くっきー×UN3D.。意外すぎるコラボレーション!
Comedian? Artist??
くっきー×UN3D.。意外すぎるコラボレーション!
2018.10.18
現在日本で最も忙しいであろう芸人、野性爆弾のくっきー。
好きが高じて描き始めた摩訶不思議な絵はいまやアートと称され、
個展「くっきーランド」が世界規模の成功を収めたことは誰もが知るところ。
そんななか、ファッションブランド〈アンスリード(UN3D.)〉との衝撃のコラボが実現!
ご本人にも着用してもらい、そのラインナップをご紹介します。
後半には貴重なインタビューも掲載しているので、ぜひいちばん下までスクロールを!
Photo_Masami Sano (KiKi Inc.)
Styling_Ayano Santanda
Hair & Make-up_TORI.
Model_COOKIE, miu
Interview with COOKIE
今回のコラボについて、アーティストくっきーに直撃!
- ー今回のコラボレーションに至った経緯を教えてください。
- くっきー:そもそもの出会いはなんやったけな。後輩らと海に行ったんですよ。海にかわいいお姉ちゃんでもおらんかなって。ヘラヘラZIMA片手に歩いとったんですけど。ほんなら、声かけた子のお姉ちゃんが(デザイナーの)荻原さんで、結果的に代表になったわけで。妹いてはりますよね?
- 荻原:いないです(笑)
- くっきー:ご兄弟は?
- 荻原:一人っ子です(笑)
- くっきー:…そうそう、それで荻原さんがすごい奇抜な水着でいてはって声かけたら、そのときはもう白人の米兵と成立してはって。オープンジープで、サザエのつぼ焼き買いに行ってはったんですよね? それで、2年後くらいに偶然街で会うたんです。「あんときの米兵のつぼ焼きねーちゃんや!」って。「いまは何してはるんですか?」って聞いたら、「〈アンスリード〉というブランドをやってます」と。
- ーそこからスタートしたんですね(笑)
- くっきー:そうですね。下心からのコラボというわけですね。こうやってまたお会いできた今日が出発点。こっからどうなるか、楽しみじゃないですか!
- (※ここまではフィクションです。)
- ー〈アンスリード〉の服をご覧になったときは、どんな印象を抱かれましたか?
- くっきー:美しいなって思いました。人工的に作られていないというか…。どう作ってはるんですかね? ほんまに自然というか、地球上に存在しないものというか。唯一無二で、宇宙の惑星のひとつって感じですよね。
- ー別の惑星から来た服?
- くっきー:いや、どちらかというと惑星を着ている感覚。惑星を羽織る。
- ーそこからどんなインスピレーションを受けて今回の作品を描かれたんですか?
- くっきー:ぼくは地球を表現したんですよ。人間とゼンマイが地球を表していて。〈アンスリード〉という別の惑星と地球のコラボレーションというイメージで描かせてもらいました。
- ー実際に形になったアイテムを手に取ってみた感想は?
- くっきー:スカートにびっくりしましたね。想像以上でした。あんな筆のような質感もプリントできるなんて。
- ーでは、完成度としては120%くらい?
- くっきー:ぼくの絵を100としてくれはるのであれば、2兆%。実際に着て街を歩きたかったから、女の子に生まれなかったことをいま悔やんでます。
- ーそもそもの質問になりますが、アーティストとして活動されるようになったきっかけは?
- くっきー:ぼくの絵を見たことがあった先輩に頼まれて描いて、それがテレビで取り上げられてという流れですね。
- ー影響を受けたアーティストの方はいますか?
- くっきー:『ビー・バップ・ハイスクール』のきうちかずひろ先生は前から好きですね。髪型の描き方がえげつなくて。パンチパーマとかリーゼントとかの描写がえげつないんで、そこは勉強になりましたね。でも、アートというよりはまだお笑いやってる感覚。「自分アーティストなんで」みたいな意識は全くないです。
- ーご自身のなかでは、アーティスト活動とお笑いに対するアプローチは、同じということですか?
- くっきー:全部お笑いの一貫。
- ー作品を見て笑ってくれたらいいなというか。
- くっきー:そうですね。これがアートと言われてんのやったらラッキーですね。
- ーくっきーランドの成功も、ご自身では全く想像していませんでした?
- くっきー:全く。でも、あのシステムはめっちゃ良いですよね。いやらしい言い方になりますけど、ぼくが行かんでも勝手に金が入るじゃないですか(笑)
- ー(笑)。でも、最近はかなりお忙しそうですね。お休みはあるんですか?
- くっきー:昨日休みやったんですよ。でも宿題やってたから、休みちゃいますわ。
- ー宿題というのは?
- くっきー:クラウドファンディングで似顔絵を書くっていう。それが14枚もあって、日々地獄ですわ。
- ーファッションについても聞かせてください。プライベートではどんなものを着ているんですか?
- くっきー:普段は意外とシックですね。大人っぽいというか。あとは上下軍服が多いかな。
- ー以前からファッションには高い関心があったんですか?
- くっきー:いやいや、そんな。
- ー先日はパリコレにも行かれていました。いかがでした?
- くっきー:ゴリゴリシャレオツでしたね。街も人も。ゴミ袋すら。あとやっぱり、フランス語がかっこいいですよね。メシはうまくなかったな。
- ー何を食べたんですか?
- くっきー:シャレたやつ。めっちゃチキチキするやつ。チキチキ切っていくやつ。
- ー街でもファッションでも結構なのですが、創作面において影響を受けたことはありましたか?
- くっきー:あっちの人って鼻筋がいかついんですよ。強風が吹いたら、鼻あおられて首回るんちゃうかっていうくらい。あとは、海に囲まれた街なんだなと感じました。質問なんでしたっけ…?
- ー創作面でパリから影響を受けたことがあれば教えてください、です。
- くっきー:建物がいかつかったですね! 手がかかってるというか。建物に顔が付いてたりしますやん。あと、ドアノブが全部真ん中やったんですよ。日本だったらどっちかに寄ってますやん。あれは多分イカれてる(笑)。真ん中にあるから、「上げるやつなん?」「引いて横にずらすやつなん?」みたいな感じで、握って5分くらいフリーズしました。
- ーこれまではお笑いの現場が主でしたが、今回のようにファッション関係の仕事も増えていると思います。撮影の雰囲気はいかがですか?
- くっきー:全然違いますよね。服も美しいし、人もシュッとしてますし。お笑いとかバラエティーは土臭いというか、脇上げたらホコリ落ちてくるみたいな。そんな感じの人ばっかで、汚ねえんすよ。でも、そういう人に囲まれている方が落ち着くしいいですわ。
- ーアーティスト活動における野望があれば、教えてください。
- くっきー:いまはまだ絵を見せているだけで、売ってはいないんです。だから、絵そのものはもちろん、グッズ化して売りたい。あと、ぼくの絵の偽物が現れてほしいなって。
- ー贋作が出るほど価値を上げたいということですか?
- くっきー:そうですね。ベタにいうたらラッセンみたいな。ぼくもこれからイルカの絵描いていきますわ。とりあえず早くランクを上げて、仕事を選びたいです。「今月はもう〈アンスリード〉だけや!」みたいな(笑)
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