フルスリーブにハイカラー、豊かなドレープ使い、金縁、そして乗馬用の艶やかなレザーアクセサリーが美しい。〈ヴィヴィアン・ウエストウッド（Vivienne Westwood）〉の2024/25年秋冬コレクションをご紹介します。

ナポレオンの美学である、ローマ帝国の贅を尽くした豪華さや古代ギリシャ・ローマ時代、軍服など、19世紀初頭のエンパイア・スタイルのムーブメントに目を向けることから、今回のコレクション制作はスタートしたそう。

アウターウェアやテーラードジャケット、ブラウス、ドレスには、ロキャロン社製のウールで仕立てたタータンチェックに加えて、プリントで表現したタータンチェックをドレープと共に採用。90年代に発表された「Salon」プリントは、流れるようなシルエットを生み出すジャージー素材のドレープドレスやアンダーガーメントに。ブランドのシグネチャーが、コレクション全体に野生的なムードをもたらします。

コレクションの撮影は、イギリスの農場で。牧歌的な景観やそこに佇む静物など、ロマンティシズムに満ちた2024/25年秋冬コレクションが完成しました。