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相川茉穂と毎月お届け。プレスルームにおじゃマンボ! vol.2
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Monthly Fashion News.

相川茉穂と毎月お届け。プレスルームにおじゃマンボ! vol.2

2023.05.26

日々展示会やイベントを駆け回っている編集部が
ビビッときたファッションニュースを読者の皆さんにお届けする連載の第二弾!
今回は〈アクネ ストゥディオズ(Acne Studios)〉秋冬コレクションの展示会に行ってきました。
パリでのショーを彩ったアートピースも会場に飾られていて、ブランドの世界観にうっとり。
相川茉穂ちゃんのレポートもあるのでじっくりどうぞ!

 vol.2 Acne Studios 

元々はクリエイティブチームとして始まり、デニムアイテムの人気が爆発したのを皮切りにファッションハウスとしての地位を確立。都会的で洗練されたムードのなかに、遊び心を加えたデザインがファッションラバーに愛されている。秋冬コレクションでは、創業者でありクリエイティブディレクターのジョニー・ヨハンソンが生まれ育った、スウェーデンの森の美しさが投影されている。

シンプルじゃ物足りない。実験に実験を重ねて。

最初に気になったのは全方位にダメージ加工が施されたデニムパンツ。ローライズになっていて、引きずるように穿くオーバーシルエット。

春夏コレクションからデビューしたモノグラム柄バッグが新たにデニム生地でも登場。

厚みがあって硬い触感なのに、細かく編まれている技術の高さに見入っちゃう…。

ヴィンテージのような風合いが生まれるディストレストレザー。加工のシワとリンクするようなグラフィックもクールです。

REC]

〈アクネ ストゥディオズ(Acne Studios)〉といえばやっぱりデニムのイメージがあったので絶対に着たいと思っていました。土で汚れたような加工がされていたり、サイジングが極端だったり、これまでよりも振り切ったデザインのアイテムが多くて見ていて楽しかったです。最初に気になって試着したパンツは、あれだけのダメージが入っていても“パンク”な印象になりすぎなくて上品なのがさすが。レザーアイテムも普段から好きなので、趣向を凝らした遊び心のあるデザインに見入ってしまいました。

華やかなものには毒がある。

パーティドレスにぴったりなフラワープリントのドレス。クラシカルな装いにポップなニットキャップを合わせるのもあり♡

ヴィンテージのカメラバッグをオマージュしたバッグは、ポケットたっぷりで使いやすそう!

先シーズンから登場した「プラットバッグ」(platt:スウェーデン語で「平ら」の意。)に、ライムグリーンやダメージ加工が施されたベージュなどが新色として登場。

REC]

秋冬コレクションのインスピレーション源になっているスウェーデンの森を表現するナチュラルな配色のなかに、アシッドイエローやピンク、ブルーなどのビビッドカラーが時折紛れ込んでいて目を奪われました。蛍光色なのに自然からはかけ離れていないのが不思議で、毒のある植物やきのこをイメージしているのかな? と思ったり。試着したミニドレスは見た目がタイトだけどストレッチが効くので着心地もよくて、パーティだけじゃなく日常でも着たくなりそうです。

マスキュリンとフェミニンを結びつけるのは。

レスリングのユニフォームをイメージしたオールインワン。強そうなポーズできてる?

サッカーのスパイクとウエスタンブーツが融合したようなデザイン。

左:タイトなシルエットで“フェミニン”を、オーバーサイズで“マスキュリン”を表現。アイテム自体でもルックのコーディネートでも、極端にコントラストが描かれている。

REC]

コレクション全体に野生的な雰囲気を感じるのは、「caveman(野生人)」がインスピレーション源になっているからなんだとか。アイテムごとにマスキュリンとフェミニンをあえて極端に表現し、それらを組み合わせることでジェンダーの境界を無くしているんです。ワイルドに見えるユニフォームを柔らかいニット素材でつくっているように、レスリングやサッカーのモチーフではいちばん分かりやすくコントラストが強調されていると思いました。

INFORMATION

アクネ ストゥディオズ アオヤマ

https://www.acnestudios.com/