唇から季節は移ろう。秋のリップメイク提案。
In a Cocktail Mood.
唇から季節は移ろう。秋のリップメイク提案。
2023.10.06
季節の変化とともに、メイクアップにもニュアンスを加えて楽しみたい。
果実が持つ甘さと酸味の矛盾やフレッシュさ、フィズカクテルの爽やかな口当たり、
美しい見た目に反する危うさ。そんなインスピレーションを感じながら、
いま気分のリップメイクをヘアメイクの秋鹿裕子さんにご提案いただきます。
Hair & Make-up_Yuko Aika
Photo_Misuzu Otsuka
Styling_Yuna Kume
Model_Amisa Nix(IPSILON)
01 DARK COLOR
フレッシュだけどそれだけじゃない、大人な苦味とのバランスを再現するように。
存在感のある口元でメランコリックな表情を演出して。
存在感のある口元でメランコリックな表情を演出して。
DRIES VAN NOTEN
毒気のあるカラーをフレッシュに纏うには。
今年4月に待望の日本上陸を遂げた〈ドリス ヴァン ノッテン(DRIES VAN NOTEN)〉のビューティーコレクション。全30色のカラーバリエーションのなかでも最もダークな「86 ボヘミアン スカーレット」を思い切ってオーバーに直塗りして、意思のある口元をつくりましょう。リップの印象を引き立たせるために他のパーツは控えめに抑えつつ、暗いカラーとマッチするスモーキーなパープルのアイシャドウでアイシーな目元に。02 LIP LINER
90年代のトレンドだった、唇の輪郭を縁取るリップライン。
いま再現するならニュートラルな色よりも高発色なブライトカラーで。
いま再現するならニュートラルな色よりも高発色なブライトカラーで。
SUQQU & ZARA
外皮と果実、フルーツの爽やかさをそのまま。
果実をぎゅっと凝縮したカクテルのように、みずみずしいメモリーを想起させるようなフレッシュな口元が気分。〈ザラ(ZARA)〉のリップ スティックを細いリップブラシにとってしっかりラインを引いたら、〈スック(SUQQU)〉の紅金魚色をバームのように乗せてクリアな質感を内側にON。透明感があるからこそ縁取ったラインの発色の強さが印象を増し、エナジェティックなムードが完成します。03 GLOSSY
シュワっと弾けるフィズカクテルを飲む口元はやっぱりシャイニーでなくちゃ。
きらめきを味方につけて、誰よりもドレッシーな表情で。
きらめきを味方につけて、誰よりもドレッシーな表情で。
NARS & Amplitude
ドレススタイルによく似合う、艶やかな光沢。
パーティシーンでおめかしするならメイクも抜かりなく。シャイニーなドレスにリンクしたツヤを口元にON。〈ナーズ(NARS)〉のリキッドブラッシュをたっぷりと唇に塗ったら、中央にだけ〈アンプリチュード〉のラメを乗せて。ぷっくりとした立体感がリッチなムードを演出します。センシュアルなリップとバランスを取るように、目元は上下にぼかした黒のラインと細かいラメのシルバーアイシャドウでエッジィなアクセントを。04 TWO COLORS
唇に二色のグラデーションをじんわり施し、メイクアップに深みをプラス。
色の組み合わせ次第でどんなムードにも変幻自在です。
色の組み合わせ次第でどんなムードにも変幻自在です。
CHANEL
ゴシックに、つかみどころのない輝きを。
付け心地は柔らかいのに、ヴェルヴェットをまとったようなマットな唇を叶える〈シャネル(CHANEL)〉のルージュ アリュール インク。唇の形に沿って塗ったじっとりと重いボルドーの中央からゴールドを自由に滲ませて、上品さのなかに遊び心をひとさじ。きれいなブルーに鮮やかなフルーツを浮かべた甘くて強いカクテル「オールド・クロック」のように、唇から二面性を演出してミステリアスに。credit