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Hairdresser wearing vintage.
美容師さんのワードローブはほとんどが古着!?
こぞって古着を愛する理由とは。
おしゃれな4人の美容師さんに、
ここに行けば素敵なアイテムに出会えること間違いなし!
という、いつも通っているお店を教えてもらいました。
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ー古着のどういうところが好き?
何年代のヴィンテージとかは詳しくないけど、なんか古着って個性的なものが多くてかわいいから好き。美容師ってサロンの雰囲気があるから、そのお店ごとに似た雰囲気になってしまうところがあって、そうじゃない方がおもしろいなっていう基準で洋服を選んでいます。好きなお店に行って、古着を見ながらあーだね、こーだねって話すのも楽しいです。
ー古着屋の情報は誰から?
友達から教えてもらったり一緒に回って開拓したり。「ファンティーク」は、確かふらっと買い物していて知ったような気が…。そんなきっかけから5年通い続けています。
ー何年も通っちゃうくらい好きなんですね。その理由はなんですか?
海外コレクションを見てトレンドをおさえて買い付けているから絶対に外していないし、その上ちょっとおもしろいものや個性を出せるアイテムが揃っていて、ここに来れば欲しいものが見つかるんです! おひなさま柄の変わった柄のシャツやサテン地のワンピースとか。(おひなさま柄のシャツは購入していました(笑)。)あとは、10代が多い街だけど、少し落ち着いた場所でゆっくり洋服を選べるし、何年も通っているからスタッフさんと何でも話せるのも「ファンティーク」の好きな理由のひとつです。
ー古着を好きになったきっかけは?
ブランドものと違って、古着にはルールがないような気がしてすごく楽しく感じたんです。専門学校の頃は、学校の友達ではなく古着屋でできた友達とばかり遊んでいた思い出も。そのつながりで、どんどん古着仲間が増えていきましたね。
ーyunnちゃんのファッションにおける古着の割合って?
前までは、全身ほぼ古着だったけど最近はセレクトショップのものや、ブランドものも取り入れています。日によって割合は全然違いますけど。
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ー「オトエ(OTOE)」の魅力は?
他にないようなデザインや、一見合わせにくいかなって思うものでも着てみるとコーディネートに馴染むし、いつも新しい発見があるところですね。個性的な柄もあれば、変わった素材のアイテムが多くて、トルソーのコーディネートからは半歩先を行くような古着のトレンドを感じられるんです。店内は、たくさん鳥の剥製が飾ってあったり壁には貝が敷き詰められていて博物館のようなディスプレになっているのもおもしろい。高校生のときから「オトエ」に通っているんですけど、ひさびさに帰国してもスタッフさんが名前を覚えてくれていたのはうれしかったです。セレクトが好みなのはもちろんだけど、素敵なスタッフさんがいるのもこのお店が好きな理由です。
ー古着を好きになったきっかけは?
昔からTシャツが好きで集めているんですけど、かわいいなと思うものは大抵古着なんですよ。夢中になれるブランドがあまりなくて、古着なら個性も出せるしカブらないし。ずっと持っていても流行を気にせずいつでも着られるみたいな、流行り廃りがないのがいいですね。
ー古着はどう合わせることが多い?
全身古着という日もあります。だけど、古着の服にブランドものの小物をアクセントにすることが多いかな。たまにはハイブランドの洋服も着るけど、全身ブランドアイテムのコーディネートは私らしくないから、どこかには絶対古着を取り入れていますね。
ーファッションスタイルを参考にしている人は。
王道だけどクロエ・セヴィニー。カルチャー寄りのファッショニスタで、ずっと変わらずおしゃれだなって思うのでチェックしてます。クロエも古着を愛するひとりですしね。スタイルが違うから、すべてマネするわけじゃないけど、この合わせ方かわいいとかちょっとした要素を取り入れてみたりします。
OTOE
東京都渋谷区神宮前2丁目31−9 クリスタル神宮前ビル 2F
TEL:03-3405-0355
営業時間:12:00-20:00
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ー「ラムホールベルーフ(RUMHOLE beruf)」のイチオシポイントは。
初めて来たときはメンズの割合が多かったんですけど、どんどんウィメンズのものが増えてきているんですよ。アイテムの入れ替わりが早いところがやっぱりいいですね。普段の洋服に1点取り入れるとランクアップするような大人でもきれいに着られるものが多いのがうれしいんです。だから、今日も全く違和感なく「ラムホールベルーフ」の古着に〈フミカ ウチダ(FUMIKA UCHIDA)〉のベルトを合わせられるんです。ちなみにですが、私の働く「プラハ」とテンションが合っているから、音楽イベントを一緒にするくらいの仲なんです。あとは、ここの女性スタッフ山崎さんが、クールで大人な女性でかっこいいんですけど、その方のファッションセンスは参考になりますね。
ー古着を好きになったきっかけは?
