背伸びしてでも買いたいあのブランド。vol.9 VALENTINO
Precious things
背伸びしてでも買いたいあのブランド。
vol.9 VALENTINO
2019.12.04
“いまっぽい”というノリだけで服を買ったものの、数回着て終わり…なんてことは日常茶飯事。
それと比べてラグジュアリーブランドのアイテムには、
袖を通す度に気分を高揚させてくれるパワーが宿っています。
がんばって働いて憧れのブランドを身につけることには、プライス以上の価値があるはず。
ここではそんな、“少し背伸びしてでも”手に入れたいブランドをピックアップ。
vol.9は〈ヴァレンティノ(VALENTINO)〉です。
Photo_Kengo Shimizu
描かれるのは、ブランドの故郷への愛。
2019年秋冬シーズンは、〈アンダーカバー(UNDERCOVER)〉のデザイナーである高橋盾によるグラフィックをコレクションに落とし込むという、現在のファッションシーンを体現するアプローチで話題となった〈ヴァレンティノ(VALENTINO)〉。
そこから一転。2020年リゾートコレクションでは、ブランドのベースでもある“ローマ”をテーマに選びました。ローマといえばロマンティックで退廃的、そして華やかというイメージが真っ先に思い浮かびますが、都会の真ん中に隠された美しく、それでいて荒廃した庭のような華麗な側面はあまり知られていないのかもしれません。スポットライトを当てたのは、そんな伝統と優美さと共存するローマの日常。
そこから一転。2020年リゾートコレクションでは、ブランドのベースでもある“ローマ”をテーマに選びました。ローマといえばロマンティックで退廃的、そして華やかというイメージが真っ先に思い浮かびますが、都会の真ん中に隠された美しく、それでいて荒廃した庭のような華麗な側面はあまり知られていないのかもしれません。スポットライトを当てたのは、そんな伝統と優美さと共存するローマの日常。
ストラップを調整することで、ショルダーバッグとしてもクロスボディバッグとしても使用できる「Vスリング ショルダーバッグ」。2019秋冬シーズンに発表されたこのシリーズはさまざまなバリエーションで展開されてきましたが、今シーズンはジラフ柄のハラコ素材を纏い、クラシックな佇まいにイメージチェンジ。
ルックでも一際存在感を放っていたマクロカメリアプリントは、トレンチコートとスカート、そしてドレスに落とし込まれました。裾に丁寧に縫い付けられた、歩く度にふわふわと揺れるブルーのフェザーに、メゾンの底力が感じられます。
他のブランドではあまり見かけない、だからこそ今シーズンの〈ヴァレンティノ〉らしいピースのひとつと言えるロングブーツ。ブラウンスエードの風合いとサイドにあしらわれた真鍮製のグリフォンの紋章によって、ヴィンテージライクな表情が生まれました。
トータルコーディネートは難しくとも、リアルなヴィンテージアイテムとも相性が良さそうなアイテムが揃うのはうれしい限り! お気に入りの一点を見つけて、〈ヴァレンティノ〉が描くローマの美を感じてみては。
トータルコーディネートは難しくとも、リアルなヴィンテージアイテムとも相性が良さそうなアイテムが揃うのはうれしい限り! お気に入りの一点を見つけて、〈ヴァレンティノ〉が描くローマの美を感じてみては。