オニツカタイガーを自分らしく履くということ。 vol.2 Beni
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The Style.
オニツカタイガーを自分らしく履くということ。 vol.2 Beni
2021.04.13
Presented by Onitsuka Tigerよくスタイルを持つって言うけどそれってどうしたら身につけられるもの?
ファッションのトレンドに左右されすぎず、自分らしい服を着てシューズを履く。
でも言葉であれこれ説明されても難しい、だからまずは感じてみよう!
この春、クリーンでエレガンスなコレクションを披露した〈オニツカタイガー(Onitsuka Tiger)〉を
身に纏った確固たるスタイルを持つ方が出演する3回連載企画。
最近は90年代の日本の雑誌からインスピレーションを得ているBeniちゃんが登場してくれました。
Photo_So Mitsuya
Styling_Demi Demu
Hair_Mikio Aizawa
Make-up_YOSHi.T(AVGVST)
Model_Beni(TOKYO REBELS, Inc)
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credit
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Style 5
〈オニツカタイガー〉スニーカー ¥16,500(オニツカタイガージャパン お客様相談室 0120-504-630)、〈コビナイ〉ワールドネックレス ¥7,480(カブシキガイシャ ヒャクイチ 03-6881-0967)、〈オトエ〉ネックレス ¥3,300、ピン 各¥330(オトエ 03-3405-0355)その他すべてモデル私物
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服だけじゃなく、その周りにあるカルチャーからファッションを楽しむ。
- ーそもそもどうやってモデルをスタートしましたか?
- 5年前に「ザ フォーアイド」のオーナー、藤田さんがフォトグラファーでストリートキャスティングをしていた頃、私は原宿の街で『FRUiTS』で彼にスナップを撮られていたんですが、〈ケンゾー(KENZO)〉の人がその写真を見てキャンペーンムービーのモデルをしてほしいと声をかけられて参加したのが最初でした。
- ーいきなりグローバルキャンペーンのモデルをしたのはすごいですね! 出演したことで反響はありました?
- InstagramのDMから連絡が来るようになったりとかはあったのかな。でも私のなかで反響があった写真はタミーと撮ったタコの写真です。あれはテストシュートというか遊びで撮った写真だったんですが、『Dazed』に載ったりすごい反響あって。あの写真をイラストに描いてくれてる人とかもいました!
- ータミーちゃんと撮ったタコの写真も、タートルネックから顔出してる写真も覚えています。Beniちゃんはそもそもモデルになりたかったですか?
- 親に言われて気づいたんですが、高校生の頃からモデルになりたいって言っていたようです。自分では覚えていないっていうのと、そんな高校生の私はカラコン入れてツケマ付けてたランズキギャルだったんですが(笑)。でも、ここ最近はとくに自分でもなぜモデルをやりたいって思うのかを考えていたんですが、一個わかったことがありました。
- ーおお。なんでしょう。
- 撮影して仕上がった写真にいる自分が好きだなと思えたんです。納得できたというか、自尊心を持つことができたから続けられたんだと思います。さらに言うとそこは自分自身の力だけでそうなったんじゃなく、いろんなクリエーターの方の力が集結してできた写真だからで、そこへのリスペクトも持ちながら撮影に挑むことを楽しく感じることができました。
- ーモデル人生でターニングポイントになった撮影とか出来事はありますか?
- ロンドンに行ったことですかね。ただ行きたくて行ったんですが、周りの後押しと「行けるっしょ! 」って自信に近い気持ちが私にもあったんです。尖ってたというかそういう時期だったのかな。
- ーロンドンに行ってどう変わりました?
- モデルの話で言うと、あっちではキャスティングでアジア人として見られて呼ばれるんだなと感じることが多くて、それ自体は一概に悪いことではないけど日本にいるときでは気付けない感覚でした。アジア人だと欧米人と比べて顔がのっぺりしてるからあおって撮るとか撮り方にも違いを感じたけど、それも悪いことなんじゃなくてロンドンの人たちが私たちをどう撮ったら素敵に見えるのか工夫してくれているということでもあるなと思って。全部が全部悪いこととしては受け取らず、ただ日本にいたときでは感じられなかった違いに気づけました。
- ーBeniちゃんは最近はどんなファッションにハマってますか?
- 90年代の『ブルータス』を買い集めるようになったんですが、そこに載っている内容がどれもカッコよくて。建築とか、集合住宅特集っていうのもあってめちゃくちゃカッコよかったんです。あとは金子國義さんの雑誌がメンズなのですが好きで、それもかなり読み込んでインスピレーションを得ています。あとはキム・カーダシアンのジャージ姿どうなの? って気にしてみたり(笑)。だらしなく着るんじゃなくてファッションとして取り入れてるじゃないですか、最近はとくに着心地のいいものがいちばんだなって思うようになったので、そういう技は必要だなと思うんです。
- ージャージに行き着くのはいまっぽい考え方ですね!
- はい。でもいつか下着もいらないくらいビッタビタの素敵なドレスを着てパーティとかにも行きたいです。人生に一度くらいはそういう格好もしてみたくないですか?
- ー素敵です! 最後にこれからどうしていきたいですか?
- もともと編み物をやったり詩を書いたり何かつくることが好きだったのでものづくりの趣味がいくつかありましたが、もうちょっと趣味の幅を増やしていきたいです。ロッククライミングとかハンモックヨガとか? あ…でもいちばんやりたいのはキャンプファイヤーです! 炎のまわりでみんなで音楽かけて踊りたい!