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2019.1.17 Thu

木ドラ25『デザイナー渋井直人の休日』裏話を原作者・渋谷直角さんに聞いてみた!

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木ドラ25『デザイナー渋井直人の休日』裏話を原作者・渋谷直角さんに聞いてみた!

みなさまこんにちは~!
いよいよ2019年ですね! 本年もよろしくお願いします。

1月クールのドラマが続々とスタートしていますが、個人的に大注目しているのがフイナムでもお世話になっている渋谷直角さんの漫画が原作の『デザイナー渋井直人の休日』。テレビ東京での連続ドラマ枠『木ドラ25』にて1月17日(木)の25時よりスタートです~! って今日の夜ですね!!

主演を務める光石研さんをはじめ、黒木華さんや池松壮亮さんなどなど、出演者の方がめちゃめちゃ豪華なんです。

ドラマのスタートを祝して、直角さんに個人的に聞きたかったことをフイナム編集長・小牟田さんとともに伺いました~。

レベルアップ中の直角さん(※画像はwarashi.bより)

――個人的にまず聞いてみたかったのが主人公の「渋井直人」という名前についてなんですが「渋」→「渋」ってことですか??

「そーだよ」

(あっさり判明✨)

「ぼくが駆け出しの20代でライターを始めた頃に何でもセンスのいい、知識もスゴくて、チョイスするものも本人も全部カッコよく見える、みたいな年上の人たちといっぱい会う機会があって、当然ぼくも憧れたし、『このラインの人に自分もなりたいな〜』って思ってたんだけど、もう既に巨大な先人がたくさんいて。それだと自分は食っていけないな、この人たちの後追いをしてもダメだなと思ったからもっと違う方向に行って。『センス売り』みたいなのは諦めたんだけど」

――センス売り!

「そもそもムリじゃん!って。この漫画は、もし自分が『センス売り』の方向に努力して行ったとしても、絶対こうなるだろうっていう発想がきっかけです。素敵!みたく思われるタイプの人になっていたら自分は絶対こういう所でつまずくし、こういう失敗をするだろうなぁという『妄想スケッチ集』みたいな。そういうブレブレになる自分をモデルにしてるから、名前も自分に思いっきり寄せたんですけど」

――なるほど。直角さんが「センス売りおじさん」だったらという妄想上の人物なんですね。「げー!みんなワラビー履いてる~!」みたいに絶妙なエピソードが多いと思ってました。あのシーン大好きです。

「一応『ぼくはワラビーも持ってて履くし、ダッフルコートも着るし、おしゃれなレストランにも行くよ』というのがあって。そこでの気持ちの揺れが大事で。遠くからじゃなく、思いっきりその中にいて、っていうのが。さっきの話にもつながるんだけど、仕事してた編集部の中だとセンスの良さでは到底かなわない人がたくさんいて、その人たちにおもしろがってもらうには、その人たちがやらないことをしなきゃいけないわけで。だから独自の路線でやってきましたが、そういう人たちの後ろにいて先輩たちの選ぶものはずっと見てきてたし、自分もガッツリ好きなものとしてあるの。やっぱり洋服見たり、美味しいもの食べたりするのは楽しいことだから。そこは超大事で、なのにうまくいかないな、ってところに共感とかリアリティがあると思うのね」

――なるほど〜!! めちゃくちゃ腑に落ちました。ネタには困ったりしないんですか?

「ギョーカイっぽい人がいっぱい集まるようなレストランとか、意識の高すぎるお店って苦手だったの。でも、この連載があるから行けるようになったというか。何かカッコ悪い失敗しても、漫画に描けるから大丈夫、ネタになるなぁと思えるので、そういう意味では良かったというか。で、やっぱそういうお店は美味しいもんね」

――作家の鏡…(涙)。ドラマ化は突然決まったんですか??

「この本が出て早々に、『映像化に動いてもいいですか?』というお話自体はあって。テレビ東京でドラマ化が決まりました。映画『奥田民生になりたいボーイ 出会う男すべて狂わせるガール』に続いて、こんな立て続けで映像化されるのは相当ラッキーなことだと思ってます」

――しかも主演が光石研さん!

「フォトグラファーの関めぐみさんがこの本が光石さんにつながったきっかけなんです。『この主人公はすごい光石さんぽいから、本人に読んでもらった方がいい』と言われて。もちろん役者さんとしては知っていたけど、本人に似てるとは知らなくて。そしたら光石さんの事務所の人たちもすげー似てるじゃんって反応だったみたいで。それで、単行本の帯コメントも光石さんに書いていただいたんですよ」

――おしゃれな方なんですね。

「そうなんですよ。ゴリゴリおしゃれな方で。部屋もカッコいいし音楽も詳しいし、犬も飼ってたり渋井直人との共通項も多いです。役者生活40周年記念で、今回が連ドラ単独初主演作、とのことです」

――こちらを見ると、他の役者さんからのリスペクトコメントがすごい。

「出演者の方もぼくのところには五月雨式に教えてもらったんですが、その度に笑いましたもんね。豪華で。あの人がこのキャラクターやってくれるの!?って」

――本当に豪華ですよね!! ドラマの現場は映画とまた違いますか?

「映画のときは監督の大根さんが巻き込み型だったので、いろいろとこちらで動くことも多かったんですが、今回は原作者として楽しめる感じ。前回と違いすぎてちょっと戸惑うくらい。『何かやりましょうか』って言いたくなるけど、逆に邪魔になるかなと思ったり」

――そうなんですね~。

「出てくるお店とか、そういうので原作と変更になるときに『いいですか?』って相談の連絡が来るくらいで。小道具とか美術で言うとドラマの中で出てくる彼(渋井)がデザインする作品とか、デザインまわりがいちばん大変だろうなって思います」

――50歳の「おしゃれ売り」デザイナーだけに、かなりハードル高めな気がします。

「単行本の装丁もしてくださっている大島依提亜さんもいろいろご尽力くださったらしいんですが、相当大変だったんじゃないかと思います…。そのほかにもフードを飯島奈美さんが担当してくださったりポスターを川島小鳥さんが撮ってくださったりとか、作品のつくりこみがすごい。メイン監督の松本佳奈さんもすごい雰囲気のある、独特なテンポの作品を撮る方で。この作品はまったりとしたコメディにした方が面白いだろうなと思ったので、ぜんぶイメージに合うなと思いました」

――撮影現場には行かれたんですか?

「クランクインは観に行ったんですよ。ダッフルコート着て。自分もダッフルコート着てモブの中にいるっていう。カットされてなければ第1話にぼくも映ってるかも。主演の光石さんは原作者的には『ハマってるなぁ』『似てるなぁ』という感想です」

――直角さん見つけたいです。カットされてないといいなぁ。光石さんの渋井さんも楽しみです。

「理想はこの主人公が光石さんのものになるといいなと。金八先生でも、もう小山内美江子さんの原型じゃない、完全に武田鉄矢さんのモノになってるぞ、みたいな」

――楽しみにしてます!!

以上、直角さんに聞いたドラマ裏話でした~~。

さらにガールフイナムは直角さんにサイン入り漫画をおねだり! 来週公開予定の読者プレゼント企画で応募できますので、そちらもチェックしてくださいね~。

ではでは、今晩はみんなで木ドラ25『デザイナー渋井直人の休日』!! 必見です!