UMBRO for ADAM ET ROPÉ
AAAMYYYとどんぐりず。アンブロを纏って。
〈アダム エ ロペ(ADAM ET ROPÉ)〉の〈アンブロ(UMBRO)〉別注アイテムから第2弾が登場!
今回はトラックジャケットとトラックパンツ、スウェットポロの3型を展開し、
よりレトロでクラシカルなムードを携えたカラーラインナップを揃えています。
そんなアイテムたちを、前回に引き続きTempalayのAAAMYYYさん、
どんぐりずの森さん、さらにどんぐりずのチョモさんも加わった3名に着こなしてもらいました。
『ガールフイナム』では、AAAMYYYさんの私生活やファッションへのこだわりを探るべくインタビューを敢行。
連動している兄妹誌『フイナム』では、どんぐりずのお二人へのインタビューも掲載しているのでぜひチェックを。
Photo_Shunsuke Kondo
Styling_Hiroki Sato
Hair & Make-up_Mirai Uejo
Model_AAAMYYY(Tempalay)、Mori、Chomo(DONGURIZU)
AAAMYYYであるということ。
- ーまずはTempalay10周年おめでとうございます! 10周年を迎えて、心境の変化などはありましたか?
- ありがとうございます。そういうものは特になくて、続けていたらあっという間に10年経っていたという感じですね。
- ーそうなんですね。この節目として10月に武道館公演が控えていますが、そこに向けての意気込みを教えてください。
- まだいろいろ準備をしているところなので、気合を入れつつ、といった感じなんですが…。実は、私が初めてライブを見た場所が武道館なんです。家族も喜んでくれる会場でライブができるのが個人的にすごく嬉しいんですよね。
- ーなるほど! AAAMYYYさんはソロ活動とTempalayとしての活動をされていますが、棲み分けている部分などはありますか?
- そもそもバンドに加わる前からソロとして活動していて、ずっとAAAMYYYでいることがTempalayの要素の一つでもあるかなと思っているので、特に変わるようなことはないですね。ただ音楽的なことを言えば、Tempalayはメインのソングライターが小原(Gt / Vo.小原綾斗)なので、よりシンセサイザーだったりアレンジメントの方で注力するというか、そっちで音楽的に楽しんでいるという感じ。ソロの方は自分の日々思っていることやTempalayで表現し得ない部分を表現する場所という感じでやっていますね。
- ーたしかに、AAAMYYYさんのソロ楽曲を聴かせていただくと、Tempalayのシュールさが少し抑えられていたり、日常に寄り添っているという印象を受けます。では、ソロ活動の曲作りで意識していることはありますか?
- インスピレーション源はとにかく「日常のすべて」です。天気から人間関係、ご近所付き合いからご飯まで、ほんとに森羅万象です。あまり意識しているわけではないんですけど、常にアンテナを張っている感はあります。そこで発見したことや感動したことなどを原動力にして、ビートが生まれたりするんですよね。
- ーバンドのお二人とはどういった距離感なんですか? なんというか、独特の雰囲気があるなと思っていて…。
- 他のバンドを見ているとすごく仲が良いなと思うんですが、うちはそこまででもなくて。若い頃は一緒にディズニーランドに行ったり飲みに行ったりしていたんですけど、夏樹(Dr.藤本夏樹)も子供が生まれたし、だんだん遊ぶ場所も関わる人も変わってきたから、あまり遊んだりはしなくて。たまにタイミングが合えば綾斗と飲みに行ったりとかするくらいですね。みんな大人になってほどよい距離感になってます。
生活がガラッと変わった2023年。
- ー昨年いちばん印象に残った出来事はなんですか?
- 断然子供が生まれたことですね。
- ーそうですよね! やっぱり子育ては大変ですか?
- やったことがないという大変さはもちろんあります。あと、子供が生まれる前まで持っていた理想像みたいなものがあるじゃないですか? 仕事と両立して…とか、かっこいいママでいたいとか。そういうのは一旦全部忘れて日々を過ごすことで精一杯です。とはいえ面白くはありますね。人間が一人生まれたことに対する面白さというか。うちは猫を2匹飼っているんですけど、動物の成長を見ているのと似ているところもあるかな。でも動物は放っておいても生きていけるけど、人間は誰かがお世話しないと生きていけない。そういうのを考えると、私たちがこんなに大きくなれたのはすごいことだなと。
- ーたしかに! 親御さんへの感謝がすごく芽生えそうですね。
- それは特に思いました。こんな大変なことを何十年もやってきたんだと思うと、単純にすごいなと。
- ーちなみに、私生活で変わったことはありますか?
- あります。夜型だったのが朝型になったことと、きちんとした食生活を心がけるようになったこと。人間は食べ物でできているんだ、という当たり前のことを思い出しました。食事は基本自分で作るんですが、いろんな人に頼るようになりました。コロナ禍を経て、周りのみんなのお料理レベルが上がりすぎていて、自分が作るよりみんなに作ってもらう方が美味しいんです。
- ー妊娠されてから、ファッションに対する意識は変わりましたか?
- そうですね、生まれる前はなんでも着てたんですけど。妊娠中はお腹が出るから、隠す隠さないみたいな議論が日本ではあるじゃないですか。それもどっちにしよう…と悩んでたら臨月になっちゃって。結局出してこ! ってなったんですけど。でもどのお洋服も考えて作られてるから、なんでも着られました。着心地もいいし、どんな体型の人でも着られるように種類が増えていて。すごく楽しかったし、自分に合ったものを選べましたね。
- ーたしかに、妊娠中でもファッションが楽しめるのは嬉しいですよね。お子さんが生まれてから気をつけるようになったことなどはありますか?
