Classics Never Go Out.
クラシカルに纏ってこそ輝く、
メゾンブランドの名品。
タイムレスな魅力を放つメゾンブランドの定番アイテムたち。
アップデートしながら歴史を重ね、いっそう輝きを増していく名品を纏うなら、
正統派な装いでその美しさを際立たせて。
勢いを感じる新しさと心地よい古さが共存する街、新宿を背景に
撮り下ろしたファッションストーリーをお届けします。
Photo_zero wang
Styling_Ai Takahashi
Hair & Make-up_Saki Kojima
Model_Yumemi Ishida(AMUSE), mei
CELINE
心地よさに宿るエレガンス。
〈セリーヌ(CELINE)〉にとって、プレタポルテの歴史はジャケットとともにある、と言えるほどアイコニックなのが「シャスールジャケット」。フランスのお屋敷でゲストを迎え入れる役目を担った、ポーターの上着からインスピレーションを受け、デザインが確立されました。“モードの帝王”と呼ばれるエディ・スリマンがクリエイティブ・ディレクターに就任して以降は、伝統のなかにロックなエッセンスを注入したアイテムが目立ちましたが、上品なテーラリングは〈セリーヌ〉の品格を体現し続けています。ショルダーパッドが入った肩周りの美しいラインが与える厳格な印象に反して、柔らかい素材感で心地よさは手放しません。
BURBERRY
英国クラシックに、
自由な遊び心を。
ダニエル・リーのファーストコレクションとなった〈バーバリー(BURBERRY)〉の2023年秋冬コレクションは、ブランドの定番に新たな風を吹き込むカラーパレットが鮮烈な印象を残しました。〈バーバリー〉を象徴するチェック柄もカラフルに変貌を遂げ、英国クラシックにモダンでチャレンジングな解釈をもたらしながらアイテムを彩ります。刷新されたチェックを大胆に身につけるなら、定番のカシミアスカーフを二枚組み合わせて贅沢に巻きつけて。アップデートを重ねているブランドの代名詞であるヘリテージ トレンチコートをワンピースのように纏って、〈バーバリー〉らしいラグジュアリーなムードに大胆な自由さをプラス。
FERRAGAMO
ドレスアップは
ロマンティックな足元から。
いつの時代も、モードラバーのドレスアップに欠かせない特別なシューズといえば、〈フェラガモ(FERRAGAMO)〉のパンプス。2023年春夏コレクションからマクシミリアン・デイヴィスがクリエイティブディレクターに就任して以降、伝統への敬意を示しながらエフォートレスな遊び心を覗かせるアイテムが存在感を増すなか、リボンモチーフのアイコンシューズも変化を遂げています。定番モデル「ヴァラ(VARA)」からインスピレーションを受けたパンプスには、大きくリサイズされたリボンのオーナメントと、刷新されたロゴが入ったメタルプレートがON。バレエシューズのようなトゥのギャザーディテールとストラップもアクセントになり、モダンなアプローチで繊細かつ大胆な女性像を描きます。
ALAÏA
センシュアルなだけじゃない
ボディコンシャス。
〈アライア(ALAÏA)〉といえば、ボディコンシャスなシルエットがブランドのシグネチャー。創業者アズディン・アライアは、生まれ故郷チュニジアの伝統的な衣服からインスピレーションを受け、フードの付いたアイテムをボディスーツにドッキングしました。現クリエイティブ・ディレクターのピーター・ミュリエが就任後は、デニムやコットンポプリンなど様々な素材で毎シーズン発表されていて、ブランドのファンを若年層にも広げるきっかけに。2023年秋コレクションで初めて登場したナイロン素材のボディスーツは、これまで〈アライア〉が構築してきたエレガントな女性像に都会的なワークスタイルのムードが加わり、ブランドの新たな一面を覗かせています。