キューバ産のラム酒で知られるHavana clubとAriesがコラボ! 現地のドラァグクイーンを記録した写真集も登場。
近年再び盛り上がりを見せるレイブカルチャーに大きな影響を受け、“ノンバイナリー”なファッションブランドという地位を確立した〈アリーズ(Aries)〉。彼女たちはオリジナリティと着心地を重要視することをポリシーとし、自社アトリエでパターンカットや手染めを行ったり、型にはまらない方法で独自のシルエットを作りあげるという徹底したプロセスを踏んで服作りを行っています。デザインから販売まですべての工程におけるこだわりの強さこそブランドの人気の理由でもあります。
そんな〈アリーズ〉がキューバのラムブランド〈ハバナクラブ(Havana Club)〉とフォトグラファーのジョシュア・ゴールドンとのトリプルコラボレーションを発表しました! コラボレーションの目的はフィルムやブック、カプセルコレクションの3つを通してアートとファッションの交わりを想像すること。今回のために制作された作品『BUTTERFLY』は、キューバ、ハバナのストリートシーンにおけるドラァグクイーンやトランスジェンダーのコミュニティに焦点を当てたプロジェクトとなっていて、90年代のレイブシーンが蘇ったかのような印象深い写真の数々が並びます。ジョシュアはこの撮影のために1ヶ月以上もキューバに滞在したようで、ここまで自然体で幻想的な作品に仕上がったのも納得です。
さらに、このドキュメントと並行してロンドンのスタジオで行われたファッションシュートでは、〈アリーズ〉クリエイティブディレクターのソフィア・マリア・プランテラとスタイリストのジェーン・ハウという気鋭の2人がタッグを組みました。モデルには前回もブランドのルックに登場しているカスパー・カピカを起用し、これまでとは異なる新しい一面を見せています。まるで70年代の『プレイボーイ』のようなミステリアスで艶っぽい作品に仕上がっていて、息をのむような美しい世界観にぐっと引き込まれます。
今回のコラボレーションを記念した展示とインスタレーションは神保町の老舗「小宮山書店」にて12月5日(木)まで開催中! ミラノやロンドン、ベルリンでもかなり反響があったそうで、東京でも見られるなんて光栄すぎます。また、今回のカプセルコレクションは原宿のセレクトショップ「GR8」にて販売されるとのこと。数量限定なので、少しでも気になるアイテムがあったらすぐにお店に行くのが吉です!
それにしても、当時の自由で力強いレイブシーンをここまで表現しているコレクションってなかなか珍しいですよね。この服を身につけているだけで、なんだかエネルギーをもらえそう。
Aries × Havana Club × Joshua Gordon
日程:2019年11月30日(土)~12月5日(木)
場所:小宮山書店
住所:東京都千代田区神田神保町1-7
時間:11:00〜18:30[月〜土]、11:00〜17:30[日]