ここ数年間で拡大し続けるファッションのカジュアル化を再解釈した〈サルヴァトーレ フェラガモ（Salvatore Ferragamo）〉の秋冬コレクション。気張らずに着用できるウェアを高品質な素材と高い技術で仕立てることで、イブニングウェアやテーラリングに匹敵するような価値を再現できることを実証しました。

コレクションのなかでも、ひときわブランドの新たな表情を引き出したのがバッグシリーズ「オーラ」。ストラップとチェーンは取り外しができ、ショルダーバッグからハンドバッグ、クロスボディにもクラッチバッグにもなるという4way仕様で登場しました。

アレンジの効く自由度の高さはカジュアルファッションでの主流ですが、高品質な素材とクラフトマンシップで仕上げることでそれをラグジュアリーに落とし込んでいるのが、さすがメゾンブランド。例えば〈サルヴァトーレ フェラガモ〉を象徴するガンチーニが、シリーズのキーマテリアルであるレザーで象られバッグの中央に大きくデザインされていたり、バッグチェーンもレザー巻きになっていたり。目に見えるすべてのパーツがレザー素材でできた贅沢この上ない仕上がりになっています。

カラーバリエーションはブラック、ブラウン、ディープレッドなど伝統的なイタリアンパレットで登場。加えてピンクベージュのクロコの型押しカーフレザー、そしてカーフレザーとミズヘビ革が組み合わさったアイスブルーの全5色が展開されています。アイスブルーは、カラー自体はポップなのによーく見るとチェーンやストラップのディテールにリアルなミズヘビのレザー模様が浮かび上がる意外性がたまりません！

メゾンブランドならではのラグジュアリーなムードを保ちながら、チャレンジングな遊び心ものぞかせた「オーラ」バッグシリーズ。もしかしたら、〈サルヴァトーレ フェラガモ〉の新たなアイコンになるかもしれません。