Home of Classics
5人のクリエイターが選ぶアディダス オリジナルス。
〈アディダス オリジナルス(adidas Originals)〉による「Home of Classics」コレクションでは、
登場してから時間が経っても決して色褪せることのないSUPERSTAR、
FORUMなどのクラシックスニーカーが勢ぞろいしています。
今回はそんなコレクションをフィーチャーしながら、
いま再び注目をあつめている場所、東京の伝統が息づく下町エリアを舞台に、
5名のクリエイターたちをスナップ!
彼女たちの“ホームグラウンドや“クラシックスニーカー”にまつわるインタビューもお届けします。
Photo_Yasu
Styling_Maiko Shibukawa :Nishina
Hair&Make Up_Moeka Kanehara :Nishina / Tsugumi
Text_Yuichiro Tsuji
Yuna Yabe
DJ, YouTuber
shoes / SUPERSTAR
いろんな着こなしになじむのは、シンプルでクラシックだから。
- ー矢部さんはスニーカーが好きそうなイメージがあります。
- 矢部:本当ですか? 全然くわしくはないんですけど、「SUPERSTAR」は知ってました。このモデルの真っ白いやつを中学校のときに履いていて、学校へ行くときもそれだったんですよ。靴は自由だったので。友達も〈アディダス オリジナルス〉のスニーカーを履いている子たちが多かったですね。
- ー今日コーディネートに選んだ「SUPERSTAR」はどうでした?
- 矢部:履き心地が柔らかくて、すごくいい感じ。しっかりとボリュームがあるから、存在感も強いですよね。あと、なによりデザインがシンプルですごく魅力的。いままでは自分をどう飾ろうとか、ちょっと背伸びするような気持ちが強かったんですけど、大人になるにつれてシンプルでいたいと思うようになってきて。だからこういうクラシックなスニーカーを履くと、そういう気持ちがより一層強くなりますね。シンプルだからこそ、自分自身が引き立つような気がします。
- ーコーディネートはどんなことを考えましたか?
- 矢部:普段は古着を着ることが多いけど、今日はあえていつもとは雰囲気を変えてみました。「SUPERSTAR」って、古着に合わせるとラフなムードになるし、今回みたいなモノトーンでコーディネートするとシックにも見えて、そうやっていろんな着こなしになじむのも、シンプルなクラシックスニーカーだからこそなのかなって思いました。
- ー日本橋兜町の建物や街の雰囲気や、印象はどうでしたか?
- 矢部:私、建築とかインテリアを見るのが好きなんです。部屋を探してないのに賃貸物件をずっと眺めたりしながら、「こんな家具が合うかな」っていろいろ空想したりしてて(笑)。今日撮影したK5もたくさんのインスピレーションが浮かんで、いろんなことを考えましたね。とにかく建物も内装もすっごくかっこよかったです!
- ー矢部さんにとって、“Home of Classics”とは、どんなことですか?
- 矢部:私はとにかく明るくいたいんです。でもそれって自分ひとりだけじゃ実現できなくて、誰かと他愛もない話をしていたりとか、好きな曲を聴いていたりする瞬間にそれを感じるんです。だから私にとっての“ホームグラウンド”は、やっぱり友達と音楽ですね。
矢部ユウナ
静岡県出身。雑誌のオーディションでグランプリを獲得しモデルデビュー。2017年にDJとして活動をはじめ、音楽フェスやクラブイベントやパーティに出演。動画編集なども得意とし、ファッション・音楽を中心に同世代への影響力も高い。Dan
Digital Creator, Art Director
shoes / CAMPUS 00s
とにかく柔らかくて履きやすく、デザインも気に入ってます。
- ー今日コーディネートに選んだ「CAMPUS 00s」はいかがでしたか?
- Dan:ブラックに薄ピンクのラインが入った「CAMPUS 00s」だったんですけど、どんなときでも履けそうだなって思いました。とくに気入ったのは真ん中にあるシルバーのロゴ。太陽の光が当たったときにキラキラって輝いてて、それがめちゃくちゃかわいかったですね。
- ー履き心地はどうでした?
