深川麻衣の慈愛に満ちた眼差し。
Dig up! him & her. #4
深川麻衣の慈愛に満ちた眼差し。
2021.10.01
乃木坂46を卒業して女優の道へ。
いまではそんなメンバーも数多くいますが、
5年前にその決断をした深川麻衣さんの姿はとても衝撃的でした。
でもそんな彼女が女優として成功しているからこそ、
同期や後輩たちも足を踏み出せるのではないでしょうか?
今回ヒロインを務める『僕と彼女とラリーと』でも、
主人公の幼馴染ながらシングルマザーという難しい役柄を好演。
今年30歳となった現在の心境を交え、作品について教えてくれました。
Photo_Kyouhei Yamamoto
演じる母親、なりたい母親。
- ー『僕と彼女とラリーと』に出演してみていかがでしたか?
- 初めて知ることや学びの多い作品でしたね。タイトルにも入っているように、モータースポーツのラリーという競技が題材になっていて。まずは車やラリーについて勉強することから始めました。わたしが演じた美帆も一から練習をして大会に出る設定だったので、そういう意味では自分と同じですね。
- ーそうだったんですね! 深川さんが運転されているシーンも印象的でした。
- もともと運転免許は持っていたのですが、自分の車は持っていないので普段なかなか運転する機会はなくて。なので運転席に座るのも少し緊張しました(笑)。マニュアル特有のレバー操作も難しかったなぁ。スムーズにさばけるように何回も教えていただきました。
- ーそれでは、ヒロインの美帆を演じる際に気をつけたことはありますか?
- いままで、母親役を演じることは何度かあったのですが、シングルマザー役は初めてでした。ひとつの作品でここまで長い期間子役の子と関係性を築くのも初めてだったかもしれません。最初、一和(いつわ)くんが恥ずかしがり屋さんだったので、撮影の合間に遊んだり、アニメのお話をしたりと、コミュニケーションを取ってみました。そうしたら少しずつ表情もやわらかくなってきて、仲良くなれたんです。クランクアップの日に一和くんがくれた、わたしの似顔絵付きお手紙は宝物です。
- ー確かに2人の距離感が本当の親子みたいでした!
- うれしいです! あとは、一和くんのお母さまが撮影現場にいらっしゃっていたので、リアルな親子のやりとりってどんな感じだろう? と実は密かに観察していました。話しているときの口調、接しているときの表情などをお手本に。親子ならではの空気感をすこしでも取り入れられたらなと。
- ー演じているとき、自分の母親のことを思い出したりしましたか?
- そうですね、少し思い出したかもしれません。わたしが子どものときにもこんな風に接してくれてたのかな? とか思ったり。そんな自分が役とはいえ母親をしているのはなんだか感慨深いですね(笑)。
- ーどんなお母さまなんですか?
- とにかく好奇心旺盛で、昔から学ぶことが好きなひとです。最近も気になった資格を取るために勉強していたりと、楽しみながらひたむきに前を向く姿をずっとみてきました。今回の作品に込められたメッセージのひとつでもある、“夢はいつからでもチャレンジできる”ということは、母をみていても感じるところがあります。
- ー素敵ですね…! 何事にも挑戦という意味では、深川さんも似ている気がします。
- そう言われるとそうなのかも…。わたしも興味あることはすぐにやりたい! ってなる性格なので(笑)。
- ー今回初共演だった森崎ウィンさんの印象はいかがでしたか?
- 森崎さんの明るい人柄、さらに同い年ということもあって、とても話しやすかったです。2人のシーンが多かったので、どんな風に進めるか相談したりもしましたね。塚本監督も丁寧に気持ちを受け止めて演出をくださる方で。みんなでつくり上げた作品になりましたし、いま振り返ってみても、とても雰囲気があたたかい現場でした。
- ーそのほかに撮影の思い出はありますか?
- 作品の舞台でもある愛知県豊田市で撮影が行われたのですが、地元の方々がとても温かくて。シーンに登場する車のご用意やエキストラでの出演など、快くご協力をして頂けたんです。そんなみなさまのおかげで『僕と彼女とラリーと』は完成することができました!
- ー作品を観た方の感想も楽しみですね!
- そうですね。映画は撮影をしてから公開までの間隔が長いので、いつも作品が世に出るまでドキドキして不安な気持ちもあります。でも、作品を観てくださった方からさまざまな感想やお言葉をいただくと、本当にうれしくて。いままでの不安以上に、次もがんばろう! と強く思えるんです。このお仕事をしていたよかったと感じる瞬間ですね。
- ーちなみに、今年で30歳という節目になりますが、ご自身で変わったことはありましたか?
- 20代はとにかく目の前のことにがむしゃらで、ずっと走り続けてきたイメージです。本当に目まぐるしい毎日でしたが、仕事がすごく楽しかったし、むしろおやすみもいらないと思っていたくらい。でもそれが30歳になって、仕事と同じくらい趣味や自分の時間も大切だなぁと思い始めました。
- ーなにかきっかけはあったんですか?
- わたしが尊敬している年上の先輩方は、仕事だけでなくプライベートも全力で楽しんでいて。それがとても素敵に見えたんです。先輩達を見ていて自分もいつかこうなれたらいいなというか、もっと視野を広げていきたいなと思うようになりました。年齢を重ねることが、よりポジティブに思えたんです!
- ーお話を聞いてるだけでワクワクしてきますね!
- 30代になっても、お仕事や趣味の時間を充実させられるように精一杯がんばるつもりです(笑)。
INFORMATION
『僕と彼女とラリーと』
監督・脚本:塚本連平出演:森崎ウィン 深川麻衣 ほか
配給:イオンエンターテイメント/スターキャット
公開日:10月1日(金)全国ロードショー
©️2021『僕と彼女とラリーと』製作委員会
公式サイト
PROFILE
深川麻衣
1991年生まれ、静岡県出身の女優。2016年にアイドルグループ「乃木坂46」を卒業。以降、映画・ドラマを中心に活動。映画『パンとバスと2度目のハツコイ』で第10回TAMA映画賞最優秀新進女優賞を受賞し、映画『愛がなんだ』、映画『おもいで写眞』など話題作へも多数出演している。Instagram @fukagawamai.official
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