いまでこそ私たちのなかで当たり前の存在となった「PARCO」。1970年代の幕開けとともに登場した当時は、いち商業施設という枠を超えてものすごい社会現象になったようで。

その盛り上がりに一役買っていたのが、立ち上げ当初から広告制作に関わっていたイラストレーターの山口はるみ、そして彼女が描いた“HARUMI GALS”だったことはご存知でしょうか？ 誌面から飛び出さんばかりの、強く明るく、しなやかなHARUMI GALSのエネルギーが、新しい生き方を志向する当時の女性たちを元気づけたのです。

そんな山口はるみ自身の発案により、グラフィックアーティスト／アートディレクターのYOSHIROTTENをコラボレーターとして迎えた夏限定の展覧会『Harumi’s Summer』が現在開催中！

エアブラシによる代表作をはじめ、多彩な表現技法を採用したPARCO“のように”シリーズや、『吉屋信子伝』に入る美しい挿絵、JRAのために描いた優雅な馬たちなどの傑作の数々を、YOSHIROTTEN独自の視点で空間のなかに再構築されています。もちろん、HARUMI GALSの姿も。

広告という役割を終えた今日でも色褪せることのない作品と新世代のクリエイティブとのセッションを体感できるのは、8月25日（土）まで！