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あの子は古着に首ったけ! #14 Shury
あの子は古着に首ったけ! #14 Shury

Take a Vintage Clothing Snapshot.

あの子は古着に首ったけ!
#14 Shury

2024.04.15

編集部が気になる古着屋スタッフにフォーカスしていく、
毎月更新の連載企画「あの子は古着に首ったけ!」の第14弾をお届け。
原宿のキャットストリート裏路地にある古着屋「Shury」で働く
mannanさんに自身のことについてあれこれお話をお伺いしました。
実は意外と直感型なんだとか...!

Photo_Shunsuke Kondo

#14 shop:Shury

mannanさん

shury_tokyo
mannanworld

Onepiece:00s dress
Tops:00s see-through tops
Shoes:Maison Margiela
Necklace:Labyrins × Sugar Scoop
Hair accesories:Labyrins

上京したきっかけはこの場所でした。

ーまずは今日のスタイリングのポイントを教えてください。
デザインがかわいいワンピースに同じテンションのトップスを合わせているところです。そこにポイントとしてシュシュとネックレスを着けてみました。
ーデザインが効いていて、他にないようなワンピースですね!
アシンメトリーなディテールがお気に入りです。ポケットが下の方にあったり、裾にリボンが施されていてシルエットの変化を楽しむことができます。こういう変わったデザインのワンピースは「Shury」でも人気のあるアイテムです!
ーシュシュとネックレスは「Shury」でも販売しているアイテムなんですか?
そうです! 「Shury」のなかに「Labyrins」っていう私がディレクションしているオリジナルアイテムのラインがあって、ハンドニットアイテムは今までにアームウォーマーやバラクラバなども販売しています。このネックレスは韓国のセラミックアーティストのSugar Scoopとのコラボアイテムで、トップを作ってもらいました。
ーかわいいです! シュシュにはどんなこだわりがあるのでしょう?
〈ヒステリックグラマー(HYSTERIC GLAMOUR)〉とのプロジェクトで企画ディレクターを勤めさせていただいたときに作ったものですね。デザインはそれと同じなんですけど、「Shury」で販売しているものは一点もので、色の組み合わせと天然石のチャームが「Labyrins」仕様になっています。
ー街やSNS上でも「Labyrins」のビーニーを被っている女の子をよく見かけます!
うれしいです。これは私がプリントする写真を選んでいて、過去にもいろいろなデザインのものを販売しています。他にはフーディーやTシャツも作っています。
ーファッションに目覚めたのはいつ頃でしたか?
明確な時期は覚えてないんですけど、成長過程で自然と服が好きになったと思います。
ーそのなかでなにか影響を受けたことはありましたか?
おかあさんの影響が大きい気がします。小さい頃からかわいい服を着させてもらえてるなっていう自覚はあったので。
ーおかあさんもオシャレな方なんですね〜!
あとは、『zipper』の古着特集っていう特別号があったんですけど、それを中学生のときに読んでより一層古着に興味を持ち始めたかな…!
ーそもそも、「Shury」のスタッフとして働くことになったきっかけはなんだったのでしょう?
東京に来る前は福岡に住んでいて、「東京に行きたいな〜」っていうのはずっと言っていたんです。で、そのタイミングでオーナーと共通の知り合いが私が上京したがってることを伝えてくれて、オープニングスタッフとして働くことになりました。
ーっていうことは、この場所をきっかけに上京したってことですね!
そうなんです。ただ、福岡にいたときも古着屋のスタッフとして働いていました。
ー拠点を東京に変えたことで、自身のなかでファッション感に変化はありましたか?
以前から東京にはよく遊びに来ていて、服はそのタイミングで買うようにしていたのでとくにありませんでした。でも、福岡のときはアメカジもわりと着ていたかな。
ー普段はどんなスタイリングをすることが多いですか?
結構ラフな格好が多いですよ! お出掛けのときはワンピースだったりミニスカートを穿いたりするけど、基本的にはボーイッシュなパンツスタイルが多いです。
ー常にさまざまなヘアスタイルを楽しまれていますが、なにかファッションと関係が?
よくよく考えてみると、ヘア優先でファッションを楽しんでいるかも知らないです。好きな髪型にして、服でバランスをとっていますね。
ーなるほど。ヘア次第でスタイリングのムードも変わるんですね。
ジャケットをピンク髪で着るのと黒髪で着るのとだと全然雰囲気が違くて。黒だとかなりキレイめな印象になるじゃないですか、それが自分的には結構やりずらかったんです。いまはパーマをかけたので、前よりハマる服が増えました。
ーでは、お店の特徴や魅力はなんだと思いますか?
オープンしたての頃はセットアップが多かったり、いまとは雰囲気が違いましたが、時代の流れをちゃんと汲んでいるところですかね。変化しつつ、常に”「Shury」らしさ”があるところが好きです。最近だと不思議なデザインのアイテムが多く揃っているかも! それに、仕入れに同行することもあるので、私の気分のアイテムも揃っています。
ー古着に限らず、リメイクアイテムも素敵だなと思い、いつもインスタグラムをチェックしています!
ありがとうございます。とくに公表はしていないんですけど、実は私がリメイクしているんです。平日店頭にいないことが多いのはその作業をしてるからです(笑)。
ーそうだったんですね! もともと服飾の学校に通われていたとか?
いえ、コロナ期間にスタートしました。作るアイテムは古着をベースに、サイズ感やデザイン性を加えてみたり、試行錯誤しながら決めています。シャツ以外にも、これまでにニットやTシャツのアレンジもしています。
ー最近気になっているアイテムはなにかありますか?
ふくらはぎくらいの絶妙な丈のスカートが去年頃から気になっています。昔は苦手意識があって着ることがなかったけど..。
ーその気持ちの変化はどこから?
最近流行ってることもあって、インスタグラムやピンタレストで目にすることが増えたから、自然と気になり始めたのかな? お店でも人気がありますし。
ー最後に、mannanさんにとって古着とはなんですか?
難しい〜!ファッションのなかで結局一番好きって感じ? です。 私は前の日からスタイリングを決める、ってことはあまりなくて、いつも直感でパパパッて服を選んでることが多いです。ファッションを真面目に深く考えたりはしないタイプだけど、生活していて自然と気になったり見ちゃうもの。古着はやっぱりトキメキます。

SHOP INFO

Shury
住所:東京都渋谷区神宮前6丁目8−6 2F
時間:13:00〜20:00
電話:03-6427-9144