- 生まれてからは、赤ちゃんにとっての肌触りを第一に考えているかも。ニットとかはチクチクするから嫌がるので着る時を選びます。
ファッションを楽しむ心を大事に。
- ーAAAMYYYさんといえば、ファッションに対しても感度が高い印象があります。普段の私服でのこだわりなどはありますか?
- 見た目の観点でいうと、テクスチャー重視というか。例えば刺繍がいっぱい入ったものとか、テロテロ素材だったりモコモコ素材のものを合わせるようなスタイルが多いかも。あとは総柄とか派手なものを積極的に取り入れるっていうのは決めてます。色モノもけっこう着ていて。黒はそんなに着ないです。
- ーそういう派手なアイテムを着るときは、着こなし方などは意識しているんですか?
- 全然意識しないかも。派手なものを着て恥ずかしそうにしてるよりも、派手でも自分がアガる服を着て楽しむことが大切かなと思います。
- ーちなみに、服が好きになったのはいつから?
- Tempalayのサポートを始めてからです。よく古着屋さんに通うようになって、そこからですね。高校は私服通学だったんですけど、おしゃれってなんだろう? って思ってて。姉は奇抜な服を着るのが好きで、姉のお下がりを着たりしていたんですけど、自分のスタイルがずっと分からなくて。迷走して、上京して大学行っても迷走して。古着屋さんに通うようになってから、やっと自分に似合う服が分かるようになってきて、そこからです。
- ーなるほど。では私服は古着が多いですか?
- たしかに。そうかもしれないですね。
- ー古着屋さんはどのエリアに行かれるんですか?
- 最近はオンラインで買うことが多いですが、いつもチェックするのは高円寺の〈深緑〉ですね。あとは渋谷の宇多川にある〈BOY〉とか同じく渋谷の〈itimi〉、神宮前の〈Shury〉や下北沢の〈FILM〉などです。
LOOK 1
レイヤリングのワザが光るワントーンスタイル。
トラックパンツの絶妙な色味を活かし、同系色かつ近い素材のトップスを合わせたワントーンコーデ。赤のニットトップスを差し色にしつつ、スポーティに見えすぎないようフリンジのジレを差し込みファッショナブルな要素をプラス。ホワイトトップスの袖をまくりゴールドのバングルを重ねて、特徴的な袖を強調するとともによりインナーの赤を効かせて。
LOOK 2
プレイフルかつマチュアな絶妙のバランス。
配色で遊びを効かせ、若々しさと大人っぽさの中間を狙ったスタイリング。ブルーのストライプシャツとピンクのインナーでチャーミングな印象を持たせつつ、トラックジャケットのネイビーや、ベルトとブーツのブラウンを合わせれば全体が引き締まります。ボトムはワイドストレートのホワイトデニムに同素材のラップスカートを重ねることで、洒落感が増します。
LOOK 3
UKライクに着こなしてひそやかなムードに。
3つのスタイリングのなかでも、より〈アンブロ〉らしさに寄り添いUKっぽく仕上げたコーディネート。オフホワイトのスウェットポロにトラックジャケット、渋いブラウンのチェックパンツを組み合わせ、懐かしさ漂う着こなしに。オレンジのハンドウォーマーとソックスを差し色にしたら、足元は子供っぽくならないようブーツを合わせてバランスを。
意外性のある斬新な着こなしが楽しい!
- ー今日着ていただいた〈アダム エ ロペ〉と〈アンブロ〉の別注アイテムは前回からカラーなどがアップデートされています。着用してみていかがですか?
- このネイビーカラーは個人的にすごく〈アンブロ〉らしいなと思っているんですけど、オフホワイトとの配色のバランスだったり、ラインの入れ方が面白いなと。私が履いた縦ラインが入っているトラックパンツは、見え方がすらっとしているのでお気に入りです。あと、スウェットポロもめちゃくちゃかわいいかった! クラシックな雰囲気もありつつ、いろんなコーディネートに合わせやすそう。スポーティにもフォーマルにもカジュアルにも振れる万能なアイテムだなと思いました。
- ー今日のスタイリングはどうでしたか?
- いちばん最初に着た赤を基調にしたスタイリングが特に好きでした。トップスの素材感や形、短めの丈感がかわいいなと思ったのと、フリンジがついたジレを〈アンブロ〉に合わせるのが斬新だなと思いました。2体目はトレンドのラップスカートをスポーティな着こなしに取り入れるのが新しいなと。3体目は、よりカジュアルさやフォーマルさを感じたのと、古着のパンツと合わせていたのでふらっと公園の散歩がしたくなるコーディネートでした。
- ーでは最後に、どんぐりずのお二人と撮影していかがでしたか?
- もともと大好きな方たちなんですが、お二人ともキャラクターがすごく可愛らしくて、ずっとあのままでいてほしいと思いました。テレビで共演したり、同じイベントに出たこともあるんですけど、前回も含めてきちんと喋ったのはこの撮影が初めてだったので嬉しいです!
- ーなるほど、ぜひこれをきっかけに親交を深めてください!
PROFILE
PROFILE AAAMYYY@amy0aaamyyy,@tempalay_from_japan,中毒性のあるサイケデリックかつシュルレアリスティックなサウンドが注目を集め、フェスやイベントに引っ張りだこのオルタナティブロックバンド・Tempalayのコーラス / シンセサイザー担当。今年でバンド結成10周年を迎え、10月には初の武道館ワンマンライブ『惑星X』を開催予定。バンド活動と並行してソロ活動も行っており、さまざまなアーティストとのコラボや楽曲提供を行うなど幅広く活躍している。