ニュースクールと私のやり方。
THIS IS OFF THE WALL.
ニュースクールと私のやり方。
2023.08.11
ストリートで大きな注目を集めている〈ヴァンズ〉の「KNU SKOOL」は、
ブランドの原点にして完成形ともいえる「OLD SKOOL」をベースに、
90年代のスケートシューズを彷彿とさせるディテールを詰め込んだ復刻モデル。
常に新たな可能性を追求する〈ヴァンズ〉のマインドと、
それぞれの生き方で躍動する4人の女の子がシンクロする。
Photo_Ryohei Ambo
Styling_Kotomi Shibahara for Yui Narumi
Hair&Make Up_Yuko Aika (W) for Yui Narumi
Edit_Kenichiro Tatewaki
YUI NARUMI
ACTRESS
- −女優を目指したのはいつですか?
- 私が小学生のときに放送されていた「のだめカンタービレ」に出演していた上野樹里さんが上野樹里さんとしてインタビューを受けているのを見て、“上野さん=のだめ”ではないことに衝撃を受けて(笑)。それで俳優は何にでもなれる職業なのだと知り、自分の夢になりました。
- −演技を続ける原動力は何ですか?
- 小さい頃からの憧れだと思います。俳優なんて雲の上の世界だと勝手に決めつけて、チャンスはあったかもしれないのに踏み出せず、気付けば高校卒業…。でも大学で舞台芸術学科に入って目指したい世界が見えて、エキストラとして出演した『ちはやふる』の撮影現場で同世代の女優さんと直に関わって確信に変わり、大学を辞めて上京して養成所でお芝居の勉強を始めたんです。物事を判断するのに時間がかかるタイプだったのですが、大学退学がターニングポイントとなり、「どんな決断をしてもそんなにネガティブになることはない」と思えるようになりました。
- −表現する上でいちばん大切にしていることは?
- 意識できるようになったのは最近なんですけど、脱力すること。準備してきたものは自信として内に留めて、スタートがかかったときはニュートラルな状態にして臨むんです。そうすることで心と台詞が繋がって演技をしている感覚が無くなりますし、実際に力を抜いてお芝居したときに評価してもらえることが多くて。いまだに意識しないと力が入ってしまうので、同時に課題でもあるんですけど。
- −理想の女優像は?
- 昔から誰かを喜ばせることが好きだったし常にそれが根底にあるので、私のお芝居、出演した作品を見てくれる人の希望になれればうれしいです。
鳴海 唯
1998年生まれ、兵庫県出身。NHK連続テレビ小説「なつぞら」に出演し注目を集め、多数の映画やドラマ、CM、ミュージックビデオに出演。8月17日には、写真家の川島小鳥が撮影した1st写真集が発売予定。NHK大河ドラマ「どうする家康」に、戦国最強武将のひとり、本多忠勝の娘・稲役で出演が決定している。SINCERE
SINGER SONGWRITER
- −シンガーソングライターを目指したのはいつですか?
- 小さい頃に両親が車で流していたプリンスやアレステッド・ディベロップメントをきっかけに音楽にハマりました。彼らの曲をよく口パクで歌っていて、いつかこれを仕事にできたらいいなと常に思っていましたね。
- −音楽を続ける原動力は何ですか?
- 良いこと悪いこと関係なく、何もかもを昇華できること。日々の出来事や感じたことを曲にしているのですが、音楽をやっている中で心が折れそうになっても最後は音楽に頼って救われるというか。それが次の曲を作る糧になって、また新しいサイクルに繋がるんです。
- −表現する上でいちばん大切にしていることは?
- ルーツとなった音楽にたまに戻ること、自分の心理を曲げないこと。これまで曲作りをする上でいろんな意見を聞くことによって迷子になってしまうことがあったんです。でも、私なりの正解を信じることで捨てていいところもはっきりと見えてくるようになり、後悔がない選択ができるようになってきた気がしますね。受け入れる心を持ちながらも、常に自分の中の真実に従うことで、私らしいサウンドが音楽にも現れてるといいなと思います。
- −理想のシンガーソングライター像は?
