次なる「LE LABO ON WHEELS」は岡山。実際に訪れて(前入り&延泊して)伝えたいローカルの魅力、そのままレポート。

2026.3.30

2024年にスタートした、〈LE LABO(ル ラボ)〉の店舗をそのまま詰め込んだ移動式トラック「LE LABO ON WHEELS(ル ラボ オン ウィールズ)」。

その醍醐味は、まわりを囲む自然とカルチャーゆえ、この地だからこそ得られる五感を研ぎ澄ませて、そうして入ってくる香りをピュアに楽しめることにあります。(実際に、同じ香りでも都会で香るのと、山のなかで香るのとでは全く異なる感覚に毎度驚かされる!)


海間近の七里ヶ浜に、雪降るニセコ、そして昨年は新緑の軽井沢と続いたこのポップアップ、今回吟味を重ねて選んだ停車地は岡山!

編集担当個人的には、瀬戸内海を超えて四国は訪れたことがあるのに、まだ知らぬ地……。
今回も実際に足を運ばせていただきました。


新幹線を降りて、あいにくの曇天スタート。「岡電」の愛称で親しまれる、市民の生活動線、路面電車があちこちに。

出張における前入り&延泊は大好物。

だって普段行けないようなロケーション、ある種未開の地で仕事を前に挑むドキドキ、そして仕事を終えてフリーになる開放感ったらたまりません。

あとはその地のものを食べること。見ること。つまりその地の空気を肌で感じて、委ねること。

そうして感じた、知らなかった岡山の魅力……。
〈LE LABO〉が停車地として選んだのには理由があったんです。

もちろん大阪や京都、瀬戸内海の島々もいい。けど知らないのはもったいない岡山のよさ。
出張(当然前入り&延泊!)に詰め込んだ、編集部のリアル体験記として(iPhoneカメラにて)お送りします。


駅から歩いて数分。小雨をしのぎたく入ったのは雑居ビルの2F、水色のエレベータを登った先にある純喫茶「ダンケ」。


薄暗い店内に、ふかふかな緑色のソファ。緩やかなジャズと、店主のおばあちゃんと常連さんとの日常会話をbgmに、しばらくぼうっと過ごす。オレンジジュース ¥500

宿をとったのは、岡山県倉敷市に位置する「水島」というエリア。

岡山駅から私営の「水島臨海鉄道」で40〜50分ほど。


朱赤の車体はむかし国鉄で使われていた旧型車両をリユースしているのだそう。(現役のディーゼルカー!ワクワク……)

明日も乗れることを楽しみに。
宿にて爆睡を遂げて翌朝。

さて出張の目的「LE LABO ON WHEELS」トラックの停車地へ。

岡山市は日本三名園のひとつ、「後楽園」裏にある川沿いの桜並木へと向かいます。

道中で「LE LABO ON WHEELS」ポスターを発見!


トラックの停車地からほど近く、親和性のありそうな街なかの壁で歓迎するウォールアート。貼られているのは3か所。

岡山市は、街のあちこちにクラフツマンシップやアートを感じられる場所。
市内を充てなく歩きながら探してみるのも面白いかも。

柔らかい風が吹く、なんてうららかな日和。

旭川をまたぐ橋を渡って、開花したばかりの桜、薄いピンクがちらほらと色づく川沿いにトラックが見えます。


桜の名所として知られるこの河川敷。もちろん満開の景色も見たいけれど、少しずつ色づきながら開いていく様子も眺めていたい。

毎度面白いなあと思うのが、事前告知をほぼしないこと。
そして25日間限定なところも、さすがは“オン ウィールズ”。



まるでブティックがそのまま移動してきたかのような車内。デニムの名産地、岡山ということで、デニムトートの販売も。

やはり特筆すべきは車内に枠取られた大きな窓から見える景色。

重厚な窓枠で切り取られたそこでしか観られない美しい景観とともに、香りと向き合うことができます。

そして、毎回停車地の環境によって香りが大きく異なるところがこの移動式ポップアップの醍醐味。


まずは個人的に7〜8年愛用しているオードパルファム「ANOTHER 13」と「AMBRETTE 9」を試香してみます。

半日以上外にいたこの日、トラックに足を踏み入れると、いつもよりみずみずしくクリアに感じられる香りに驚きました。

山が近く、空高く、ひらけた岡山のまちの澄んだ空気がそうさせる。

「ANOTHER 13」と「AMBRETTE 9」は、実際に毎日使用しているから特にその違いがはっきりと。
どちらもいつもよりも純度高く、深く。まろやかで、まあるく感じられました。

実は構成する香りの近しい両者。
キンと都会的なエッジが潜む「ANOTHER 13」、フレッシュな洋梨のようにフルーティな優しさで包む「AMBRETTE 9」。

どちらも好きな香り、その上で異なる特性(持続性や衣服につけた時ののこり方など)を自分なりに知って日々使い分けているつもりだったので、また新たな一面を感じることができたのはとても新鮮でした。


