「イコーランド シブヤ」で学ぶアイヌ文化。いまの時代に適応する生き方とは?
一年前、世界がこんなにも変わるなんて誰が予測できたでしょうか? 新型ウイルスだけでなく、近年の大幅な気候変動によっても私たちの日常は一変し、暮らし方や生き方について自然と見つめ直す機会が増えました。
そこで「イコーランド シブヤ」ではアイヌ文化が継承してきた考え方や価値観は、現代社会を生きる人々にとって多くの学びを得られるのではないかと考え、アイヌ工芸の伝統を未来につなぐ企画展『つなぐ・つながる 二風谷アイヌ展』を開催します。
そもそもアイヌ民族は主として北海道の先住民族。雄大な自然との共生のなかで文化を育み、自分の周りに存在する動植物、自然など様々なものに宿る「カムイ」と共に生きています。時代の変動を経ながら現代に文化を伝えていく、この生き方こそまさにいまの私たちに必要な考えと言えますよね。
今回の企画展ではアイヌ文化を伝える展示や、渋谷と二風谷がつながる “手紙” のインスタレーションエリアなどの展示企画のほか、大英博物館にて自身のアイヌ現代アートが展示されている貝澤徹氏を始めとした工芸作家による作品や、アイヌ伝統工芸を取り入れた手軽に手に取れるプロダクトまで、幅広い商品を販売します。
また、店内装飾で起用するアイヌ語の監修には、同町出身で現在都内大学に通いながら、YouTubeを通してアイヌ文化の普及と伝承に取り組む、関根摩耶氏(20)が参画。彼女は以下のようにコメントしています。
“アイヌ民族の文化を教科書の中のものと思わず、もっと身近に感じて、楽しんで欲しい。デザインも、ことばも、世界観も、きっとみんなに好きになってもらえると思うから! ”
企画展の様子は公式ホームページやインスタグラムでも配信予定。普段触れる機会の少ない民俗文化の知識こそ、現代を生きる私たちに新たなヒントを与えてくれるかもしれません。会期は明日2月16日(火)〜3月20日(土)の約一ヶ月間。「ミヤシタパーク」でお買い物ついでに是非覗いてみてくださいね。
つなぐ・つながる 二風谷アイヌ展
日程:2021年2月16日(火)〜3月20日(土)
場所:EQUALAND SHIBUYA
住所:東京都渋谷区神宮前6-20-10 RAYARD MIYASHITA PARK South 3F
時間:11:00〜21:00(当面の間20:00)
Instagram @equaland_shibuya