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いま、知りたい GOOD&NEW BRAND!
– JULIE KEGELS –
好きなブランドたくさん。気になるブランドたくさん。
その中でいま、我らがガールたちに魅力を伝えたいのはというと、
筆頭が〈JULIE KEGELS(ジュリー ケーゲルス)〉。
立ち上げ2年でLVMHプライズのセミファイナリストに選出された確かな実力と、
とにかくハイセンスに光るたっぷりの遊び心の中身。
デザイナーJulieは何を考えているの?
難しくなく考えたい、
ガール的“GOOD”で“NEW”なポイントをJulieにインタビュー!
Still Photography: Aki Takeyama
GOOD&NEW
Point! 🪄
“ハイセンスで新しい、リアル・ユーモア!”
ブランドを捉えるにあたって真骨頂と言えるのが、カラーや柄、素材選びにみられる多彩なユーモア。
“GOOD&NEW”としたい理由は、それが奇をてらった主張でなく、今の気分をまとってフレッシュに映り、ウェアラブルアートではなくあくまでリアルクローズに落とし込まれているところ。
気になるその魅力、もっとちゃんと知っておきたい!
What’s
〈JULIE KEGELS〉?
家具をプリントするなどキャッチーかつリアルクローズに落とし込める2024-25年秋冬のデビューコレクションで注目を集めた、ベルギー・
アントワープ出身の同名デザイナーが手がける〈ジュリー ケーゲルス〉。
Julieは今年28歳。アントワープ王立芸術学校を卒業後、
〈メリル・ロッゲ〉や〈アライア〉でのインターンを経験して今に至る。
GOOD&NEW
Point! 🪄
① 26AWコレクションにみる
リアル・ユーモア👀
今季のテーマは“Face Value”(訳:外見の価値)、全36ルック。キーワードは「影」。
演出した自分、すれ違いざまの人、写真、誰かの記憶……、現代における外見は、さまざまに異なるもの。一度きりの印象では終わらない外見、そして外見を形成する「装う」という行為は自分を守ることでもある。まるでオーラを纏うように。ただ、「影」だけは見る者を変えてもそのままの輪郭として映し出される。そんな「ありのまま分身として現れる影・輻郭」をとおして「外見の複数性・価値」を問いかける、というのが今季コレクションだった。
ショーのスタート、ブラックやグレーから始まったルックが静かに闊歩していく。そのさまざまに異なるシルエット、輻郭が引き立つ。ユーモアが、クールに響いてゆく。
そして、“あのスカート欲しい”
、“あのシャツはどうなっているの?”と、言わずもがなではありますが、冒頭からリアルな
“着てみたい!”で思わずあふれてしまう。
ここで、Julieに気になる質問! 今季特に好きなルックは?
Julie – 実は個人的に、コレクションの中では控えめな印象のルックに惹かれることが多いんです。第一印象の強いものではなく、よく見ると興味深い、面白いディテールが見えてくる……というような。たいていそういったルックは、日常で着て生活する姿を想像できる服でもあるから。
ショーのスタート、ブラックやグレーから始まったルックが静かに闊歩していく。そのさまざまに異なるシルエット、輻郭が引き立つ。ユーモアが、クールに響いてゆく。
“あのスカート欲しい”
、“あのシャツはどうなっているの?”と、言わずもがなではありますが、冒頭からリアルな
“着てみたい!”で思わずあふれてしまう。
ここで、ジュリーに気になる質問! 今季特に好きなルックは?
Julie – 実は個人的に、コレクションの中では控えめな印象のルックに惹かれることが多いんです。第一印象の強いものではなく、よく見ると興味深い、面白いディテールが見えてくる……というような。たいていそういったルックは、日常で着て生活する姿を想像できる服でもあるから。
ショーを終えて挨拶をするジュリー。
コレクションテーマに合わせてシルエットで登場。
編集部(以下編)– “あくまでリアルクローズが軸”というブランドコンセプトがありましたね。ショー中盤で差し込まれたオレンジやイエローといったヴィヴィットでキャッチーなルックも、リアリティを離れないので、“実際にトライしてみたい!”という自分と地続きな視点で追いかけていました。リアルクローズという軸はどのように生まれたのでしょう?
