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2018.3.13 Tue

ヤング・ファーザーズに「BLOODY ANGLE」で遭遇。

write_ Olga

ヤング・ファーザーズに「BLOODY ANGLE」で遭遇。
3月9日に3年ぶりの新アルバムがリリースされましたねー!ヤング・ファーザーズ!ってことで今回は彼らをご紹介。

ヤング・ファーザーズはスコットランドはエジンバラ出身の3人組のアーティスト。2014年にFKAツイッグズやデーモン・アルバーンなどを抑え、あのマーキュリー賞をデビューアルバムで受賞している実力者! 去年の11月にマッシヴ・アタックの7年ぶりの来日公演でサポートアクトとして初来日&初パフォーマンスをしました。サポートアクトとはいえ、あのマッシヴ・アタックとだし、私はかれこれ3年近くファンだったので喜びもひとしおだったんです。

初めて彼らの音楽を聴いたのは、撮影中にカメラマンさんが流していたBGMから。思わず仕事も忘れて(笑)、「これ誰ですか? 」と鼻息荒めに聞いたのを覚えています(笑)。そのとき聴いた曲は、このアルバムの前作となる『White Men Are Black Men Too』の『Shame』という曲。(”白人が黒人でもある”というアルバム名にもグッときたんですよね〜 )

ミュージックビデオもそうですが、全体を通しての疾走感たるや。(この疾走感で撮影もリズミカルに進んだ気が…! 笑) ロックというのか、R&Bというのか、エレクトロ? はたまたヒップホップ? どのジャンルにもはまらない彼らの作る音楽にとても衝撃を受けました。ちなみに本国の音楽メディアからも、「カテゴライズ不能」や「ジャーナリスト泣かせ」などとか言われているほど。エジンバラ出身の3人とはいえ、3人の生まれたルーツはバラバラ。移民の子供だったり、小さい時に違う土地からエジンバラに移り住んできたり。エジンバラ自体、移民が多い場所というのもあって、いろんな文化が入ってくるわけで。彼らのルーツをたどっていくと、いろんな民族がいりまじる土地に住んでいたからこそ、そういったもののミックスてきなものが音楽に反映されているのかなと思います。(彼らの来日時、メインアクトを務めたマッシヴ・アタックは二人ともブリストル出身。ここも移民が多い地域なので両方とも音楽性に通ずる部分を感じます〜)異なる文化がまた違う音楽の文化を作りますね。本当に一度は聴いて欲しい!!!

ちなみにもうお気づきの方はいるかと思いますが、このトップの写真はヤング・ファーザーズのメンバーのひとり、ケイアス・バンコール。写ルンですで撮影したものです。写ルンですといえば、ガールフイナム! そう、偶然会ったんです、彼らに。というかケイアスに。会った場所は、海外のアーティストもよく訪れるという噂の「BLOODY ANGLE」



11月のとある日、友達と飲んでたら偶然遭遇! (笑)。同じ机で一杯お酒を交わしました。本当に夢物語。朝起きたら余韻が残るほど、大興奮! だったと思うんですが、お恥ずかしながらこのとき私は大変酔っ払っておりまして、この写真を撮影したことさえもうろ覚え。朝起きた瞬間、ほぼ覚えていない自分を恨みました…(笑)。

ところが! 私の夢はまだ覚めません。なんとあの、マッシヴ・アタックとの公演にケイアスがゲストで招待してくれるという、「さんまのあんたの夢叶えたろか? 」みたいな奇跡のようなことが起こったのでした(いやー、本当4ヶ月経ったいまでも信じられない笑)。





もちろん、ライブは“最高”の一言。マッシヴ・アタックのかっこよさは言わずもがな。ヤング・ファーザーズの初来日をこの目で拝めたことがとても幸せでした。

ちなみに冒頭でお話した最新アルバム『Cocoa Sugar』はこちら!



なかでもおすすめの曲は、『Lord』です。

ミュージックビデオしかり、アルバムのジャケットが毎回かっこいいのですが、今回のもパンチがあってかなり好み。彼らのInstagramを見ればわかると思うのですが、ライブのフライヤーとかもかっこいいし、彼ら自体がかなりお洒落! まあとにかく非の打ち所がひとつもない。本当に。これからもーーーっと人気になること間違いなしなアーティストのひとりだと思います。今年は彼ら単独で来日するんじゃないかな〜!
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