気温がぐっと下がり、本格的に季節が変わったことを体感する今日この頃。そんな今時季といえばそう、芸術の秋！ ということで、今年も東京都現代美術館にて開催される「TOKYO ART BOOK FAIR」の情報が届きました。国内外から約300組の独創的なアートブックを制作する出版社、ギャラリー、アーティストが一堂に集結するアートブックの祭典を、早速チェックしていきましょう。

2015年から始まった、毎年ひとつの国や地域に焦点を当て出版文化を紹介する企画「Guest Country」。第8回となる今年はドイツにフィーチャー。複数の展示を通して、現代アートの豊かな土壌があり、革新的な表現やカルチャー、 コミュニティを寛容に受け入れてきたドイツのアート出版を紹介します。ベルリンを拠点に活躍するアーティスト、ステファン・マルクスによるスペシャルなZINEと、彼が描き下ろしたイラストが描かれたトートバッグの販売も。

さらに、今年もさまざまなエキシビションが。昨年、惜しまれつつも生涯に幕を閉じた坂本龍一さんが集めた愛読書の一部が展示される「坂本図書分室」や、スイスのインディペンデント出版社「Nieves Zinematic Universe」によるZINEの展示、〈
New Balance（ニューバランス）〉や〈BEAMS CULTUART（ビームス カルチャート）〉といったブランドによるスペシャルブースも楽しめます。創刊100周年を記念して、初めて海外からクリエイティブ・ディレクターを招いて制作された『花椿』の展示も要チェック。

そして屋外には、コーヒーやカレー、ワイン、ビール、サンドイッチ、お菓子、弁当にアイスと多種多様なキッチンカーも並びます。1人でじっくりでも、友人と語らいながらでも。年に一度のアートブックのお祭りを、ぜひ楽しんで！