Rescue me!!
ズボラガール救出コスメ。〈後編〉
きちんとしたメイク感は欲しいし、かわいく見られたいけど…面倒くさい。忙しい朝は時間もない。
なんだかんだ理由をつけて日々手抜きメイクでごまかしている世のズボラガールを救うべく、
ヘアメイクの村上綾さんが立ち上がってくれました!
誰でも簡単に使えて手抜きに見えない優秀コスメをレコメンド。
後編では、いつものメイクにプラスするだけでいまっぽくなる
”ちょい足しアイテム”を5つのポイントごとに紹介します。
Point 01
明るい色を使うとなると変に考えすぎて、結局使うのが面倒になり無難な色に落ち着いてしまうズボラちゃん。
ラクしてカラーメイクを楽しみたいのならマスカラの色を変えるべし!
好みの1本を見つけて。
「いろんなブランドからたくさん出ていますが、どんなふうに見せたいかによって選ぶ1本は変わってきます。遊び心のある明るいメイクを楽しみたいなら見た目通りに発色する〈アナ スイ〉のブルーと〈ディオール〉のピンクがおすすめ。下まつ毛や上まつ毛の目尻だけなど、上下全体に塗らないほうがさりげなくておしゃれに見えます。もう少し大人っぽく洗練された印象にしてくれるのが、〈イヴ・サンローラン〉のゴールドと〈セルヴォーク〉のグリーンブルー。〈シュウ ウエムラ〉はまつ毛だけでなく、眉にも塗ることができるようにブラシが工夫されてるのが嬉しいですね」
(上から時計回りに)〈shu uemura〉ブロー アンリミテッド クラッシュドオレンジ ¥3,400+TAX(シュウ ウエムラ 03-6911-8560)、〈ANNA SUI〉カラー マスカラ 100 ¥2,500+TAX(アナ スイ コスメティックス 0120-735-559)、〈YVES SAINT LAURENT〉マスカラ ヴィニルクチュール 8 ¥4,400+TAX(イヴ・サンローラン・ボーテ 03-6911-8563)、〈Dior〉マスカラ ディオール ショウ パンプ&ボリューム 840 ¥4,200+TAX(パルファン・クリスチャン・ディオール 03-3239-0618)※7月6日(金)より限定販売、〈Celvoke〉インラプチュア ラッシュ 02 ¥3,800(セルヴォーク 03-3261-2892)Point 02
アイシャドウを何色も使うのが面倒なズボラちゃんは単色使いでOK。
そのかわりに今夏はラメやグリッターが入っているものを選んでみて!
指でさっと簡単に。
「目元のカラーはグラデーションにしなきゃ! と面倒なのに無理して何色も使っている人が多いのでは? でも、実はシンプルに単色で仕上げるほうがいまっぽいんですよね。淡い色なら使いやすいだけでなく透明感も出るのでおすすめです。パールやラメがたっぷり入った〈ジル スチュアート〉と〈ジョルジオ アルマーニ〉はまぶたに指でさっと伸ばすだけでOK。どちらも潤いとツヤが持続するのがいい! 〈ナーズ〉のペンシルはどこにでも使えるから1本あると重宝します。個人的には下まぶたに塗るのが好き」
(左から)〈JILL STUART BEAUTY〉ジェリー アイカラー 07 ¥2,200+TAX(ジル スチュアート ビューティ 0120-878-652)、〈NARS〉マルチユース ハイライティングペンシル ¥3,400+TAX(ナーズ ジャパン 0120-356-686)、〈GIORGIO ARMANI〉アイ ティント アクア 31 ¥4,700+TAX(ジョルジオ アルマーニ ビューティ 03-6911-8411)Point 03
もう何もメイクする気が起きなーい! という、さぼりたい度MAXのときに唯一使うとしたら
印象的で目を引くリップスティック。オレンジ×マットのコンビに注目!
塗りやすさ重視!