Julie –
これまで私は、空想のためだけに空想的な服をデザインすることにあまり興味を持ったことがないんです。
惹かれるのは、実生活で着られる服、誰かの人生の一部になっていくような服。そういった服には、記憶や習慣、その人らしさが宿っていく。
私の制作は、たいていとても見慣れたものから始まって、そこにほんのわずかなひねりを加える。その小さなひねりだけで、日常的なものをこれまでとは違った視点で見られるようになる。服が実用性を失わないまま、人を驚かせることができる。そんな考え方が好きなんです。
編 – コレクションテーマにも、“装うことは自分を見せることであり、同時に守ること。”とありました。外見の複数性が当然である現代において、日常着で”装う”ことは必然ですものね。リアリティへの寄り添いありきのひとひねり、ユーモアに、装い上手な現代ガールたちが惹かれてやまないのは納得です!
編 – コレクションテーマにも、“装うことは自分を見せることであり、同時に守ること。”とありました。外見の複数性が当然である現代において、日常着で”装う”ことは必然ですものね。リアリティへの寄り添いありきのひとひねり、ユーモアに、装い上手な現代ガールたちが惹かれてやまないのは納得です!
GOOD&NEW
Point! 🪄
② Details! アイテムでみる
リアル・ユーモア👀
キャッチー、それでいて日常使いの想像がついてワクワクする。そんなアイテムが今季もたくさんありました。そこにはリアリティを大切にするデザイナーだからこそのこだわりが濃密に詰まっているはず。ここでは、特に気になったものをアイテムごとにピックアップ。そのクリエイティビティについて、ジュリーが答えてくれました。
👓 Eyewear jewel
編 – やはり目を惹いたのはアイウェア! 前シーズンからの大注目を経て、今季さらにバリエーションが増えましたね。
さまざまな色形で登場した「Eyewear jewel」。
ベルギー・アントワープのアイウェアブランド〈theo(テオ)〉
の
ヴィンテージデッドストックフレームをベースにしている。

STAIN OVAL SMALL
– VINTAGE EYEWEAR JEWEL
¥28,100
編 – やはり目を惹いたのはアイウェア! 前シーズンからの大注目を経て、今季さらにバリエーションが増えましたね。
Julie – 服をイメージしてから、アイウェアについて考えました。きっかけは、レンズを外したときのフォルムがジュエリーに見えたこと。幼少期から父が愛用していたブランドと一緒につくりました。
編 – 「EYEWEAR
JEWEL」、これはアクセサリーアイテムである、と。ブランドとして実用を大切にしているからこそのネーミングですね。
突飛でないけれど見たことがない、ファッションが好きな人たちにはストライクゾーンな、“日常に心地よい違和感”を添えるアイデアがとっても魅力的です。そういったアイデアソースにはどんなもの、ことがありますか?
Julie – インスピレーションは、日常生活を観察することから生まれます。偶然目にした小さな視覚的な出来事や、人の仕草、物、ユニフォーム、ヴィンテージの衣服、行き交う人々のスタイリングなど、あまりにも日常的で見過ごしてしまいそうなものほど集めているかもしれません。
ちなみに。目の周りのアクセサリーとして、
こちらは「影」をキーワードにしたショーで演出に大きな役割を
もたらしていたアイマスク。ショーピース。
MASK(Runway pieces) ¥42,800※参考価格
ARROW BROKEN GRASS
-EARRING
COLLABORATION
WITH IZABO 各¥63,100
Julie – 私は「もし、こうだったら?」と問いかけることが好きなんです。もし、見慣れた構造がいつもとは違う動きをしたら? もし、実用的なものが遊び心のあるものに変わったら? といった問いから思いがけないアイデアが生まれることはよくあります。私の中では、ハイファッションと日常生活を切り離して考えてはいません。いつだって両者が影響を与え合っています。
👓 Eyewear jewel
STAIN OVAL SMALL
– VINTAGE EYEWEAR JEWEL
¥28,100
MASK(Runway pieces) ¥42,800※参考価格
ARROW BROKEN GRASS -EARRING
COLLABORATION
WITH IZABO 各¥63,100
Julie – 私は「もし、こうだったら?」と問いかけることが好きなんです。もし、見慣れた構造がいつもとは違う動きをしたら? もし、実用的なものが遊び心のあるものに変わったら? といった問いから思いがけないアイデアが生まれることはよくあります。私の中では、ハイファッションと日常生活を切り離して考えてはいません。いつだって両者が影響を与え合っています。
✂️ Zig-zag
編 – 次に個人的に惹かれたのはグローブやマフラー、ヘッドピースに見られた“ジグザグ”モチーフ! こちらはどのように生まれたのでしょうか?
