パフューマーの想いとブランドの物語を感じる繊細で複雑な香りが、忘れられない魅力を放つ〈ル ラボ（LE LABO）〉。その九州初となる直営店舗が福岡県の天神エリアについにオープンしたのをご存知ですか？ 九州エリアの人が待ち焦がれていたに違いない新店に早速お邪魔してきたので、そのレポートをお届けします。

お店が位置する天神は、福岡県のなかでも感度の高い人が集まるエリア。大きなファッションビルやセレクトショップ、話題の飲食店などが軒を連ねている場所なんです。編集部員は福岡県初上陸（＋極度の方向音痴）のため少々道に迷ってしまったのですが、地図を見ながら歩いていると〈ル ラボ（LE LABO）〉ならではのいい香りが柔らかくふんわりと漂ってきて、誘われるようにして無事たどり着くことができました。

日本最大の広い売り場面積に、フレグランス、キャンドル、ボディケア製品すべてのフルラインナップが並びます。広い空間だからこそ、ゆったりと自分の好きな香りを探すことができるのは嬉しいですよね。

そして、店内の細部にまで込められたこだわりにも驚かされます。商品が並ぶ什器はすべて海外から輸入されたビンテージのもの。キャンドルが並ぶこちらのデスクは書類を仕分ける棚がついていて、「どこかのオフィスか、小さな町の郵便局で使われていたのかな？」と想像が膨らみます。

また、壁紙や外装のレンガもすべてオリジナル。まず小花柄のウォールペーパーにレース柄を重ね、ブルーグレーのペンキとタイルを貼って上からダメージを加えることで、誰かが何年も住んだような経年変化を感じる壁紙になっているんです。ディテールに至るまで一切の妥協を残さないところに、ブランドのクラフツマンシップが反映されているのを感じます。

そして、〈ル ラボ（LE LABO）〉といえばその場で香りを選んで調合してもらえる「フレッシュ ブレンディング」ですが、実は全部の店舗ではなく「ラボ」が併設された一部の店舗のみのサービスなんです。ここ福岡店でもまもなく「ラボ」がオープン予定なので、アナウンスをお楽しみに！

購入した製品にオリジナルのメッセージを入れることのできる「パーソナライゼーション」サービスももちろん可能。さらに、あまり知られていないですが空いたフレグランスボトルを持参すると同じ香りを20%オフで購入することができる「リフィル」というコアなメニューもあるんです。ラベルを重ねることで、自分とブランドのつながりの歴史を感じることのできるロマンティックな仕組みですよね。

クラフツマンシップ溢れる空間で、ブランドのスピリッツを思う存分に堪能することができる「LE LABO 福岡店」。九州にお住まいの方はもちろん、旅行で訪れた際にもぜひ足を運んでいただきたい空間に仕上がっています。