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五感で酔おう! 自宅で作れる“ノンアルカクテル”のすすめ。
#01: CRANBERRY
お酒が苦手なひとはもちろん、「飲みたいけど今日はお酒を入れないほうがいい!」というときの
新しいドリンクの選択肢としてぜひとも提案したい、“ノンアルコールカクテル” 。
美味しいゴハンとお酒によって生きながら得ている担当編集が(勝手は承知で)日々思っていたことのひとつ。
アルコールが苦手な友人が、ワンドリンク制にしたがって仕方なく飲む水やウーロン茶ほど勿体無いものはない気がするのです…。
フレンチレストランで料理にあった独自のノンアルカクテルを提供しているワインソムリエ 戸澤さんが、そんな想いに応えてくれました。
ガールフイナムだけに、毎月異なるフルーツを使ったノンアルカクテルのレシピを教えてくれます!
美味しいものをより美味しくしてくれる一杯とともに、罪悪感なく酔いましょう。
Photo by Sio Yoshida
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「ラ・ボンヌターブル」ワインソムリエ
戸澤祐耶さん
銀座、三軒茶屋のレストラン、ワインバーを経て現職のフレンチレストラン「LA BONNE TABLE」にてマネージャー、シェフソムリエを兼任。ワインソムリエとして活躍しつつ、独自の考えのもと生まれるノンアルコールペアリングのパイオニアとして知られる。趣味は釣り。特にメジナ。
教えてくれる人
——— Pick up Monthly Fruits
> CRANBERRY
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持ち味のさわやかな酸味でさまざまなスイーツのアクセントとして活躍するクランベリー。小さいながらメインも張れるバイプレーヤーが今回のカクテルの主役です。なんと言っても魅力はそのフレッシュな赤色。グラスをみずみずしく彩る丸く小さな実たちには、愛おしささえ感じます。
——— JULY’s
———?Non-alcoholic Cocktail
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“ジトジトな夏、
フレッシュな酸味でうるおして”
クリアレッドに浮かぶフレッシュなイエロー、グリーン…。我先にと主張しない引き立て上手が専売特許な布陣(ミント、レモン、ジャスミン茶葉、塩)が、クランベリーの持つ自然由来なキュッとした甘酸っぱさを引き立てます。後味でさわやかに尾を引くジャスミン茶葉の仕事ぶりも褒めたたえたい。奥行きのあるフレッシュな酸味と味わいが、しつこい湿気で鬱々とする夏の夜を癒してくれるはず。
——— Recipe
> 材料
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冷凍クランベリー 10粒程度
レモンスライス 3枚程度
クランベリージュース 600ml ★
水 130ml ★
ジャスミン茶葉 6~8g(パックのものが便利)★
ミント 2~3g ★
塩ひとつまみ ★
つくり方>
- 1
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- ★をすべて合わせて一晩程度漬け込む。
- 2
- |
-
翌日、茶漉しなどで濾過する。☆
※お好みで炭酸ガスを注入するとより美味しいですよ!
- 3
- |
- タンブラーなどの少し背が高いグラスを用意し、底に冷凍クランベリーを数個敷く。
- 4
- |
- グラス側面に薄くスライスしたレモンを2~3枚貼り付ける。
- 5
- |
- クランベリーが浮かないよう、氷をのせる。
- 6
- |
- ☆をゆっくり注ぎ入れ、氷の上に塩をひとつまみ。
> 戸澤さん MEMO
氷の上にひと振りした塩が、時間の経過で溶けていくとともに味が変化する…という密かな楽しみもある一杯です。魚介系の料理とも相性がいいはず。 「素材の色や風味をなるべくそのまま残すこと」そして「単体でも、食事と一緒でも楽しめること」を大前提に、甘さ控えめながら素材本来の持ち味を引き出すためのレシピを考えています。
INFORMATION
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LA BONNE TABLE
東京都中央区日本橋室町2-3-1 コレド室町2 1F
lunch 11:30~15:00/dinner 18:00~23:00
月曜定休
03-3277-6055
labonnetable.jp