- Dan:〈アディダス オリジナルス〉のスニーカーってどれも履きやすいんですけど、私が履いたのはその中でもとくに柔らかさが印象に残りましたね。今回の撮影でスキップしたり、ジャンプしたり、アクティブな動きをいろいろしたんですけど、すごく動きやすくて、足を守ってくれている感じがしました。私、結構靴ズレしやすいんですけど、それがまったくなかったのもうれしいですね。とにかく柔らかいです!
- ー普段から〈アディダス オリジナルス〉が好きだって、撮影のときに話してましたよね。
- Dan:本当に好きなんです。いままでスポーツブランドの服って着てこなかったんですけど、去年の夏くらいからなんだか気になりはじめて。夏って汗をかくから、通気性がよく着心地のよい服を着てみようと思ってチャレンジしてみたんですよ。そしたら案の定、すごくよくて。しかも〈アディダス オリジナルス〉ってデザインもすごくファッショナブルだから、着ていてラクだし、おしゃれもできるし、めっちゃええやんって。それから頻繁にチェックするようになりましたね。
- ーCAMPUS 00sは「Home of Classics」キャンペーンでフィーチャーされています。この言葉からDanさんが連想するものって、どんなことですか?
- Dan:もともと古い映画が好きで、いま映像やデザインの仕事をしているんですけど、やっぱりアナログなものにすごく惹かれるんです。デザインでも3D系の作品をつくったりしたんですけど、どうしても紙を印刷して切ったり貼ったりしながら表現するほうが自分的にしっくりきて。そうゆう古いもの、クラシックなものがやっぱり私は好きなんだなって思いますね。
- ー今日撮影した浅草も東京のクラシックな場所ですが、Danさんはここに思い出があるそうですね。
- Dan:高校生の頃に大阪に住んでいたんですけど、母と弾丸旅行で東京に来て、浅草にも行ったんです。それがはじめての浅草で、地方からきた私にとってはすべてが新鮮だったんですね。いまは東京を拠点にいろんな活動をしていますけど、今回こうやって大好きなブランドとお仕事ができて、東京がホームグラウンドになっていくのは、すごく感慨深いというか、胸にくるものがありますね。お母さんに報告しなきゃ(笑)。
Dan
デジタルクリエイター兼アートディレクター。現在はクリエイティブ・クルーの「bala」に所属しながら、さまざまな表現をおこなっている。Nishina
ミュージシャン
shoes / CAMPUS 00s
身長が高く見えるから、ソールが厚めなのがうれしい。
- ーにしなさんは東京出身ということですが、日本橋に来ることはありますか?
- にしな:なかなか来ないですね。日本橋って建物が雰囲気あるし、街のムードもなんか他の場所とちょっとちがう感じがします。撮影中も、「日本なんだけど、ニューヨークみたいだね」って話してましたね。それに緑もあって、いろんな要素が融合しているなって感じました。
- ー曲をつくるときに、こうした街の景色やムードからインスピレーションを得ることはあるんですか?
- にしな:私は視覚的な情報から歌詞を書き始めることが多いんです。たとえば日本橋だったら緑が生い茂っていて風で揺れているとか、歩いている人の服装だったりとか、そういうところから膨らませて自分の感情を混ぜながらつくってます。
- ー〈アディダス オリジナルス〉というブランドに対してはどんなイメージがありますか?
- にしな:学生のときの体操着が〈アディダス〉のジャージで、それがすごく気に入ってて、いまでも着ています。動きやすくて着心地がいいのはもちろんなんですけど、ファッションアイテムとしても着られるところが魅力的ですよね。私は普段移動することが多いから、着ていて心地よくて、なおかつかわいい服っていうのがすごく重要で、そういう意味でも〈アディダス オリジナルス〉の服は自分にぴったりだなって思います。
- ー今回コーディネートで選んだスニーカー「CAMPUS 00s」はいかがでしたか?
