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Fishing Trip in Hachijojima.
八丈島の魅力を楽しみ尽くす、一泊二日の釣り旅行。
ガールフイナム2024年の釣り初めは八丈島からお届けします。
モデルの美月と七星と一緒に
釣りはもちろん、郷土料理や観光スポットまで
島の魅力を大ボリュームでご紹介!
Photo_Masaki Nakanishi(AGENCE HIRATA)
Styling_Kotomi Shibahara
Hair&Make-up_Yukiko Imanishi
Model_Mitsuki Shiina、Nanase Uchino(Luuna management)
Text_Mikiko Ichitani
DAY1.
島の自然を心ゆくまで満喫。
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左:モデルの椎名美月ちゃん。料理好きが高じて出版したレシピ本が大人気。アジ釣り経験あり。
右:モデルの内野七星ちゃん。地元・福岡ではルアーを使った海釣りを何度か経験している。
羽田空港から飛行機で約55分というアクセスの良さも魅力の八丈島。東京とは思えないほど、海と山の大自然に囲まれた南の島に降りたった2人がまず最初に向かったのは、島を象徴する八丈富士の中腹に位置する「八丈富士ふれあい牧場」。ここでは広大な牧地でのびのびと暮らす黒毛和牛やジャージー牛といった牛たちの姿を近くで見ることができ、癒されること間違いなし!
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牧場の先には島を一望できる展望台があるので、絶景スポットとしても人気です。
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せっかくなら八丈島の特産品でもある、ジャージー牛乳を味わいたい!ということで「八丈島ジャージーカフェ」さんに寄り道。ここでは、島内で飼育されたジャージー牛のミルクを使ったスイーツやドリンクが販売されています。この日は暑かったので、2人はジャージー牛乳の甘みが詰まった濃厚ソフトクリームをオーダーしていました。
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左から明日葉ミックスソフトとジャージー牛乳ソフト
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次に立ち寄ったのは、八丈島の温暖な気候を生かして集められた国内外の植物を鑑賞することのできる「八丈植物公園」。園内は8つのゾーンに分かれており、南国気分たっぷりの自然を楽しむことができます。「これはなんの実かなぁ?」「こんな植物見たことない!」と2人も大はしゃぎ。
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入り口近くには観光案内を行うビジターセンターや、温室といった屋内施設もあるので雨の日でも楽しむことできます。温室には、ハイビスカスやブーゲンビリアなど南国の花木類、パパイヤやマンゴーなどの果樹類など合わせて100種類以上の植物が栽培展示されており、季節によってはコーヒーの木やバナナの花など珍しい植物が見られることも。
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ゆったりと流れる島時間のなかで、たくさんの自然に触れてパワーチャージをしたあとは、またもやスイーツタイム。島の東側の大賀郷エリアに位置する、緑に囲まれた「空間舎 in Long Beach 1983」はアンティークな佇いで島民からも愛されるカフェです。
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パッションフルーツジュースとあしたばチーズケーキ
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あしたばラテと島レモンぱるふぇ
八丈島名物の明日葉や島のフルーツを使った特製スイーツやドリンクは種類も豊富で、味も絶品。食後は2階のバルコニーから上がれる最上階のデッキで潮風にあたりながら海側の景色を堪能することができます。
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「もう少ししたらサンセットが見られそう!」と美月ちゃん
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八丈島の夕陽を求めて、大潟浦園地BBQ場へ。ここはBBQができるのはもちろん、きれいに整えられた芝生が広がっていて、ジョギングや散歩コースにもおすすめの場所。少しずつ海に溶けてゆく夕陽を眺めながら、旅の初日は幕を閉じました。
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DAY2.
釣って、作って、美味しく食べるまでが釣り旅の醍醐味。
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初日に続き、晴天に恵まれた2日目は朝から中之郷エリアの藍々江(中之郷漁港)へ。今シーズンはカツオやマグロも釣れたという情報に2人のテンションもアップ!「大きい魚を釣ってみんなで食べたい!」と七星ちゃんも張り切って準備を進めます。初めは、オキアミをつけた釣り針に、パン粉を水で練ったものをボール状に丸めたまき餌でトライ!
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この辺り一体の海は、藍色を流したような青さで知られており、海のなかの魚の動きが堤防の上からでも見えるほど澄んでいます。目では見えていても餌にくらいつかせるまでが一苦労……。かと思いきや、美月ちゃんの竿に異変が!
