シャンデリアアーティストのキムソンへと〈ヴァンズ（VANS）〉のコラボレーションスニーカーが12月4日（土）から発売！ スペシャルなコラボを記念して、スリッポンキーホルダーを自分だけの一足にカスタムすることができるワークショップが開催されたのでお邪魔してきました！

会場では、キムソンへさんご本人のご指導のもとワークショップが開催されました。「VANS 原宿店」の２階に上がってまず目に入るのが、スニーカーとぬいぐるみがこれでもかというほど盛り盛りにコラージュされたシャンデリア。ブランドと繋がりの深いスケートカルチャーを彷彿とさせるボードも組み込まれていて、まさに〈ヴァンズ〉とアーティストキムソンへのコラボレーションを祝福するにふさわしい煌びやかな内装にテンションが上がります。

当日配られたのはベビーシューズみたいにコロンとしたフォルムのスリッポンキーホルダーと、工作用ボンドに色とりどりなパーツの数々。それぞれに配られたデコレーション以外にもたっぷり用意されていて、ガラケーをどれだけ隙間なくキラキラさせるかに魂を燃やしていた経験を持つ身としては腕がなりました。

次々にパーツを乗せていくなかで、デコレーションの主軸を決めなければ！ と思い立ちまして。テーマを「卒業」に定めて第二ボタン（風）を真ん中に置き、架空の学生時代の思い出のモチーフをどんどん貼り付けて行きます。4月の桜並木や修学旅行で行ったビーチの貝殻など、想像は膨らんでいくばかり…。

そして完成したのがこちら！ どうですか〜〜？ 先日の「D.I.Y PARTY〜欲しいものは自分でつくろう！ デイ・アイ・ワイを楽しもう！〜」でお配りしていたステッカーもこっそりインソールに忍ばせちゃいました♡ そういえばこのワークショップも「DIY」といえばそうだし、ガールフイナムは近頃どうやら「DIY」と縁が深いようです。

その肩書きの通り、立体的なぬいぐるみやおもちゃをコラージュしてシャンデリアを作るアートワークで知られるキムソンへ。「ジャンク・コラージュ」と題される彼女の作品は、まるでいっぱいのおもちゃ箱をひっくり返したところをそのまま捉えたような、高揚感のある世界観が見る人を引き込みます。

コラージュに用いられるのは、色とりどりなアメリカン・トイやガジェット。よ〜〜く見るとそこに日本の招き猫やだるまがいたり、酉の市でよく見る熊手が紛れ込んでいたり。まさに「ジャンク」なレパートリーが揃っています。

その手法は、彼女自身のルーツにも由来しています。在日朝鮮人の三世として日本に生まれ、18歳まで朝鮮学校に在籍。その後織田ファッション専門学校に進学し、卒業とともに作家活動をスタートさせました。2005年にセレクトショップ「Loveless」で展示したシャンデリア作品が注目を集めたことをきっかけにシャンデリア作家として独立し、国内外のブランドや企業の作品ディスプレイや、プロダクトデザイン、作品提供など幅広く活動してきたアーティストなんです。

キムソンへの作品がごちゃっとしているように見えて不思議なまとまりを持っているのは、彼女の多文化主義に対する理想が投影されているから。常にマイノリティーとして生きてこざるをえなかった彼女でなければ表現できない、奇妙なバランスを保って作品は存在しているのです。

そして気になるコラボレーションアイテムは、「ジャンク・コラージュ」を落とし込んだものと、ダルメシアンのファーとチャームをMIXしたデザインの2パターン。スニーカーだけでなく、エコバッグやバンダナといったアパレルアイテムもあって、どれをゲットしようか迷っちゃう！

アーティストの木村カエラさんがモデルを務めたメインビジュアルは、こちらもキムソンへさんがディレクションを行ったもの。〈ヴァンズ〉とアートとカルチャーがひとつに溶け込んで、ホリデーシーズンにぴったりなハッピー感溢れるビジュアルに仕上がっています。見るだけで楽しくなってくるようなこちらの写真も販売期間中は店頭に飾られているので、お店を訪れる際はぜひチェックしてみてください！