あの子は古着に首ったけ! #21 JANTIQUES
Take a Vintage Clothing Snapshot.
あの子は古着に首ったけ!
#21 JANTIQUES
2024.11.25
編集部が気になる古着屋で働く素敵なスタッフさんに、
インタビューをする連載企画「あの子は古着に首ったけ!」。
ジャンクもアンティークになるという想いが込められた中目黒の名店「JANTIQUES」を訪問。
そこで働くHarukaさんにスタイリングのこだわりや古着の魅力など
気になるあれこれを教えていただきました!
Photo_Shunsuke Kondo
繊細なヴィンテージアイテムを身に着けることで、気持ちも穏やかに。
- ー今日のスタイリングのこだわりを教えてください。
- 全体的に甘めなんですけど、ちょっと崩したくてカジュアルなフーディを合わせたり、ブーツで大人らしさをプラスしたところです。あとは、「JANTIQUES」のアイテムを取り入れたのもポイントです。
- ーバランス感が素敵です!
- 丈が短めなスカートを合わせたかったので、ロングブーツでかわいらしくなり過ぎず大人なスタイリングをイメージしました。インナーはピチッとしているので、上から大きめのモヘアカーディガンを羽織ってゆるさを演出したり、上下どちらかはボリューム感のあるシルエットになるように心掛けています。
- ースタイリングを考える際の手順は?
- これが着たい! ってアイテムを中心にそこから組んでいきます。今日でいうとブラが主役です。普段は先輩方や、他の古着屋さんのSNSをみてスタイリングを研究しています。
- ーそのブラはいつ頃のアイテムですか?
- 60年代のデッドストックのものになります。かっちりしすぎるとラインが出ちゃうし、ラフに合わせたかったのでホックは上の部分だけ閉じています! ちなみにフーディーはキッズのアイテムです。
- ーシンプルなデザインですが、ブーツはユーズドとは思えないくらい状態がいいですね!
- 新品にも馴染むようなベルトのデザインが気に入ってます。ヒールも高くないので履きやすいです。
- ー好きな古着の年代などはありますか?
- 50〜60年代のタイトなワンピースにタイツを合わせるような女性らしくてクラシカルなムードが好きです。
- ーでは、古着屋で働くことになった経緯について教えてください。
- ファッション自体は雑誌を通して小学生くらいの頃から好きだったんですけど、下北沢に友達と出かけることが多くて、それから古着を好きになり、ここで働かせてもらっています。
- ーいまも買い物はそのあたりでするんですか?
- 栃木出身なので、最近はそっち方面に車を運転して遊びにいきます。今日着ているモヘアのカーディガンも高崎で購入したものです。
- ーその際はもちろん、高崎市にある2号店の「JANTIQUES内田商店」のほうにも?(笑)
- そうですね、よくいきます!(笑)
- ー数ある古着屋のなかでもなぜ「JANTIQUES」を選んだのでしょう?
- いろんなお店を見てきたなかで、年代を問わず幅広いアイテムを取り扱っているのがここでした。奥の部屋ではヴィンテージアイテムが数多く取り揃えられていて、古いものだけでなく、レギュラー古着もあるので、年代を問わずお客さんを魅了するその世界観にも圧倒されました。
- ー確かに。ウェア以外のアイテムも充実していますよね。
- そうなんです。靴やヘッドピースなどの小物も一点一点丁寧にセレクトしているので、そのラインナップからこだわりが感じられるところが好きです!
- ーお店に足を運ぶ度に、バイヤーのいまの気分が伝わってきて買い物をしているこちらも楽しいです。
- ただトレンドを置くのではなく、レディース、メンズと共にそのとき買い付けでバイヤーが気になったアイテムをしっかり店頭で展開し、表現しているので、うちならではのカラーが出て楽しんで頂けているのではないかと思います。
- ー公式インスタグラムに掲載されているスタイリングも本当にかわいくて、いつもチェックしています!
- ありがとうございます。それもバイヤーが中心となり提案しています。
- ーいまHarukaさんの一押しのアイテムはどれですか?
- ニットとボロスウェットになります。ニットは毛足が長くてラメ感のある糸が魅力です。袖があるんですけど、着るとポンチョのようなシルエットになるところもかわいいです!
- ーおもしろいデザインですね。ボロのほうはどうでしょう?
- 個体差が出るので一つひとつ表情が異なるところや、リペアの跡がさまざまなところです。これだと糸の色をあえてグレーじゃなくて淡いイエローにしていたり。
- ー細かいところまで気が利いてる…..。これは何に合わせるのがおすすめですか?
- ボロ具合をしっかりと見せたいので、色物のキャミソールやインナーを合わせたいですね。
- ーHrarukaさんが感じる古着の魅力は?
- その時代の雰囲気や歴史が反映されていたり、取り入れることで自分の個性を発揮できて、ファッションって楽しいって思わせてくれるところです。
- ー着ると気持ちにも変化が現れますよね。
- はい。甘さのあるアイテムが好きなんですけど、そういうヴィンテージアイテムって作りが丁寧で繊細なんです。そういうものに身を包むと自分の気持ちも自然と穏やかになりますね(笑)。
- ー今後はどのように古着を楽しみたいですか?
- かっちりした古着のスタイリングになりすぎないように、常に現代のトレンドもしっかりと追っていたいなと思います!
SHOP INFO
JANTIQUES住所:東京都目黒区上目黒2丁目25−13 エルレーブ中目黒
時間:12:00〜20:00
電話:03-5704-8188
https://jantiques05.buyshop.jp/