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「すごい大きい魚が釣れたけど、食べれるのかな?」と見せてくれたのは、ブルーの模様がきれいなソウシハギという種類の魚。こちらは毒を持っているため食べられないとのこと。残念だけど、海へリリース。
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水面をよく見るとこちらに向かって泳いでいる亀の姿が!
八丈島ではザトウクジラも多く出現するので、運が良ければホエールウォッチングをしながら釣りができます。
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今度はフグ!こちらも残念ながら今日は食べられないので海へリリース。
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後半からはスズメダイやヒメジなど小ぶりながらも、美味しくいただくことのできる魚たちが続々とヒット!サビキ釣りやルアーなど仕掛けにも変化をつけながら黙々と釣り続けること数時間……。いろいろな種類の魚を釣ることができました!
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藍々江には、「足湯きらめき」という無料で気軽に入ることのできる天然温泉の足湯があるのもポイント。太平洋を一望しながらの足湯は釣りの疲れを癒してくれます。
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釣ったばかりの魚を持って2人が訪れたのは、藍々江からクルマで5分ほどのところにある民宿「ガーデン荘」。女将として切り盛りをする島の有名人 “えいこば” から、釣った魚のさばき方や八丈名物の島寿司などの郷土料理の作り方を伝授してもらいます。
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胃袋を掴むおふくろの味と明るく豪快なキャラクターで島内外に多くのファンを持つ “えいこば”。なんと今年で86歳!
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まず最初に完成したのは名物の島寿司。島寿司とは、魚を醤油ベースのタレに漬けてヅケにし、やや甘めの酢飯で握るのが特徴。わさびの代わりにからしが載せてあり、一般的な寿司とはまた違ったアクセントがクセになる味わいです。2人が握った島寿司に「いいねぇ。美味しそうだよ」と ”えいこば” も太鼓判を押してくれました。
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もう一品は明日葉の天ぷらとかき揚げ。この時期に獲れる明日葉は、芽が柔らかくて甘みがあり食べやすいと言われています。さくっと揚げるコツは、「粉を先にまぶしてから、水はちょっとだけかけるんだよ。そしたら油もハネない。ほれ、やってみよう」とのこと。
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残りの魚はオリーブオイルでソテーに。
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ついに完成!島レモンと一緒に食べる海鮮鍋や、くさやと明日葉の載ったお手製ピザなども加わり、かなり豪華な食卓になりました。“えいこば” と一緒に実食。「自分で握った島寿司は格別!」と頬張る美月ちゃん。七星ちゃんは島レモンに夢中のようで、「こんなにレモンが美味しいと思ったのは初めて!皮も薄いからそのまま全部食べれちゃいそう」と目を丸くして驚いていました。
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56年間「ガーデン荘」の名物女将として愛される “えいこば” とのおしゃべりも心地よい時間。
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島の名物も味わい尽くした2人は、すっかり八丈島の虜になってしまった模様。「また来られたら、次は大きな魚を釣りたいね」と、新たな目標を掲げたところで島の魅力溢れる一泊二日の釣り旅行は終了。次は何を釣りに、どこへ行くのか……乞うご期待です!
美月 〈ダイワ〉ベスト ¥23,800(グローブライドお客様センター 0120-506-204)、〈ハクジ〉トップス ¥12,100(ショールームリンクス)、〈フミエタナカ〉パンツ ¥36,300(ドール 03-4361-8240)、その他スタイリスト私物
七星 〈リノ〉Gジャン¥29700、スウェットパンツ¥19,800(グッドスタンディング 03-6447-2478)、〈ババコ〉ニット¥39,600(ショールームリンクス)、〈ダイワ〉ハット ¥6,600(グローブライドお客様センター 0120-506-204)、その他スタイリスト私物
美月 〈ダイワ〉 アウター ¥75,000、パンツ ¥68,000、シューズ ¥17,000、グローブ¥4,200、ライフジャケット¥22,500(ともにグローブライドお客様センター 0120-506-204)
七星 〈ダイワ〉 上下セット ¥33,000、シューズ ¥17,000、グローブ¥4,200、ライフジャケット¥22,500(ともにグローブライドお客様センター 0120-506-204)
美月 〈シングス ザット マター〉トップス ¥14,300(シングス ザット マター 03-6759-8917)、〈ナイスナイス モーメント〉ワンピース ¥31,900(ショールーム リンクス)、その他スタイリスト私物
七星 〈リノ〉パンツ ¥29,700(グッドスタンディング 03-6447-2478)、その他スタイリスト私物