EDC Las Vegas 2018.
フジロック(3日間開催)の過去最高の入場者数が、昨年記録された12万5000人。
それを上回る人数が1日に来場したと聞けば、
スケールの大きさにピンとくるのではないでしょうか?
現地時間5月18日(金)〜20日(日)にラスベガスで開催された
アメリカ最大の音楽フェス“EDC Las Vegas 2018”を、
フォトレポートで振り返ります!
© aLIVE Coverage for Insomniac
EDCの母国で体験する、
本場ならではのエンターテイメント。
日本では5月12日(土)と13日(日)の2日間に開催された“Electric Daisy Carnival(EDC)”。1997年にロサンゼルスでスタートし、いまや北中米を飛び出してブラジルやインドにも上陸した世界最大級のダンス・ミュージック・フェスティバルの魅力を知るためには、本国で体験するのがいちばん! そんな想いで“EDC Las Vegas 2018”に行ってきました。
© Jake West for Insomnia
© aLIVE Coverage for Insomniac
© Skyler Greene for Insomniac
そもそも“音楽フェス”とご紹介しながら、スケールは日本で開催されるものとはケタ違い。ラスベガスの中心地からクルマで1時間ほどいった砂漠地帯にあるサーキットを、9つのステージと観覧車やフリーフォールなどの計18個のアトラクション、多数のアート作品から成るテーマパークに作り替えてしまうのです! 何もなかったところにいきなりディズニーランドが出現して、そこで音楽フェスが行われる感覚とでもいいましょうか…。
© Ivan Meneses for Insomniac
規模に比例するように、来場者数もとにかく多い。冒頭でも触れた通り、日本最大級を誇るフジロックの過去最高の入場者数が3日間で12万5000人だったらしく、“EDC Las Vegas 2018”は3日間で約40万人。実に、1日だけでフジロックのそれを上回っていることになりますね。
© Skyler Greene for Insomniac
ちなみに、今年は初の試みとして来場者がキャンプをできるエリアも設置されました。メイン会場のオープンより開場時間を早めることで、ただ夜通し踊り明かすだけではない、日中も楽しめるオールデイイベントに進化。
© Julian Cassady for Insomniac
そして、肝心のラインナップもとにかく豪華なのです! DiploにTiëstoにKaskade、さらにAfrojackやZeddをはじめとした、日本であればヘッドライナークラスの世界的DJがズラリ。Lil PumpやYG、Rae Sremmurd、Wiz Khalifaなどがゲスト出演を果たしたほか、Post Maloneも自身のパフォーマンスに大勢のファンを集め、若手ラッパーたちが大活躍しました。
© Jake West for Insomniac
ここまでお読みいただければわかる通り、3日間では遊び尽くせないほどのコンテンツに溢れた “EDC Las Vegas 2018”。日本では絶対に味わうことのできないこのスケールとクオリティは、訪れた人すべてを虜にすること請け合いです!
会場内で撮った写真で振り返る
EDC Las Vegas 2018。
関係者用の送迎バスは、ファイヤーモチーフがペイントされたフェス仕様!
送迎バスは車内もフェス仕様。ネオン装飾が施され音楽が爆音で流れる空間は、さながらクラブ状態!
オープン直後から続々と人が来場。入場ゲートには金属探知機が置かれたほか、目薬やリキッド類、タバコは開封済みのものは持ち込みNGになっているなど、日本のフェスと比べてもエントランス時のセキュリティはかなり厳重。
来場者はとりあえずウェルカムボードの前で記念撮影。
DJとしてEDC Japanにも参加していたAMIAYAちゃんを会場でキャッチ!
