ゆりやんレトリィバァ、表現の根源は 「何が好きか、何が面白いか」をただやるだけ。
ゆりやんレトリィバァ、表現の根源は 「何が好きか、何が面白いか」をただやるだけ。 ゆりやんレトリィバァ、表現の根源は 「何が好きか、何が面白いか」をただやるだけ。

GCC拡大版!『ウィキッド 永遠の約束』

ゆりやんレトリィバァ、表現の根源は
「何が好きか、何が面白いか」をただやるだけ。

2026.03.04

ブロードウェイ・ミュージカルとして2003年の初演(日本では2007年)以来、
何度も再演されてきた不滅の人気コンテンツ『ウィキッド』。
キラキラしたゴージャスな舞台ですが、じつは原作のテーマは
「悪とは何か」「人はいかに敵をモンスター化するのか」とかなり骨太で、そこも大きな魅力です。
それが映画化され、前作の『ウィキッド ふたりの魔女』が公開されたのが2025年。
そして今年、ついに続編の『ウィキッド 永遠の約束』が見られるんです!
日本語版でグリンダの友人のシェンシェン役を演じた、ゆりやんレトリィバァさんにインタビューしました。

Interview & Text: Kyoko Endo
Photography: Ton Zhang

―『極悪女王』っていう代表作もあって、俳優のお仕事も身体作りから頑張ってこられましたが、俳優の仕事と今回のような声優の仕事のときって、どんな違いがありますか?
『極悪女王』のときは色んな意味で体当たりで、役作りとか身体作りとか準備期間もとても長くて、(共演の)みなさんとのお芝居でした。声のお芝居は、もともとやってらっしゃる俳優さんに声を当てるっていうことで、また違うリスペクトの気持ちもありますし、でも、声だけだからといって、台詞を言っているだけではダメなんだっていうのも実感しました。監督の演出が本当に素敵で「シェンシェンはもうちょっと責任感を持って」とか「いまのシェンシェンはちょっと下手(したて)に出過ぎてるから、もうちょっと責任感を持っているけれども上から過ぎずに」みたいな。真剣に仕事に取り組んでいらっしゃって、声のお芝居の演出をしてくださるのが、とても勉強になりました。
―現場にいらっしゃった監督さんと一緒に作り上げていった感じなんですね。今回みたいな吹き替えのお仕事の場合はアニメとまた違う難しさがあるんでしょうか。
はい。アニメに挑戦させていただいたこともあって、シェンシェンの役も二作目でしたけれども、違いがどうとか分かるほど経験はないんですけれども、実際に演じられている方に自分の声をつけさせていただくのは失礼のないようにというのももちろんありますし、世界観を壊さないようにしたいとか、ちゃんとシェンシェンになりたいとか、また違いますよね。とてもありがたいことですし楽しいですが、緊張もします。
―『極悪女王』っていう代表作もあって、俳優のお仕事も身体作りから頑張ってこられましたが、俳優の仕事と今回のような声優の仕事のときって、どんな違いがありますか?
『極悪女王』のときは色んな意味で体当たりで、役作りとか身体作りとか準備期間もとても長くて、(共演の)みなさんとのお芝居でした。声のお芝居は、もともとやってらっしゃる俳優さんに声を当てるっていうことで、また違うリスペクトの気持ちもありますし、でも、声だけだからといって、台詞を言っているだけではダメなんだっていうのも実感しました。監督の演出が本当に素敵で「シェンシェンはもうちょっと責任感を持って」とか「いまのシェンシェンはちょっと下手(したて)に出過ぎてるから、もうちょっと責任感を持っているけれども上から過ぎずに」みたいな。真剣に仕事に取り組んでいらっしゃって、声のお芝居の演出をしてくださるのが、とても勉強になりました。
―現場にいらっしゃった監督さんと一緒に作り上げていった感じなんですね。今回みたいな吹き替えのお仕事の場合はアニメとまた違う難しさがあるんでしょうか。
はい。アニメに挑戦させていただいたこともあって、シェンシェンの役も二作目でしたけれども、違いがどうとか分かるほど経験はないんですけれども、実際に演じられている方に自分の声をつけさせていただくのは失礼のないようにというのももちろんありますし、世界観を壊さないようにしたいとか、ちゃんとシェンシェンになりたいとか、また違いますよね。とてもありがたいことですし楽しいですが、緊張もします。
―『ウィキッド』の魅力は、ゆりやんさんにとってはどんなところにありますか?