- にしな:パッと見たときにシュータンの部分にあるロゴが目に入って、これがすごくかわいくていいなって思いました。シューレースも幅が広くてボリューミーなところもいいし、よく見ると薄ピンクと薄紫で編まれているところにもさりげなくて惹かれます。あと、ソールが厚めなのもすごくうれしい。私は身長が高くないので、こういう部分が結構重要だったりするんです。
- ー今回のコレクションの「Home of Classics」という言葉から、にしなさんはどんなことを思い浮かべますか?
- にしな:いま好きな仕事をさせてもらっていて、すごく楽しい時間が多いんですけど、ふとしたときに「なんでやってるんだろう?」って思うときがあるんです。そういうときは原点回帰するように心がけてますね。大好きなライブハウスに行ってライブを見たりしながら、やっぱり音楽っていいなって自分の感情を高めたりしているんです。そうゆう“ホームグラウンド”があるっていうのは、本当に幸せなことだし、これから先もまたそうした場所に戻っていくんだろうなって思います。
にしな
新時代、天性の歌声と共に現れた新星、「にしな」。やさしくも儚く、中毒性のある声。どこか懐かしく、微睡む様に心地よいメロディーライン。無邪気にはしゃぎながら、繊細に紡がれる言葉のセンス。穏やかでありながら、内に潜んだ狂気を感じさせる彼女の音楽は、聴く人々を徹底的に魅了する。Spotifyがその年に注目する次世代アーティスト応援プログラム「RADAR:Early Noise」に選出。ゆっくりとマイペースにリスナーを虜にしてきた彼女の声と音楽が、静かに、そして、より積極的に世の中へと出会いを求めに動き出す。最重要ニューカマー、「儚さと狂気」を内包する才能が、ここに現る。Tsugumi
Model, Actor
shoes / FORUM LOW
着こなしを考えるのが楽しくなるクラシックスニーカー。
- ーモデルとして、どんなことを考えながら撮影に臨んでますか?
- つぐみ:そのときの撮影のテーマを考えたり、ムードに合わせて自分の世界観をつくるようにしています。たとえば今回は橋での撮影で風が気持ちよかったから、ちょっと開放的な気分になりましたね。私は鉄骨がすごい好きなんです(笑)。そうゆう建物の写真集も持ってたりして。だからきれいな鉄骨を見るとテンションが上がります。今日撮影した橋もクリーム色でかわいかったですね。
- ーコーディネートもそうした開放的なムードとマッチしてます。
- つぐみ:春だし、服も明るい雰囲気のものを選んできたんです。このスニーカー「FORUM LOW」も真っ白だから、それに合うかなって。
- ー履いてもらったのは「FORUM LOW」ですが、どうでしたか?
- つぐみ:真っ白いカラーリングがすごく潔くて好きです。私は服も全身白でコーディネートするときがあって、そうゆうときも絶対合うじゃないですか。デザインもすごくシンプルだし、いろんなスタイリングに合いそう。着こなしを考えるのが楽しくなるスニーカーだなと思いますね。
- ー〈アディダス オリジナルス〉というブランドに対しては、どんなイメージがありますか?
- つぐみ:たくさんの人に愛されるブランドだなって思いますね。スポーツという枠に留まらないで、ファッションとか、日常とか、たくさん人のライフスタイルに寄り添っている印象です。だから、いろんな場所で着たり、履けるアイテムがたくさんあるなぁって。
- ー東京のクラシックな場所、下町には普段来ることはありますか?
