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渡辺直美とYOPPY。20代からの友達と始めるブランド、10とは?
渡辺直美とYOPPY。20代からの友達と始めるブランド、10とは?

So happy they’re teaming up!

渡辺直美とYOPPY。20代からの友達と始めるブランド、10とは?

2021.02.05

年末にYOPPYから「新しいこと始めるんですー!」とのLINE。
「なんだろな?」とワクワクしていたら、年始にYouTubeを観て納得。
仲よしの渡辺直美さんといっしょに新ブランドを立ち上げるってことだったんですね!
せっかくなのでファーストルック撮影直後の2人にお話を伺いました。
お互いを高め合う友情って最高〜!

Photo_Kodai Ikemitsu(TRON)
Hair & Make-up_Asami Nemoto(NAOMI),Hitomi Matsuno(YOPPY)
Prop_PROPS NOW

2人の友情を〈10〉という形に。

ーまずはブランドの立ち上げおめでとうございます! YOPPYと直美さんそれぞれのYouTubeで、2人の出会いからブランドを立ち上げるに至るまでのいろいろ知れてすごく楽しかったです。
YOPPY:ありがとうございます。一応要約すると、10年前に私が鈴木えみちゃん、榮倉奈々ちゃんと3人でご飯食べていたら、ちょうど同じお店になおみたんと近藤春菜さんと夫婦のじかんの大貫さんがいらっしゃって。そこで声かけてカラオケに行ったのが出会いなんです。
渡辺直美(以下、直美):“友達10周年記念”としてYouTubeでコラボしようと思ったら、盛り上がってブランドを立ち上げることになりました。それぞれ〈プニュズ(PUNYUS)〉〈リトルサニーバイト(little sunny bite)〉とブランドを持っているのですが、今回立ち上げた〈10〉は受注生産で、プラスサイズまで展開をするのが特徴ですね。

