あの子は古着に首ったけ!#5 HOLIDAY WORKS
Take a Vintage Clothing Snapshot.
あの子は古着に首ったけ!
#5 HOLIDAY WORKS
2023.06.19
ステキな古着屋のスタッフさんを毎月ピックアップするこの企画。
今回はUS古着やリメイクアイテムを取り扱う「HOLIDAY WORKS」にお邪魔しました。
カウンターでミシン作業をしながらお出迎えしてくれるのはAYANOさん。
裁縫がとても上手で、接客以外にも古着のリメイクをして働いています。
Photo_Shunsuke Kondo
オンリーワンの古着をリメイクして、よりサステナブルに楽しむ。
- ーアメカジスタイルがとてもお似合いです。
- ありがとうございます。普段からメンズライクな格好がほとんどで、基本的にはパンツスタイルです。ヴィンテージのTシャツやシャツを合わせたカジュアルな着こなしが好きです。
- ーヴィンテージの年代にこだわりはありますか?
- 「HOLIDAY WORKS」で働き始めてからは60年代のアイテムにハマりました。とくにアメリカ製だと無骨なものが多くて、それがかわいいなって思いますね。
- ー着用されているスウェットが気になります。ピンクのボディとオールドイングリッシュの相性が抜群ですね。
- かわいいですよね。全体的にあまりメンズっぽくなりすぎないように女の子らしいピンクをセレクトしました。
- ースウェットに何か思い入れはありますか?
- これは私が初めて買ったヴィンテージアイテムです。高円寺の古着屋でゲットしたもので、購入の決め手はやっぱりこのカラーリングでした。
- ー〈コンバース(CONVERSE)〉はもしかしてUSA製だったり?
- そうです。これは現行と古着を取り扱っているセレクトショップで購入しました。色とレザー素材がかわいいなと! ずっと欲しくて探していたのですが、最近はなかなかUSA製の〈コンバース〉が手に入らなくなってきているので即決でした。
- ーローカットには何かこだわりがあるのでしょうか?
- 以前、靴下の専門ショップで働いていたこともあって、普段からソックスを見せる着こなしが好きなんです。それでハイカットよりはローカットを選ぶことが多いですね。
- ー古着屋で働くきっかけって何だったのでしょう?
- 最初は両親の勧めもあって一般企業で働いていたんですが、そろそろ好きなことをしたいなと思い、ここで働くことになりました。周りと被らないから古着はずっと好きだったので。
- ー数あるショップのなかでも、なぜ「HOLIDAY WORKS」に?
- 当時、ショップの募集要項に“裁縫ができる人”と書かれていました。私は服飾の専門学校に通っていたこともあって、ミシンの操作方法や基礎知識はある程度身についていたんです。それで何か活かせたらいいなと思い、応募させていただきました。
- ー実際にどんな業務で活かされているのでしょうか?
- 古着を使ったリメイクアイテムを作っています。デニムをカットしたり、丈調整をした際にどうしても残布が出てしまうのですが、それってヴィンテージの生地だし捨てるのはもったいない! ということで、私がその作業を担っているんです。他にもデザイン的に着るのが難しいアイテムの丈を変えてみたり、自分自身やお客さんが着たいと思えるように手を加えたりもしています。
- ーすごい! でも、イチから作るとなると難しそうですね。
- 型は古着製品から取っています。デニム生地で作った帽子はヴィンテージのセーラーハットを基にしました。ちなみに、リメイクバッグはファスナーまでちゃんと70年代のもの。オーナーが仕入れてきてくれました。なので、新作アイテムではあるけれど、使用しているのはすべてヴィンテージの素材なんです。
- ー接客をしながらミシンの作業もやっているとのことですが、大変ではないですか?
- 大変ですがとても楽しくやらせていただいています。それに、実際にお客さんが手にとってくれたり、反応を直接見ることができるのでうれしいですし、やりがいも感じられます。
- ー今後の目標はありますか?
- リメイクアイテムを取り扱っているショップって印象をみなさんに持っていただきたいので、もっといろいろ作っていきたいですね。