Julie –
“ジグザグ”モチーフは、最初はまるでドローイングのような形で生まれました。エネルギッシュでありながら、同時に手仕事を感じさせるものをつくりたいと思っていて。ピンときたのがこの不均一な
“ジグザグ”でした。
手仕事の温もりを引き出したかったから、テクスチャーの感じられる素材を用いたアイテムが多いです。レザーや
オーガンジーなど。同じジグザグでも、異なる印象のクラフト感があります。
さまざまな素材、アイテムに登場した”ジグザグ”。
ALT-SCARF ¥56,100
Julie – “ジグザグ”は、今回のコレクションをつなぐ一本の線のように、全体を横断しています。コレクション全体を引いて見たときに、ひとつのディテールが直接的な表現になりすぎることなく、異なる形でさまざまな服やアクセサリーに登場する、というのが個人的に好きなんです。
FANZA-SHADOW PRINT SHOE ¥136,400
👜 Leather items
編 – 今季はロングブーツやグローブ、セットアップなど、強さのあるレザーアイテムも印象的でしたね。ルックのアクセント、引き締め役になっていて、“これ欲しい!”と目に留まるアイテムが多数ありました。
Julie – 今季、レザーは特に重要な素材でした。レザーの光沢や質感は、構築的なフォルムを生み出しながら、非常に官能的で、重厚な印象を与えるものです。
編 – リアルクローズを根幹に置いたルックに欠かせない、モードなエッセンスがここに光っているようにも感じました。ファブリックの選び方などにこだわりはありますか?
Julie – コレクションにおいて、素材は決して後付けできるものではなくて、多くの場合、生地そのものがアイデアをどのように発展させるかを決定します。質感や重さ、動き方、なんていうのも大事ですね。いい個性の宿る素材を見つけるべく、多くの時間を費やしています。
DOUBLE BAG S ¥193,600、XL ¥275,000
Julie – コレクションにおいて、素材は決して後付けできるものではなくて、多くの場合、生地そのものがアイデアをどのように発展させるかを決定します。質感や重さ、動き方、なんていうのも大事ですね。いい個性の宿る素材を見つけるべく、多くの時間を費やしています。
編 – ファーストシーズン2024年春夏から定番となっている「DOUBLE BAG」も、絶妙なクタッと感に上質な艶っぽさが同居しているのが通ですよね。モード⇆カジュアルまで幅広く使えそう。バッグにはスタイルが宿るというか、服装を変えてもバッグは変えないという人も多いですし。さすがは日常着の味方がつくるバッグ!
円柱フォルムのスポーツバッグと
スクエアなクラシックバッグを融合した
「DOUBLE BAG」。今季はカラフルに登場。
Julie -また、長く着て、履き続けられる素材選びも非常に大切にしています。視覚的にルックに必要であるということだけではなく、何年にもわたってその人になじんでいくような服をつくりたいので、品質は欠かせない要素です。
FOLIE LONG-BOOT ¥294,800
Julie -また、長く着て、履き続けられる素材選びも非常に大切にしています。視覚的にルックに必要であるということだけではなく、何年にもわたってその人になじんでいくような服をつくりたいので、品質は欠かせない要素です。
編 – 先にお話しした“日常に心地よい違和感”としてのユーモアづくりのためにも、パターンやファブリックといったプロダクトとしての品質は不可欠ですよね。そこのバランスが重要で、巧みです。どのように意識していらっしゃるのでしょうか?