中学・高校時代の友達に古着好きな子が多くて、地元は埼玉なんですけど、たまに東京まで古着を買いに来ていました。雑誌を見てもブランドよりも古着を着ている子のファッションをマネしてましたね。誰ともカブらないし組み合わせも自由だし、コーディネートの幅が広がるのがおもしろくて。
ー古着屋情報はどこから?
ネットだと探しづらいので人から教えてもらうことが多いです。みんな古着屋って単に服を買いに行くだけじゃなくてスタッフさんとのおしゃべりを楽しみにしている人も多いと思うんですよね。私もスタッフさんを介してお店の常連さんと知り合って、その方からまたほかのおすすめショップを聞いて…という感じです。
ー美容師さんって、古着好きが多いですよね。
私たちってお客様の自己表現のお手伝いをする職業なんですが、古着も「自分はこういう人です」という自己アピールを助けてくれるものだと思うんです。ちょっと通じるものがあるから好きな人も多いのかなって。古着やヴィンテージには歴史があって、他に代わりのきかないアイテム。だから、自己アピールとして古きよきものに魅せられている人が多いんだと思います。友達ともカブらないというのがやっぱり個性を出せるし好きですね。
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ー古着を好きになったきっかけってなんですか?
新品のものって誰が合わせても一緒になってしまうし、これ着ていたら大丈夫でしょ的なノリになるのが嫌だったんです。みんな同じって日本人特有の安心感があったりするけど、私はそういうのが苦手。だけど、古着は個性的なものが多いし一点ものだから、自分らしく着られるんです。
ーこだわってセレクトしてそうですね。
そうですね。量より質で、いいものだけを選んできました。
ーそのときから、好きなテイストも変わらないまま?
古着を買い始めたときは、一目で分かりやすい年季の入ったものをよく選んでいました。当時は、ガーリーなものをよく着ていて、森ガールテイストも通ってきたんです。いまとは真逆なんですけど(笑)。
ーどの辺りで買い物することが多い?
エリアは三茶がメインですね、あとは下北沢も。でも最近はほぼ「ディフリメン(DIFF LIMEN)」で買い物しています。昨日も来ましたし(笑)。
ーほぼ! 他のお店とは違うこのお店のイチオシポイントとは。
個性的な古着が多いのと質がいい! 小物も個性的なものがたくさんあっていろんなパターンを楽しめるのがいいなって思います。90’sの〈プラダ(PRADA)〉のセレクトがあったり、古着をいまっぽくリメイクしていて、古着初心者でも合わせやすいものが多いところかな。あとは、スタッフさんがおもしろくて人が繋がる場というか、来た人がみんな友達になっちゃうのもこのお店の好きなところ。みんなで持ち寄ったお菓子を食べながら話してます。看板を出していないので入りづらいんですけど(笑)。
ーどうやってこのお店を知ったの?
店内に飾ってあるドライフラワーを手がけた、フラワーアーティストのハシグチ コウイチさんと学生の頃から知り合いで。その子に、hiromiちゃんが絶対好きな古着屋があるよ! って教えてもらって知りました。そこから常連ですね。ちなみに、この店内のレイアウトは突然変わるんですけど、このドライフラワーが店内に飾られる前は、バーみたいになっていたんです。お客さんとの温度感とかで、内装を変えているのもおもしろいですよね。