特徴のブランド。今日身につけているウェディングビスチェは白やピンクもあってどれも素敵なんですが、黒だとロマンティックになりすぎず毒っけも演出できるのが自分のスタイルに合う気がして選びました。ニットとパンツ、巻きスカートもダークトーンでまとめつつ、透け感や光沢の有無で変化を付けています。

\このブランドも気になる!/

Car Foranimal

ニットの色合わせが全部ツボなんですが、特にブルースリーのバラクラバとスターのバッグが欲しい! それぞれのアイテムに緩いポイントがあって、主張しすぎるわけではなくスタイリングに馴染むところが好き。しかも触り心地も最高なんです。

BIBLIOTHERK

シャツがスカートのようになっていたり、ボタンの付け方に特徴があったり、第一印象はきれいなシルエットだけどよく見るとどこかに必ず不思議な部分があるんです。襟に特徴のあるジャケットをセットアップで着たくて、秋冬に向けて狙っています。

Five year old

手縫感のあるステッチでかたどられた模様がかわいくて一目惚れしたブランドです。温かみのある模様がギンガムチェックとのコンビネーションで存在感を放つのがすごく好き。2023年秋冬シーズンのアイテムのなかではスカートが気になっていて、どれをゲットしようかずっと迷っています。

Takuma Fujiwara @taakkunnnn

4月からエドストロームオフィスでPRとして働きはじめた22歳。ピチっとしたサイズ感や透け感のある服が好きで、見つけたらとにかく一回試着してみる。タイのドラマにハマり中。

 SELECTOR 05 

Marianna Seki

723- seven two three- & Purpred

リボンに存在感があるバッグは〈セブン トゥー スリー(723- seven two three-)〉のもの。バッグのラブリーな雰囲気に合わせて、ベビーピンクのヴィンテージのコルセットを合わせました。可愛らしいアイテムをボロッとした古着と組み合わせるのが好きなので、今日のコーディネートもそういうバランスに。全体がラフになりすぎないように引き締めるのが〈アカネ ウツノミヤ(AKANE UTSUNOMIYA)〉のデザイナーである茜さんが立ち上げたシューズブランド〈パープレッド(purpred)〉のレザー風レインブーツ。茜さんがつくるものは、着る人によって見え方が変わるような感じの服とか靴が多くて、どう自分らしく落とし込もうか考えながら身につけられるところが好きなんです。

\このブランドも気になる!/

nicklas skovgaard

デイリースナップのスタイリングが好きで、一年半くらい追いかけているコペンハーゲンのブランドです。パンクとフェミニンをバラバラにしてくっつけ直したみたいな、綺麗なのに綺麗すぎないところがすぐにやみつきになりました。コペンハーゲンは家具みたいなお洋服を作るブランドが多い気がします。一体どんな街なのか気になる!

well

ブランドというよりは数人が関わって作るムーブメントのようなイメージ。編集やグラフィックを専門にしているデザイナーたちが運営しているからか、二次元から突然飛び出してきたようなお洋服ばかりで、大胆かつユニークでどこかちぐはぐなんです。今年は赤い紐に木製のビジューがついたパーカーをオーダーしました!

関 マリアンナ @marianna_seki

モデルとしてブランドのルックやファッション誌を中心に活躍中。NewJeansと三つ編みがマイブーム。自宅で江戸時代の居酒屋料理を再現して晩酌するのが至福のひととき。
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