- つぐみ:たまにご飯を食べに来たりします。繁華街とは違って静かだし、落ち着いた人も多いような気がして、周りのことを気にしてないというか。だから気楽にいられるのがいいですね。リラックスできます。
- ーつぐみさんが「Home of Classics」という言葉から思い浮かぶことを教えてください。
- つぐみ:モデルや女優として活動をしているなかでいろんな衣装を着させてもらって、私自身の趣味も変わっていったんですけど、最近はもともと好きだったヴィンテージに原点回帰しているんです。やっぱりクラシックな服や靴が私は好きで、今日も古着を着ていますけど、自分らしくいられるような気がするんです。古着って同じものがないから人とかぶることがないし、お店に行って好きなものを探すのも楽しいし、そうゆう行動を通して自分の好みが再発見できたりするのが楽しい。〈アディダス オリジナルス〉のスニーカーも古着との相性がいいから、クラシックだなぁって思いますね。
つぐみ
幼少期から表現することに憧れを抱き、高校生の頃にモデルとしてデビュー。雑誌や広告、ファッションショーなどで活躍。一方で女優としても活動しており、MVやCMにも出演。さらに2022年には、映画『ミラキュラスウィークエンド・エセ』にも出演を果たした。Saeka Shimada
Photographer
shoes / CAMPUS 00s
変わらずに進化しつづけるものはかっこいい。
- ー〈アディダス オリジナルス〉の「CAMPUS 00s」は、いかがでしたか?
- 島田:「CAMPUS」をベースにした新しいモデルだと知って、長く愛され続けているのもには、その価値や意味が深くあるんだなあと感じました。「CAMPUS 00s」のように、変わらないところもあるけど進化しつづけるものってかっこいいし、私もそうなりたいなって履いていてしみじみ思いましたね。
- ーワンピースを合わせたコーディネートもすごく印象的です。
- 島田:普段からかわいいワンピースに、クラシックなスニーカーを合わせるのが大好きなんです。そのコントラストがいいなって。ワンピースも珍しい色味が個性的でお気に入りのアイテムです。
- ー〈アディダス オリジナルス〉というブランドに対して、どんなイメージがありますか?
- 島田:私が衝撃を受けた写真集のひとつでグレン・E・フリードマンの『My Rules』という作品があります。その印象がやっぱり大きいですね。Run DMCやビースティ・ボーイズが〈アディダス〉のアイテムをまとった写真が掲載されていて、それがとにかくクールで、いまだに心のなかに残っているんです。あの作品はまさにクラシックだなと思います。あと、高校生のとき、ヴィンテージの〈アディダス〉のTシャツを買いたかったけど、高くて買えなかったのもいい思い出ですね(笑)。
- ー島田さん自身も写真家として活動していますが、そのなかで大事にしていることはありますか?
- 島田:人間本来の喜びを感じれるよう自分の感性を整えておくことですね。そして、自分が撮る写真やファッションなど、表現することにストリートの要素を取り入れること。今回のコーディネートもそれを表現しました。
- ー今回は馬喰横山という東京の下町エリアで撮影をしました。こうした場所から感じることはありますか?
- 島田:これまでなかなか下町や東京のローカルを知る機会がなかったんです。だけど、東京に来て下町出身の友達ができて、すこしづつだけど足を伸ばしてこうしたエリアで遊ぶことが増えてきました。それで街のことや、おもしろいお店を教えてもらっています。最近は銀座や皇居の周りを散歩したり、ローカルなお店にご飯を食べに行って、銭湯に入ったりもしてますね。もっともっと東京のクラシックである下町文化を知って、写真も撮りたいなって思ってます。
島田彩枝加
1993年生まれ、熊本県玉名市出身。音楽に影響を受け、19歳ときに写真と出会う。上京後はDroptokyoのフォトグラファーとして、ストリートやクラブといったフィールドを中心に多岐に渡る撮影に参加。2019年に渡米し、帰国後はフリーランスとしてアーティスト写真や女性誌を中心としたファッション写真などを多く手がける。2020年10月には、LA滞在時の写真や帰国直後に撮り下ろした写真を展示した初の個展を開催。現在もライフワークとして、自然や人といった被写体を独自の視点で切り取った作品を発表している。INFORMATION
【取扱店舗一覧】
アディダス直営店・オンラインショップ、並びにGRAND STAGE GINZAをはじめ全国のABC-MARTで取り扱い中(※一部対象外店舗有り)