EDCを象徴するkinetic FIELD。高さ約29m、幅約123mの巨大ステージでは、425個のムービングライトが迫力あるステージを演出。
SOLARDOとCAMELPHATによる豪華B2B。
遊園地並みの本格的なアトラクションが、会場には全18個も。うれしいことにすべて無料で楽しめます。
大型スクリーンでは、1997年から続くEDCのアーカイブムービーを上映。
総勢28組のパフォーマーたちもEDCの特徴のひとつ。DJに飛び入り参加したりその場でダンスを披露したり、神出鬼没のパフォーマンスで盛り上げます。
点在する小さなブースでは、DJとともにダンサーがオーディエンスを盛り上げます。
会場中央にあるプレスセンターから見た風景。ステージのライティングやアトラクションに施された電飾が生む美しい夜景が、視界360°いっぱいに広がります。
ひとつの会場内にこれだけ巨大なステージが隣接していると互いに音が干渉してしまいそうですが、そこは本場だからこその最新技術を総動員しているので心配ご無用。
日本のフェスと比べると、奇抜なファッションで参加している人が多め。
みんなどこでそんな派手な衣装を買うのかと思いきや、会場内にこんなブースが。
記念撮影をする人で賑わうアート作品のなかに、ピエロに扮した鼓笛隊のパーフォーマー集団が乱入!
驚いたのがFREE WATERブースの存在。踊り過ぎて脱水症状になるのを避けるために、飲み水を無料でサーブしているとのこと。
紫のTシャツを着たグランドコントロールは、体調を崩した人を探すことも大切な仕事。FREE WATERのシステムしかり、派手な演出の裏で光る安全面への配慮も印象的でした。
休憩スペースですら、最新のLEDで覆うことでアトラクションのような空間に。
タコスにハンバーガー、フライドチキンといったフードも充実。個人的にいちばんおいしかったのはこちらのピザでした!
昆虫?をモチーフにした、会場内外の移動に使われていたゴーカート。移動中も楽しめるよう大型スピーカーを搭載。
ダンディなおじさまは、オリジナリティ溢れるエルヴィス・プレスリーのコスチュームで。
会場内のアトラクションは絶叫系が主。これは苦手な人でも比較的乗りやすかったアトラクションのひとつ。
VIPエリアとなるSKY DECK。
9つの大型ステージのほか、鮮やかな電飾が施された全10台のアートカー(移動式DJブース)が会場内を回遊。
日本のフェスバッグといえばサコッシュですが、アメリカではトレイルランニング用のバッグを使っている人が多数。バッグからチューブを通して、ハンズフリーで水を飲んでいる上級者も!
物販や飲食以外に、なんと占いブースが!
各国のEDCが手がけるブースも登場。もちろんEDC Japanも参戦していました。
EDCの展示作品としては過去最大となる、高さ約24mのインスタレーション作品“Flower Tower”。カラフルに輝く花々が装飾されたタワーから、火山のように炎が吹き出します。
フェス自体は19:00〜5:30の長丁場なので、細目な休憩がマスト! でもすぐ近くのステージの音楽が聴こえるので、休憩していても暇を持て余す心配はなし。
新体操の選手ばりのフラフープさばきで一際目立っていました! ちなみにフラフープもEDCらしい発光仕様。
1日に14万人ものオーディエンスを収容する会場の正体は、 “LAS VEGAS MOTOR SPEEDWAY”というサーキット場。
思い思いのフラッグを持参している人多数。ついシャッターを切ってしまったのは、『ストリートファイター』のメインキャラであるリュウ! 竜巻旋風脚!
会場内にはチャペルが設置されていて、結婚式をあげることが可能! 実際に挙式を行っているカップルにも遭遇しました。
絶叫アトラクションの真打ちといえばフリーフォール! 頂点から会場を一望できる本格派。
趣向を凝らしたコスプレが多いなかでも、一際目立っていたのがMarshmelloのかぶり物。
頭から足の先まで、ペアでアメリカンルック!
多数のゲーム機が設置されているスペースを発見。懐かしの“Dance Dance Revolution”(笑)!
AM1:25にあがる花火は感動もの。
会場を縦断するレザー光線とライトアップされたアトラクションが生み出す光景は、まさに幻想的。