あるときはアクセサリーブランド〈タグ（TAG）〉のディレクションを手がけ、またあるときはコート限定のブランド〈ザクロ（ZAKURO）〉を主宰するなど、多方面で活躍の場を広げている画家の櫨山創大さんが、今度は初のグループ展『SMOKE』を開催します。

櫨山さんが心から感銘を受け、同じ空間をつくりあげたいと想うアーティスト2名と出会い、本展が実現しました。

まず、1人目は名古屋を拠点に活動している画家、伊藤潤さん。2009年に名古屋市立大学芸術工学研究科を卒業し、スプレー、墨、パステルなどを用いたソローイングやアニメーションを発表してきました。その後にいまの平面作品のスタイルへ。

伊藤さんの作品を眺めていると、息を飲むほどの奥深さ、そして静かに圧倒される画力を感じずにはいられません。櫨山さんもそんな彼の作品に魅了された一人だったというわけなんです。

そして2人目。趣味で栽培、収集したサボテンを見せびらかす為に『THE FASCINATED』というサボテン展を開催してしまった、静岡県在住の横江亮介さんです。一体いくつのサボテンを栽培しているのか非常に気になりますが、そんなことよりも、このアシッドなサボテンの作品が新鮮ではありませんか？ 自然が生み出したグラフィカルな形状と、横江さんのグラフィックの調和が絶妙に保たれています。

そんな最強チームでお送りする本展示。もう一度言いますが、本日からです。場所はいまなら丁度涼しくて気持ち良さそうな由比ヶ浜近辺。おそらく今週末に鑑賞しに行くのが良さそう。