- 自分のために歌うのではなく、歌っている時に自分ではない誰かになれるシンガー。私の曲を聴いてくれるみなさんの拠り所になれたらうれしいです。
シンシア
1997年生まれ、兵庫県出身。2021年に本格的に活動をスタート。精力的にリリースを続け、新人ながらSpotifyのプレイリスト“Soul Music Japan”のカバーに選出されるなど、注目を集める。7月12日には『メルカリ10周年 7月度キャンペーンCMソング』のために書き下ろした楽曲「Our Way」をリリース。KOTORI
DANCER
- −ダンサーを目指したのはいつですか?
- 5歳の頃に始めました。まだ小さかったから自分の意思なのかは定かではないけど、音楽に合わせて身体を動かすのが好きで、小学生のときに将来の夢に“ダンスの先生”と書いたのは覚えています。中学3年生になってダンスを教える機会ができて、自分にも影響力があるという自覚が芽生えてから、職業としてダンサーを目指すようになりました。
- −ダンスを続ける原動力は何ですか?
- ダンスでみんなと繋がっているから。一時期はダンスに夢中になりすぎて、バトルとかコンテストの勝敗ばかり気にしていた時期があったんです。それがあるからいまがあるんですけど、DJタイムでみんなと自由に踊る時間がすごく楽しくて。ダンスというコミュニケーションを通して普段関われない人とも仲良くなれたし、ライバルであり良き友と思える存在もたくさんできました。
- −表現する上でいちばん大切にしていることは?
- 自由。好きなときに好きなダンスをしているありのままの瞬間がいちばん居心地がいいんだと、最近改めて感じています。
- −理想のダンサー像は?
- 自分の個性やライフスタイルが滲み出るようなかっこいいダンサー。たとえ好きなジャンルじゃなくても、自分の意思が強い人はそれがダンスに現れると思うので。あとは、ダンスが盛んではない場所に、ダンスの魅力を伝えられる存在になりたいです。私も富山県出身で、みんなとセッションできる東京や大阪がすごくうらやましかったんですよね。実際に会いに行って伝えることができる機会も増えてきているので、自発的に動くことでダンスの輪を広げたいです。
コトリ
2001年生まれ、富山県出身。幼少期より富山を拠点に活動し、Dance@LiveやWDCなどさまざまな大会で結果を残し、18歳で上京。Dリーグのサイバーエージェント レジットとして3年間活動した後、映像クリエイティブクルーBelish clubに所属。ダンサー、モデルとして活躍中。MAYU KITAZAWA
MODEL
- −モデルを目指したのはいつですか?
- 昔から雑誌が好きで、物心ついたときからモデルになりたくて。当時いちばん読んでいた「ポップティーン」が専属モデルを募集していて、14歳のころにオーディションに応募してグランプリを受賞したことをきっかけにモデル業をスタートしました。
- −モデル業を続ける原動力は何ですか?
- 理想の自分を追求したいという気持ちを常に持っています。もちろんひとりで撮影ができるわけではないんですけど、私の場合フォーカスしているのは常に自分なんですよ。だから自分が納得できる撮影をしたい。外からの情報や意見に従うのではなく、私の理想像を形にしたいんです。
- −表現する上でいちばん大切にしていることは?
- 自分を出すこと。これまでのキャリアでうまくいかないことがあっても、「自分を持っているのがいちばんかっこいいでしょ!」っていう謎の自信がずっとあって(笑)。いまは私の好きなものが発信できているし、その方が周りも興味を持ってくれることを実感しています。
- −理想のモデル像は?
- 活躍されているモデルの方って、誰しもが自分をちゃんと持っているじゃないですか?服をきれいに着こなすことも大切ですが、美の形はさまざまなので、私が着ることに意味があると思ってもらえるようなモデルになりたいです。
北澤舞悠
1999年生まれ、愛知県出身。TOMORRWO TOKYO所属。15歳の時に参加したPopteen専属モデルオーディションでグランプリを獲得し、モデル活動をスタート。その後「JELLY」で活躍し、現在に至る。