〈10〉ロンT 各¥8,800+TAX、ワンピース 各¥12,800+TAX(10 https://10bestfriend.com/

ー今日スタジオに入って、2人とも全身ブラックコーデなのがちょっと意外でした。大人っぽいなって。
YOPPY:このブラックのシリーズはイチ推しのアイテムです! ワンピースはこれ1枚で着てもいいし、背中でストラップを調節できるから好きなバランスが叶うんだよね。
直美:プラスサイズ向けのワンピースってすごく難しいんですよ。人によって胸のサイズが違うから、胸元が空いちゃったり脇が下になりすぎたり。あとこのアイテムに対してYOPPYにリクエストしたのは「背中のストラップをクロスにしてほしい」ってこと。
YOPPY:そうそう、私は今回初めてプラスサイズのデザインをしたので、新しく知れたことがいっぱいあって勉強になった!
直美:ぽっちゃりの人はなで肩が多くて、作業しているとストラップがすぐ落ちちゃうんです。背中をクロスにしておけばストレスなく動けるうえにかわいから、仕事もデートもこれで行ける! あとデザインで間違えられやすいのがストラップをつける位置。太っていても痩せていても肩の位置や骨格はそんなに変わらないので、左右のストラップの間の幅は同じにしてくれないとホールドされないんですよ。でも経験のあるデザイナーさんでもプラスサイズの服をつくるとき、身幅に対してすごい外側にストラップをつけがちで。
YOPPY:なおみたんはプラスサイズの服作りをすごく理解しているし、こだわるタイプだから今回みたいな自信作ができました。今日のルック画像を見てもらったら「絶対かわいく着られる」ってわかってもらえると思います。
YOPPY
LA発ブランドのPRを経て2013年に独立。 〈リトルサニーバイト〉を2014春夏より立ち上げ、 デザイナーとしてのキャリアをスタート。 海外のファンも多く、〈リトルサニーバイト〉をグローバルに展開しながら、多方面からのプロデュース、ディレクションのオファーも多数。昨年からYouTubeチャンネル「YOPPY’S CUP OF TEA」を始動!
渡辺直美
2007年にデビューし、ビヨンセのモノマネで大ブレイク。お笑い芸人として、バラエティー番組からラジオ、舞台、ドラマ、映画などに幅広く出演。2014年には、プロデューサーを務めるアパレルブランド〈プニュズ〉が始動。ポップなデザインとフリーから6Lまでの豊富なサイズ展開で人気を博し、全国に店舗を持つ。海外を拠点にした活動も多く93万人がチャンネル登録しているYouTubeチャンネル「NAOMI CLUB」も大好評。
ー白やピンクを基調としたポップなテンションと、ブラックベースのクールなものと2タイプに分けたのはどうして?
YOPPY:明るい色が苦手な方って一定数いて、ブランドのイメージやルックを見ただけで「ポップすぎて私には無理。やめておこう」って入り口手前で帰っちゃうんです。黒だったらみんな大人っぽく着れるし、よそ行きにもできるし。選択肢の幅があるところを一気に見てほしかったんです。
ー直美さんが〈リトルサニーバイト〉のデニムが好きで、〈10〉でも国産にこだわり岡山で生産すると聞きました。今回のアイテムをつくるうえで、トレンドやテイストなど意識したことはありますか?
YOPPY:あ、トレンドは全然気にしていないかも! ダメージデニムとかパフスリーブとか2人が好きなものをつくりました。
直美:そのなかで例えば「バックジップには長いリボンをつけて上げ下げしやすくしてほしい」とか、「クロップト丈のトップスはこれくらいの長さで、裾にはティアードにしてほしい」とかリクエストさせてもらって。
YOPPY:受注生産なので、好きなものを好きな方に買っていただいて、その服を大事にしてもらいたいですね。今年はこうやって合わせて、例え来年ちょっと違う気分になったとしても再来年にまた違う着こなしで着たくなる、とか。ずっと大事にしてもらいたいし、将来的に誰かしらに受け継いでいただけたら本望です。例えばデニムなんて穿けば穿くほどストーリーを紡いでいけるから。
直美:ダメージデニムって勢いよく穿いたら変なやぶれ方をしたりするじゃないですか。それを「やぶれた最悪〜!」って思うより、「新たなストーリーが刻まれて、デザインがアップデートした」って楽しんでほしいですね。おばあちゃんになって〈10〉のアイテムを引っ張り出して、「こういうことがあったな」って思い出すとか、ひとつの小説みたいな存在になるくらい愛用してもらえたら最高だな〜。いまは第二弾とか考えていないのですが、リクエストされたらやりたいな。私とYOPPYの友情関係がずっと続いていくうちに、もしかしたら次はブランド名が〈20〉になったりしてね(笑)?
YOPPY:名前を変えちゃうのね(笑)。
直美:それくらい長く大切な関係でいてもらえたらな〜。あと友達と〈10〉をおそろいにしてストーリーを紡いでいってほしいです。
ー2人の友情にあやかるみたいで素敵ですね。ちなみにプライベートの友人と初めて一緒に仕事するのってどんな感覚でした?
YOPPY:〈10〉は仕事っていう意識がないよね!
直美:もともとお互い服作りしているしね〜。でもちょっとまじめに考えると、私たちが毎日自分を高めるために成長し、レベルアップしているから今回の〈10〉に繋がったんだと思います。2人ともいろんなジャンルの仕事を経て、ようやくこのタイミングで「チャレンジしてみる!?」って気持ちになったんじゃないかな。
YOPPY:そうだね。

同じ価値観で話せる友達ってかけがえのない存在!

