背伸びしてでも買いたいあのブランド。vol.1 LOEWE
Precious things
背伸びしてでも買いたいあのブランド。
vol.1 LOEWE
2018.07.20
“いまっぽい”というノリだけで服を買ったものの、数回着て終わり…なんてことは日常茶飯事。
それと比べてラグジュアリーブランドのアイテムには、
袖を通す度に気分を高揚させてくれるパワーが宿っています。
がんばって働いて憧れのブランドを身につけることには、プライス以上の価値があるはず。
ここではそんな、“少し背伸びしてでも”手に入れたいブランドをご紹介。
vol.1は、〈ロエベ(LOEWE)〉です。
Photo_Kengo Shimizu
〈J.W. アンダーソン 〉のジョナサン・アンダーソンがクリエイティブ ディレクターに就任したのは2013年のこと。それを機に、老舗というイメージがあった〈ロエベ〉は、創業から170年を超える歴史に裏打ちされたクラフトマンシップとモダンな感性をミックスさせることで、一躍世界のファッションシーンから注目を集めるフレッシュな存在へと生まれ変わりました。
唯一無二という言葉を安易に使うべきではないけれど、メゾンブランドとしての品格と知性は感じさせつつストリートファッションとも調和するニュートラルな世界観はまさにそれで、性差を超えて多くの人が心酔するのも頷けてしまうのです。
そして今季は、〈ロエベ〉の真骨頂ともいえる“レザー”を随所に落とし込んだ、ブリティッシュテイスト漂うコレクションを披露してくれました。
唯一無二という言葉を安易に使うべきではないけれど、メゾンブランドとしての品格と知性は感じさせつつストリートファッションとも調和するニュートラルな世界観はまさにそれで、性差を超えて多くの人が心酔するのも頷けてしまうのです。
そして今季は、〈ロエベ〉の真骨頂ともいえる“レザー”を随所に落とし込んだ、ブリティッシュテイスト漂うコレクションを披露してくれました。
定番となっているアニマルシリーズからは、ツイード生地をかけ合わせたバニーモチーフがチャームと小ぶりなショルダーバッグで登場。ちなみにこのアニマルシリーズ、もともとは〈ロエベ〉の工房で働く革職人が、余り物のレザーを使って遊びで作り始めたのが誕生のきっかけ。何気なく佇む動物が実は、〈ロエベ〉に携わる革職人たちの技術の高さと遊び心を象徴するプロダクトだったりします。
ランウェイで目をひいたツイードジャケットは、昨今流行りのオーバーサイズなどではなく、あくまでも女性的なテーラリングをベースに、ラペルやポケットに滑らかなレザーをあしらうことで〈ロエベ〉らしい繊細さを主張。
ジョナサン・アンダーソンの手にかかれば、クライミングブーツもここまでモダンな一足に。センターを走るシルバージップは着脱の煩わしさと同時に、この手のブーツにありがちな土臭さも忘れさせてくれます。
トレンドやシーズンに関係なく、いまの〈ロエベ〉にはすべての女性が手に入れるべき理由が揃っています。
トレンドやシーズンに関係なく、いまの〈ロエベ〉にはすべての女性が手に入れるべき理由が揃っています。