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相川茉穂と毎月お届け。プレスルームにおじゃマンボ! vol.3
相川茉穂と毎月お届け。プレスルームにおじゃマンボ! vol.3

Monthly Fashion News.

相川茉穂と毎月お届け。プレスルームにおじゃマンボ! vol.3

2023.09.15

日々展示会やイベントを駆け回っている編集部が
ビビッときたファッションニュースを読者の皆さんにお届けする連載の第3弾!
少々おひさしぶりになってしまいましたが、今回はまさにいま身にまといたい
〈フェティコ(FETICO)〉の秋冬コレクションをご紹介します。
しなやかで繊細なアイテムの数々に、背筋が伸び心が躍ります。

 vol.3 FETICO 

コレクションブランド等で経験を積んだデザイナーの舟山瑛美が、パタンナーと共に2020年にローンチ。女性の身体が持つ美しさを最大限に引き出し、しなやかさを演出するアイテムが揃う。今シーズンはライザ・ミネリやヘレナ・ボナム・カーターといった、大胆で自由奔放な雰囲気を持つ伝説の映画スターたちからインスピレーションを受け、“ユニーク・ビューティ”をテーマにコンフィデンスな美しさを表現している。

フェミニンこそ、意志のある佇まいで。

くびれを強調するようなラインが印象的なドレス。同素材のパンツと合わせてセットアップとしても着られて、ドレス一枚で着るのとはガラッと雰囲気が変わります。

肩に施されたシアーの切り替えが、程よく大胆な肌見せをかなえます。

透け感のあるニットは着丈が長く、くびれからお尻にかけてピタッとラインを強調します。左右非対称の編みになっていることで、不完全な美の尊さを表現。

REC]

〈フェティコ(FETICO)〉といえば繊細でフェミニンなアイテムのイメージがあったので、早速ブランドの世界観をたっぷり感じられた気がします。アイテムそのものを見たときも美しさを感じましたが、袖を通して初めて身体のラインにやさしく寄り添ってきれいに見せてくれるのを実感しました。色気があるけどやりすぎ感がないところが好きです。黒のニットはよく見ると網目の大きさにグラデーションがあって、袖のディテールがレースのように繊細なところがお気に入り!

グラフィカルな意外性が躍り出す。

京都の職人が刷毛で染色した引き染めによって、にじみや色の重なりに個体差のある繊細で美しいテキスタイルに。

鮮やかな色や、大胆な柄を使っている印象があまり無かったのでかなり新鮮でした。1920年代のフラッパードレスをオマージュしたデザインのドレスは、レースとシースルーとの切り替えで繊細だけど贅沢なイメージになっているので、特別な日に着たい! お腹のところのカッティングが特徴的なので素肌に着て肌見せをしてもいいけれど、同系色のシャツにレイヤードしてまとまりのある落ち着いたコーディネートを楽しみたいです。ちなみに、袖にデザイン性のあるトップスが大好物なので、このシャツの長い袖もツボでした。

暖かさも、造形美も妥協しない。

ウールをボンディングしたロングコートは、20年代の女性が象徴するローウエストのデザイン。

REC]

ジャケットやニットはこれまでもたくさんあったけれど、カジュアルに着られるパファーコートが出るのはブランド初なんだそう。中綿のおかげでしっかり身体を暖めてくれる安心感がありながら、ウエストラインや大きな襟のデザインでドレッシーな雰囲気も醸し出しているのが〈フェティコ〉らしいですよね。長いマフラーのついたニットキャップも合わせてつけて、マフラーを風に靡かせてかっこよく歩きたい!