あの子は古着に首ったけ！
#25 ORANGE GERBERA

Tops : 80s tee
Jacket：ORANGE GERBERA
Pants：Euro military
Shoes : 90s umbro

みんなで買い付け、今の気分で着たい服を

ーこのお店のアイテムは、どのような視点でセレクトされていますか？

80年代、90年代のヴィンテージアイテムを中心としたセレクトが多いですね。アメリカっぽさもあるけど、ヨーロッパのアイテムも多くて、ユニセックスで楽しめるようにしています。

ー買い付けはどのように行っていますか？

メインはアメリカ・シアトルとフランスです。スタッフ間でミーティングを重ねバイイングを行い、最終的にオーナーが判断する形を取っています。

ースタッフみなさんで買い付けに行けるのはすごいですね！

そうなんです！うちはスタッフみんなで行ける機会があって。それぞれ好みや得意なスタイルが違うので、 自分では選ばないアイテムも、他のスタッフの視点を通すと 「これ意外といいかも」 って新しい発見があったりして。

ー違う発見があるのはいいですね。セレクトの基準はありますか？

今着たい服”かどうか。ただの古着ではなく、今の空気感に合うかどうかでみています。あとは、カラフルなアイテムも多いので、配色のバランスも意識して選んでいます！

ーお店の強みって、どんなところだと思いますか？

スタッフも繊維業界やアパレル出身で、それぞれバックグラウンドが違うんです。そんなみんなの“今着たい！”がミックスされているから、ラインナップに厚みがあるのが魅力だと思います。お客さんとして通っていた頃から、行くたびに新鮮な出会いがあるのが楽しくて。今はその一員として関われているのが嬉しいです。

春を彩る、ヴィンテージスタイルの楽しみ方

ー今日のスタイリングについて教えていただけますか？

春らしい、バターイエローのジャケットを主役にしたコーデです。80～90年代のカラフルなTシャツを取り入れて、色やプリントをアクセントにしています。あとは、ユーロのモールスキンパンツ。誰かの手で補修された跡があったりして、古着ならではのストーリーを感じられるところがポイントです。

ーおすすめのアイテムはありますか？

90年代のトラックジャケットがおすすめです。ピンクと黒のコントラストが効いていて、首元にフラップがついているデザイン。スポーティーだけどガーリーにも着られる絶妙なバランスがかわいいなって思ってます！
あとは、春らしいカラーのカーディガンもおすすめです。花柄だったりレトロな雰囲気のものが多くて、今の季節にぴったりなアイテムが揃っています。

お客さんからスタッフへ

ーそもそも、「オレンジガーベラ」で働くことになったきっかけは？

インスタで見て気になって、実際にお店に来てみたら、すごく雰囲気が良かったんです。スタッフのみなさんもフレンドリーで、初めて来たのに帰ってきた感じがして。この場所で働きたい！って直感で思って、そこから今に至ります。

ー実際に働いてみてどうですか？

オーナーもとても気さくで、日頃から古着について意見交換をしています。買い付けにも行かせてもらえるなど、貴重な経験をさせてもらえる環境にも感謝しています。

古着とカルチャーの交差点を目指して

ー今後、お店としてチャレンジしてみたいことはありますか？

古着屋って、ただ服を売る場所じゃなくていいと思うんです。たとえば「ナイトシネマ」みたいなイベントを開催して、映画や音楽、コーヒーなど、カルチャーが混ざり合う場所にしていきたいなって。お客さんとのコミュニケーションの中から、新しいスタイルや価値観が生まれたら嬉しいですね。

ーどんなお客さんが多いですか？

20代後半のお客さんが中心で、学生さんから親子三世代まで、本当に幅広いです。アパレル関係の方や音楽好き、クリエイティブな方も多いですね。不思議とスタッフも同じ世代が多くて、人生の“第2章”を迎えているような、そんな仲間意識があるのも心強いです。

「ナイスピープル、グッドミュージック、スペシャルアイテム」そんな空間づくりを、これからもみんなで楽しんでいけたらと思っています！