Julie –
そうですね、品質とユーモアとのバランスはとても直感的でありながら、長い時間をかけて編集を重ねるプロセスでもあります。私はユーモアが好きですが、単なるインパクト付けや仕掛けとして取り入れることはありません。あくまで日常でもナチュラルに感じられるものでなければならないと思っています。
パターンから素材に至るまで、すべての選択が同じひとつのアイデアを支えている必要があるんです。視覚的には刺激的でも、技術的には成立しないアイデアもありますし、その逆もありますし。
並べるとさらに麗しく壮観なショーの足元。
ボトムスやソックス、素肌との掛け合わせを
楽しむファッショナブルな
遊び心を陰で支え
ているのは確かな品質の素材選びなのです。
Julie – そこから、すべてが無理なくナチュラルに見えるようになるまで、何度も編集し洗練を重ねていきます。一見シンプルで着やすい。でもその背景には多くの思考が込められていて、ユーモアが潜んでいる。そういうものができたとき、私は一番満足感を覚えます。
KELT-TOP ¥80,300、CARA-SHIRT
¥101,200
コレクションの5ルック目、一見スタンダードな
シャツ&Vネックニット。
大胆ながら静かに主張する
シャツの裏表、ニットの前後。
Julie – そこから、すべてが無理なくナチュラルに見えるようになるまで、何度も編集し洗練を重ねていきます。一見シンプルで着やすい。でもその背景には多くの思考が込められていて、ユーモアが潜んでいる。そういうものができたとき、私は一番満足感を覚えます。
円柱フォルムのスポーツバッグとスクエアなクラシックバッグを融合した
「DOUBLE
BAG」。今季はカラフルに登場。
ずらりと並んで麗しく壮観なショーの足元。
ボトムスやソックス、素肌との掛け合わせを楽しむファッショナブルな
遊び心を陰で支えているのは確かな品質の素材選びなのです。
GOOD&NEW
Point! 🪄
③ SNS発信にみるリアル・ユーモア👀
編 – SNSの発信も、とても魅力的でフレッシュに見えます。シーズンビジュアル、動画、モーメント的な切り取りなどセンスとユーモアに溢れていて、ブランドの世界観が巧みに発信されている。Instagramを筆頭に、発信のコントロールはどのようにされているのでしょうか?
Julie – Instagramでの発信については、過度につくり込まれたものではなく、言うなれば生き生きと感じられるものであることを大切にしていますね。現代においてSNSはブランドの延長であると同時に、そのブランドを支えている人々の延長でもあると思います。時間をかけて完成されたビジュアルだけでなく、舞台裏での瞬間や、日々の小さな発見、シンプルに私たちが面白いと感じたことなども投稿しています。
編 – 「ユーモア」、「日常に心地よい違和感」はプロダクト、ショー、Instagramの発信、すべてから感じられます。
Julie –
“緻密さと遊び心の組み合わせ”だと思います。服の構造についてはとても真剣に向き合っていますが、私はファッションそのものを深刻に捉えすぎないようにしています。エレガントで美しさのある、日常的に着やすいもの。そして人を笑顔にしたり、好奇心を刺激したりする服をつくることが喜びです。
ブランドとしての女性像も、特定の人というよりアティチュードや考え方をイメージしています。好奇心があること。自立していること。他人のためではなく、自分自身のために装うことを楽しめる人。自信を持ちながら、ユーモアの感覚も持っている人。といったように。だから、着る人が私の想像をまったく超える方法で服をスタイリングしてくれたならとても幸せです。その瞬間にコレクションが本当の意味で生き始めるのだと思います。私たちのつくる服が、トレンドという“主流”に左右されたものではなく、着る人それぞれにとってより個人的なものとして感じられることを願っています。
編 – そういった思想の根幹に、日常着、リアルクローズという冒頭のお話があるのですね。素敵なお話を、たくさんありがとうございました。
Instagramに投稿されたムービー。
動きと音、決してつくり込まれてはいない、
軽やかでシュールな世界観に見入ってしまう!