オードパルファムはもちろんのこと、バスアイテムやボディ&スキンケアアイテムも豊富に揃うので旅先での気分に合わせて選んでみるのも楽しそう。

5種の香りが小さなボトルに1.5mlずつ入ったディスカバリーセットもおすすめ。
旅程と気分次第で、旅のおともを探しながらお試し、なんてのも良さそうです。


もらった「ANOTHER 13」と「AMBRETTE 9」、そして直近デビューした「VIOLETTE 30」のムエットを、トラックの目の前の河川敷にて再び香ってみました。

川と、土とが近い場所だと、また違って感じられる。

ぽかぽかと春の日差しが降り注ぐなか、五感を研ぎ澄ます幸せ。
またとない贅沢な時間を過ごすことができました。(このあと数十分昼寝してしまった……至福!)

さて、旭川を渡った向こうには、ずっと訪れてみたかった岡山後楽園
もちろん行かない手はありません。

なんと庭園内は飲食可。抜かりなく満喫したく……
近くのベーカリー「PUBLIC BAKERY」にてコーヒーと、パンをふたつ。


寒さを超えて春を迎え始めたばかりの庭園。まだ枯れた芝生、冬を謳歌した椿がほころぶ様子も美しい。

せっかくなので、甘いのと、しょっぱいの。
一番人気の「ショコラ」¥302と「田舎風パテのサンドイッチ」¥725。

……あれ、ワインが飲みたい。


江戸時代初期に岡山藩主、池田綱政によって造営された、元禄文化を代表する名庭園。

中央には丘があり、庭園全体を見下ろすことができます。

池と、緑と、小道と。

14万4000平方メートルの広大な敷地に、均整の取れたまさに風光明媚な景色が広がる。
ゆったりと散歩しながら、何度深呼吸したことか。


武家屋敷のたたずまいをあらわすべく再建築された鶴鳴館(かくめいかん)。この日は何か催し物があったよう。深い色の木調を背景に、着物の彩りがちらちらと忙しく動く様子に春を感じました。

贅沢な庭園散歩を満喫したあとは岡山市内をふらり。

そういえば、と外観のグラフィックが気になっていたミニシネマ「シネマ·クレール丸の内」の上映スケジュールを確認すると、ちょうど観たかった作品が10分後! ……ダッシュ!


1994年創業の独立系シアター。コンクリート打ちっぱなしのモダンな外壁にはユニークなグラフィック。

ミニシアターのあるまち、岡山。

映画館を出ると、よく晴れたこの日の夕焼けが降りていく。
街全体が青く染まるブルーモーメント。

ちょっとセンチメンタル。

映画の余韻に浸りながら向かった先は、「LE LABO ON WHEELS」ローンチイベント。


およそ100年の歴史をもつ建物を利活用したスモールホテル「C&C」。トラックから徒歩5分程度。DJデュオ「WASP」の心地よい音選び、リズムに身を任せながら。

場所は後楽園から橋を渡ってすぐの文化複合施設「C&C」。

様々なクリエイターが仮暮らしをしていたり、ギャラリーではたびたび展示が行われていたり。

オープンしてちょうど1年、岡山の文化的な側面、芸術的なポテンシャルをグッと高めてきたこの場所でのイベントは、地方と香りとの魅力を再発見する「ル ラボ オン ウィールズ」らしい。


美味すぎたケータリングメニュー、左上から時計まわりに、「キノコとコリアンダー、コウタイサイのタルト」、「無花果と粒餡のパイ包み」「海苔と菜の花、にんじん、香辛大根の生春巻」「春菊のアランチーニ、豆腐クリームと陳腐塩」。くぅ……

ドリンクは流しのワインバー「gubigubi」。
ケータリングは城崎温泉の人気ビストロ「OFF」がもてなしてくれました。

……まずは泡から!

初めて会った人とも自然と会話が生まれ、まさかの繋がりがあったりと。

岡山の地に吹いている、未だ知らなかったカルチャーの波を感じながら、食事とワインのペアリングの妙が幸せに拍車をかける。
とてもいい時間でした。

土地やひと、クリエーションのバックボーンやカルチャーを大切にする〈ルラボ〉が岡山を停車地として選んだ理由。

芸術と自然とがさまざまに交差して、形成されていくローカルならではの空気感には、癒しだけでなく期待も感じました。

翌日の延泊でもローカルないい出会いがあったのですが、それはまたどこかで。

地方出張の魅力は尽きません!

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ル ラボ オン ウィールズ 岡山
住所: 岡山県岡山市中区浜2-2-38
期間: 3月27日(金)〜4月20日(月)
営業時間: 11:00~20:00
決済方法: Suica、PASMO、iD、nanaco、WAON、楽天Edy(交通系電子マネー)、PayPay、d払い、au PAY、メルペイ(QR決済)、Master card、VISA、JCB、AMEX、銀聯(クレジットカード)

ル ラボ お客様相談室
電話:0570-003-770
lelabofragrances.jp

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