「リップスティックしか使わないなら、せめて色と質感にはこだわりたいですね。今季らしさを出すならオレンジ系の色味でマットな仕上がりになるリップがおすすめ。さらに、ズボラちゃんにおすすめしたいのは保湿成分が入っているもの! 発色のいいマット仕上がりでありながらも唇の乾燥やごわつきを感じさせないので、丁寧にリップバームなどを仕込まなくてもOK。〈ローラ メルシエ〉と〈シャネル〉、〈ボビイ ブラウン〉は夏らしい明るいオレンジ系。もう少し落ち着いた色がいい人は〈アールエムエス ビューティー〉のブラウンが肌馴染みもよくて使いやすいです」
(上から時計回りに)〈rms beauty〉リップスティック ブレインティーザー ¥3,800+TAX(株式会社アルファネット 03-6427-8177)、〈BOBBI BROWN〉クラッシュド リップ カラー 13 ¥3,600+TAX(ボビイ ブラウン 03-5251-3485)、〈CHANEL〉ルージュ アリュール ヴェルヴェット ♯64 ¥4,200+TAX(シャネル 0120-525-519)、〈laura mercier〉ヴェロア エクストリーム マット リップスティック オンポイント ¥2,800+TAX(ローラ メルシエ ジャパン 0120-343-432)Point 04
塗る位置や目元とリップの色とのバランスを考えなきゃいけないチークに比べて、ラフにさっと使えるのがブロンザー。
計算せずとも内側から滲みでるような自然な血色とツヤもプラスできます!
ツヤと立体感のある顔に。
「ブロンザーって聞きなれない人が多いかもしれませんが、いつものチーク代わりに使うだけでOK! ツヤ出しアイテムなので絶対ここに塗らなきゃいけないという場所はないのですが、頬の高い位置に塗ると骨格を強調できて顔にコントラストも生まれますよ。〈エトヴォス〉のクリームタイプは伸びがよく、赤みのあるブロンズカラーが使いやすいです。するすると滑らかなテクスチャーの〈ナーズ〉と〈ボビイ ブラウン〉はスティックタイプなので、時間がなくてぱっとすませたいときにも便利。塗り方によっては日焼け肌のような仕上がりになるので、これからの季節にもぴったり!」
(上から)〈NARS〉ザ マルティプル 1503N ¥4,800+TAX(ナーズ ジャパン 0120-356-686)、〈BOBBI BROWN〉グロウ スティック 02 ¥4,600+TAX(ボビイ ブラウン 03-5251-3485)、〈ETVOS〉ミネラルブロンズグロウ ¥3,500+TAX(エトヴォス 0120-0477-80)Point 05
どうしても明るい色を使うのが苦手だ! という人はベージュを使いさえすれば
絶妙なニュアンスを出すことができます。まさに究極のちょい足しカラーです。
おしゃれカラーってこういうこと。
「あると便利なのがベージュ系のアイテム。さりげなくおしゃれに見えるので、ちょっと派手な色は苦手だという人にぴったりだし、実は一番おすすめしたい色でもあります。〈アールエムエス ビューティー〉のリップは赤みのあるベージュで透明感もある使いやすい色。ツヤもきれいなので、個人的にはリップだけでなく目元に使うのも好きです。マルチユースの〈セルヴォーク〉は他にはないニュアンスを感じる黄土色。まぶたに塗ると奥行きのある目元になって、顔全体が洗練され知的な印象に。ツヤでもマットでもない絶妙な質感が肌にすっと馴染み、きれいに密着してくれます。リップとして使うなら、単色使いだけでなく持ってるリップに重ねるのもおすすめ! どこにでも使えるので、持ち歩きにもいいですね」
(左から)〈rms beauty〉リップシャイン モーメント ¥3,400+TAX(株式会社アルファネット 03-6427-8177)、〈Celvoke〉インフィニトリー カラー 07 ¥3,200(セルヴォーク 03-3261-2892)