Julie – ユーモアや自然発生的、直感的な要素は、ブランドをより人間味のあるものにしてくれます。これは私がつくり込んだ美しさ、よりも大切にしているものです。同時に、すべての投稿がコレクションと同じビジュアルランゲージを反映しています。直感的であっても一貫性を保つため、目指したいベストバランスがありますね。
編 – SNSの発信も、とても魅力的でフレッシュに見えます。シーズンビジュアル、動画、モーメント的な切り取りなどセンスとユーモアに溢れていて、ブランドの世界観が巧みに発信されている。Instagramを筆頭に、発信のコントロールはどのようにされているのでしょうか?
Julie – Instagramでの発信については、過度につくり込まれたものではなく、言うなれば生き生きと感じられるものであることを大切にしていますね。現代においてSNSはブランドの延長であると同時に、そのブランドを支えている人々の延長でもあると思います。時間をかけて完成されたビジュアルだけでなく、舞台裏での瞬間や、日々の小さな発見、シンプルに私たちが面白いと感じたことなども投稿しています。
編 – 「ユーモア」、「日常に心地よい違和感」はプロダクト、ショー、Instagramの発信、すべてから感じられます。
Julie – ユーモアや自然発生的、直感的な要素は、ブランドをより人間味のあるものにしてくれます。これは私がつくり込んだ美しさ、よりも大切にしているものです。同時に、すべての投稿がコレクションと同じビジュアルランゲージを反映しています。直感的であっても一貫性を保つため、目指したいベストバランスがありますね。
編 – ブランド全体を通して受ける印象、オリジナリティですね。言うなれば〈JULIE KEGELS〉のオリジナリティはなんでしょうか?
Julie –
“緻密さと遊び心の組み合わせ”だと思います。
服の構造についてはとても真剣に向き合っていますが、私はファッションそのものを深刻に捉えすぎないようにしています。エレガントで美しさのある、日常的に着やすいもの。そして人を笑顔にしたり、好奇心を刺激したりする服をつくることが喜びです。
ブランドとしての女性像も、特定の人というよりアティチュードや考え方をイメージしています。好奇心があること。自立していること。他人のためではなく、自分自身のために装うことを楽しめる人。自信を持ちながら、ユーモアの感覚も持っている人。といったように。だから、着る人が私の想像をまったく超える方法で服をスタイリングしてくれたならとても幸せです。その瞬間にコレクションが本当の意味で生き始めるのだと思います。私たちのつくる服が、トレンドという“主流”に左右されたものではなく、着る人それぞれにとってより個人的なものとして感じられることを願っています。
編 – そういった思想の根幹に、日常着、リアルクローズという冒頭のお話があるのですね。素敵なお話を、たくさんありがとうございました。
Instagramに投稿されたムービー。動きと音、決してつくり込まれてはいない、軽やかでシュールな世界観に見入ってしまう!
\
bye!
/
JulieにおまけのQ&A
アントワープのおすすめスポットは?
ー スヘルデ川。一番好きな場所です。曇りが多い
アントワープは
いつも灰色。異国情緒があるわけでもなく
ごく普通。
だからこそ好き。そこにいると心が落ち着きます。
好きな/気になる日本のスポットはありますか?
ー 東京はエリアごとに異なる空気感があるので
いつ訪れても刺激的。一方で、地方の伝統的な職人技や織物の産
地にも興味がありますし、
日常生活がよりゆっくりと
流れている静かな場所にも惹かれます。
そうした体験はファッションに関連する場所を訪れるのと
同じくらい、大きなインスピレーションになることがあります。
最近の日本のファッションについて、どう思われますか?
ー 東京における個人のスタイルの自由さには、
以前から感銘を
受けています。ファッションについて
豊富な知識を持っている人が
多い一方で、トレンドに
縛られていないように感じます。
クラフツマンシップや
ディテール、個性、品質に対する深い理解と
敬意がある。
私が特に魅力を感じるのは、スタイルの多様性です。
色をほとんど使わない控えめなラグジュアリースタイルを
目にしたかと思えば、角を曲がった先ではまったく
正反対の
スタイルをした人に出会うことがあります。
そうした違いがありながらも常に際立っているのは、
ディテールや仕上げへのこだわり。最後のひと針に至るまで、
すべてが丁寧に考え抜かれているように感じるんです。