『ウィキッド』はとにかくずっと心がワクワクしますし「みんなが見ている裏側にはじつはこういうことがあった」とか「人はこういうふうに見てるけど、じつはこういう人々にはこういう苦悩があって」みたいなのって、実際に私たちの人生とか生活にも本当に言えることじゃないですか。そういうリアルな部分もあるんですけど、でも世界観が本当にかわいくて、素敵で、壮大で「『ウィキッド』見ました」とか「『ウィキッド』好きです」っていうことが、自分がなんか華やかになる、自分の生活が華やかになるような、本当に素敵なコンテンツだと思います。
―本当におっしゃる通り「人はこういうふうに見ているけど、じつは……」っていうのがそもそものテーマとしてある作品で小説『オズの魔法使い』では酷い魔女だと描かれているエルファバはじつはね……っていう話で多様性の重要さが強調されてもいる作品だと思います。一方で多様性が重んじられて価値観が変わってくると、たとえばデブいじり、ブスいじりがNGになるように、お笑いではよりクリエイティビティを求められたり、自分の表現を変えていかなきゃいけないハードさもあると思うんですけど、そういうことってどう感じていらっしゃいますか?
そうですね。私が子どものときお笑いに入りたいと思ったときはそういうのはむしろ普通な感じで、私が入らせてもらった13年ほど前の時点でも普通だったと思いますし、私たちはそれが好きだったし、全然嫌だとも思っていなくて無理にやっていたつもりもないんですけど、10年ぐらい普通に生きてきたらなんとなく感覚が変わってきて、「今の時代だからやめとこう」とかいうよりは、みんな普通に移行している、スライドしているような感じがしています。それで息苦しさを感じることとかもないですし「時代がこうだからやめときましょう」とか冗談で言ったりとかはありますけど、なんか普通に「まあそうやろな」みたいな。急に昨日今日でガラッと変わったというよりは、自分の中でも10年くらいかかって変わっていったので、まあ(無理にブスいじりを)やっても別にそれが面白いっていうわけでもないし。なんか別に違和感なく、みんなでこっちの、いまの時代にスライドしていったような感覚です。なので「息苦しい」とかもないですし、なんか「ああ、そういうふうに時代ってスライドして行くんや」みたいな感じですかね。
―むしろ挑戦しがいがあるとか、新しいお笑いを表現して行きたいという感じですか。
いま、LAに拠点を移してピン芸人とかスタンダップコメディとかに挑戦したりしている中で「まず自分とは何者か」っていうのをもっとちゃんと理解して「自分を愛する」じゃないですけど「自分をしっかり知ることが大事やな」みたいな感じで。こういう時代だからっていうよりは、自分とは何者かを考えて、自分が何が好きかとか、何が楽しいかとか、何が面白いかっていうのをただやるだけみたいな感じでしょうか。
―最高ですね。ガールフイナムのコンセプトとまったく同じです。
わあ! すごいうれしいです。
―こちらもうれしいです。では過去、好きだったものもうかがいたいのですが、大学時代、映画研究会に入ってらっしゃったということなんですけど、好きな映画とか、影響を受けた映画とか……。
あの、じつは映画研究会に入っておりませんでして。すみません。文学部で映画評論を専攻していたということなんですけれども。大学時代に好きだった映画は『バック・トゥ・ザ・フューチャー』で、やっぱりハリウッドのそういう映画が好きでしたね。今も好きなんですけど。
―じゃあ本当に『ウィキッド』はピッタリなお仕事でしたね。
もう夢のようですね。
―ネタバレない範囲で後編の見どころを教えていただいてもいいですか?
「まさか、グリンダとエルファバの間でああいう普通の人間らしいやり取りが!」これだとふんわりしすぎですけど「えっ、お互いそういう感情あったの?」みたいな「そういう感情的なところあったんや!」みたいなのが意外だったし、面白かったです。
―そこはほっこりする感じですか?
いえ「結局私たちと一緒やん!」みたいな感じですかね。
―そうなんですね。とっても楽しみになりました。
はい、是非お楽しみにって感じです。

『ウィキッド 永遠の約束』

前作で自分の力に目覚めエメラルドシティを出たエルファバは、ひっそりと森に身を隠しながらオズの魔法使いはニセモノだと人々に伝えようとしますが、オズのプロパガンダでエルファバのほうが完全に悪者認定されてしまいます。一方、グリンダは魔法が使えないのに、オズの後ろ盾により善い魔女としてみんなの希望に。対立させられてしまったふたりは友情を取り戻せるのでしょうか……。

3月6日(金)より、全国ロードショー!
©Universal Studios. All Rights Reserved.
配給:東宝東和
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