ガガを支えるブラッドリーも見て！

レディー・ガガが主演デビュー作でもはや大女優の貫禄。登場シーンでシャンソンの名曲を歌い、ノーメイクの顔も見せ、成功するほどに美しくなっていく――ガガファンは満足すること請け合いです。さらにグラストでライブシーンを撮影していたり、ブラッドリー・クーパー演じるカントリー・ロック歌手はエディー・ヴェダーとルーカス・ネルソンを参考にした（ソースは『Vanity Fair』の本人インタビュー）などなど話題も豊富な作品で、映画ファンのみならず音楽ファンからも注目され、サントラはチャート１位、劇中で歌われる『シャロウ』はゴールデングローブ主題歌賞にもノミネートされました。

しかし私の推しはブラッドリー・クーパーなんです。この人『アメリカン・スナイパー』でも主演とプロデュース両方やってましたが、今回は脚本も書き監督としてもデビュー。彼との対比があってこそのガガの出世物語なので、大スターから負け犬への転落演技がすごい。さすがは複数回のオスカーノミニー。腑抜けっぷりを世間に見せつけるグラミー受賞式のシーンなど、テレビで放送されてないだけでグラミーの舞台裏では本当にこんなことが起こっているのかも…と妄想させられてしまいました。

『アリー　スター誕生』

（2018/アメリカ/136分）

監督：ブラッドリー・クーパー
出演：レディー・ガガ、ブラッドリー・クーパー
配給：ワーナー・ブラザーズ映画
12月21日（金）より全国ロードショー
© 2018 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC
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