本格的な秋の訪れを肌でも感じ、そして渋谷PARCOのアートイベントでも感じられる！ 3度目の開催となる今年の「SHIBUYA PARCO ART WEEK 2022」は、本日10月7日よりスタートし、かなりボリューム感増し増しでカムバックしました。全館に仕掛けられたさまざまな展示内容のなかからここではガールフイナムがとくに気になるものをピックアップしてご紹介します。

まず「P.O.N.D.」。今年は52組という多さ若手クリエイターが参加しているそう！ 展示テーマは「IN DOUBT / 見えていないものを、考える。」で、目の前のことに疑問を持ち、そこからそれぞれの作家さんたちのフィルターを通して生まれた新しい解釈を実際に目にすることができるという深い内容。こんな人数の作品を一体どこに展示するの…？ と思いますよね。メインの会場となるのは4Fの「PARCO MUSEUM TOKYO」なんですが、そこだけでは収まりきらず、館内の至るところにも作品展示がされているんですって！ 全部の作品に出会えるまでにどれだけの時間を要するのか…想像できません（笑）。「P.O.N.D.」の会期は本日から17日（月）まで。

それ以降の「PARCO MUSEUM TOKYO」では、後半戦としてみんな大好き、ジュリアン・オピーのエキシビションが開催されます！ 今回はVRを使って8つの異なる展示空間で構成されているんだとか。ひとりひとりVRゴーグルを着用しての鑑賞となるので、今回は完全予約制。詳細はこちらで随時チェックしてみてください！

そして8Fの「WHITE CINE QUINTO」では、90年代に一時代を築いたメイクアップアーティスト、ケヴィン・オークインのドキュメンタリー映画『メイクアップ・アーティスト：ケヴィン・オークイン・ストーリー』が先行上映！ 実はガールフイナムも気になっていたこの映画、少し前ですが遠藤さんがレヴューしてくれています。気になる方はこちらをチェックしてから劇場へ向かうのが吉？ 〈シスター（Sister）〉との限定コラボグッズも購入できるのでこちらも併せてチェック。

お次に気になる展示はこちら。みなさん写真家の牛腸（ごちょう）茂雄さんはご存じでしょうか？ 3歳で病気を患い、身体的なハンデがありながら写真家として活動していた方で、36歳の若さで亡くなるまでの間、とくに80年代の人々や光景を写し出してきました。本展示をキュレーションしたのが漫画家の和田ラヂヲさん。彼はこの展示に際してはじめて牛腸さんの写真を目にし、そこで感じた感情をシェアするように作品を解説してくれます。牛腸さんの写真を観て胸が締め付けられるような気持ちにきっとなるはず。

最後にひとつ気になるイベントを！ 10Fの「ComMunE」で開催される中里周子さん & アチキ a.k.a 三宅英正さんによる第六感拡張型クリエイティブコレクティブ「BORING AFTERNOON」がイベントを開催！ XRアートコレクティヴ NEWVIEW CYPHER とのコラボレーションが実現し“ちょっとテック”な体験ができるとのこと。

ちなみに今回の「SHIBUYA PARCO ART WEEK 2022」を開催初日（つまり本日）に、そわんわんと巡ってきました！ その模様はリールにて配信されるので、この3連休に出掛ける気分の方は観てみてください！ それでは天気が心配ですが、みなさん楽しくアートな3連休を〜！