ーYOPPYと直美さんの関係を見ていると、20代からの友情って最高だなって思います。
YOPPY:ありがとう! でも長いからいいってわけでもないと思うよ。期間は短くても本当の友達っていっぱいいるし。ただ、なおみたんとは自然体でいられるからラクだよね。
直美:2人とも自由だしね。
YOPPY:もちろん毎日は連絡取らないし、放置されるときは3週間連絡こないこともあるし(笑)。でも仲よしでずっと信頼関係が続いてる。
直美:まぁ30代になって会話の内容には変化があったかもね。健康や美容ネタ、あと美容整形とか(笑)。「糸を入れて顔を引っ張り上げるらしいよ?」みたいな(笑)。
YOPPY:これは実際にやるかどうかじゃなくてね(笑)!
直美:(笑)。「その糸って普通の糸なの?」とかね。20代のときはお互い身体のことは考えず「とにかくいっぱい食べよう!」みたいな感じだったのに、YOPPYなんて「私は自分でサラダを作るよ」「オイルの摂りすぎはダメ」なんてすっかり健康志向になってるよね。30代になるとお金と時間にちょっとだけ余裕ができるけど、中身は変わってないから、20代の気持ちのまま思う存分楽しんでいます!
ーちなみに直美さんがニューヨークにいるときはどうやって連絡を取ってるの?
YOPPY: FACETIMEとかですね。離れているときのほうが連絡取り合うよね。
直美:去年は自粛中によく電話したね。YOPPYとだと2時間くらい話すから(笑)。ごはんつくりながらしゃべったり、自由すぎたよね。
YOPPY:眠くなってきたし、そろそろ切ろっかー、とかね。
直美:あの時期ってそういうオンラインで話すのがいっぱいあったじゃないですか、「このZOOM飲みいつ終わるの?」的な。いろいろ話して、ひさしぶりに会っても価値観が変わらないのがいちばんの友達だなって痛感しました。YOPPYとは例えこれから1年会えなくても連絡は取り続けるし、1年後に再会してもお互い同じ価値観でアップデートできていると思うんです。これってけっこう難しいんですよ。例えば10年前の友だち全員と、いま本音で話せるかっていうと…。やっぱり気を遣って話を合わせたりしちゃうと思うんですよね。とくにコロナに対しての考えなんてみんな違うし、価値観が違うってふるいにかけられちゃうじゃないですか。
ーデリケートな話題でも同じ目線で話せる安心感があるのはいいですよね。ちなみに友達としては知り尽くしていると思うのですが、今回仕事をするうえで初めて気づいたお互いの魅力とかクセってありますか?
YOPPY:プラスサイズの服をつくるうえでの初めての発見はあるけど、なおみたん自身の人間性ではとくにないかな…。
直美:もう全部知っている?
YOPPY:うん、だから本当にやりやすくて意思疎通もしやすかった。
直美:YOPPYのクセはすぐ話のオチを言っちゃうんだよね(笑)。「こないだなんとかなんとかで、なんとかだったんだよね」ってひとりで笑ってるの。みんながぽかんとして「なんでそうなったの?」って聞いてはじめて「実がこういうことがあって」と説明し始めるよね。
YOPPY:しゃべるの本当にヘタなの。順番とかわかんない。
ー2人が共演したYouTubeでもその雰囲気を感じました(笑)。
YOPPY:動画を撮ると自分がちゃんと話せてないことがよくわかる! 普段は気づかない自分のクセに気づいて恥ずかしいよね。
直美:YOPPYには人と接するときや仕事をするうえでの、絶対的な自分だけのルーティーンがあるんだと思います。そういう意味では今回改めて気づいた彼女の魅力はとにかくしっかりしてること。プライベートもマメだけど、仕事の段取りも落ち着いてテキパキこなしていてすごく安心したよ。
YOPPY:ほんと? ありがとう!
直美:逆に私の魅力には改めて気づいてもらえなかったんだってちょっとショック(笑)。それか、思いつかなくてラクしたんでしょ! 「なおみたんのことは全部知っています」って顔して。
YOPPY:違うよ、そんなことない。えー、じゃあわかった! 「なおみたんは仕事に関する連絡の返信は早い」(笑)(笑)。
直美:あんまりうれしくないな(笑)。
ー(笑)。それでは最後に、2人はいつもHAPPYオーラ全開で元気をもらえるのですが、前向きにすごすコツを教えてほしいです!
直美:ありがとうございます。でも我々も前向きになれないときはあるよね。
YOPPY:まぁ全部に対してポジティブにはなれないかな〜。
直美:うん、でもそれが大事だって思います。仕事で常に自分にプレッシャーを与えることは大切だけど、プライベートくらいは自分のこと「よし、今日もがんばったね。私って天才!」って思わないと全部は乗り越えていけない。誰かにほめてもらいたいならまずは自分自身をほめること! それがいちばん簡単だし、いちばん元気がもらえるから。自分をほめれば自然と前向きになれるし、そんな私たちの姿で「元気をもらえた」って言ってもらえたら、その声でもっと元気が出る! 自分を認めてあげることがポジティブへの近道かな。
YOPPY:あと人と比べないで、自分が楽しいように自由にやるってことかな。そうすると自然と周りに楽しい人が集まってくるよ!

INFORMATION

10(テン)

https://10bestfriend.com
*サイズはS〜XXLを4サイズで展開。
*2月5日(金)18:00〜2月11日(木)23:59の1週間でオンライン受注中。