Localist 的 ニッチアドレス “KYOTO” vol.7 拡大版!
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ガイド本には載ってないかも、な、
ツウな場所。

Localist 的 ニッチアドレス
“KYOTO” vol.7 拡大版!

2026.07.07

リアルに住んでいるローカリストだからこそ知っている、本当は教えたくない、ツウな場所。

ショップはもちろん、そこで会える素敵なひとや、
知られていない景観のベスポジetc...を現地から生写真にてお届けする連載。

今月の京都は拡大版!
左京区は吉田山で年に1度行われている“大茶会”、とやらにMayu氏とともに行ってきました。
新緑の境内で味わう新茶。おまけにワンモアならぬスリーモアプレイス!
最高な場所、空気、味、時間……。ぜひ訪れてみてほしい。

Illustration: Yuika Kato

Localist profile
Mayu Endo / 作陶家
@maviblue____
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Mayu Endo / 作陶家  @maviblue____

東京都出身、京都府在住。デンマーク・ボーンホルム島で陶芸をスタート。京都府立陶工高等技術専門校で学んだのち、窯元で働きながら日本製工芸品店「職人.com」で食、文化、工芸、旅などにまつわる記事を執筆中。

年に一度、新茶の季節
鳥居と階段の先に広がるお茶の楽園へ

今年も行ってきました、新茶の季節に京都市左京区にて開かれる「京都吉田山大茶会」。年に一度、二日間だけ吉田神社の境内に世界の名茶が集います。

昨年初めて行った体験が私にとっては衝撃的で、今年は東京からガールフイナムの担当編集(実は旧友)もここに合わせて京都へ! 東京からのギャップ&吉田山の緑と光と空気とお茶で満ち満ちになってか、隣を見たら度々泣きそうになっていたのがおもしろかった。なんかわかる。異世界。

ということで、今回の京都の連載は拡大版! 京都吉田山大茶会のレポートをお届け。2010年に始まった吉田山大茶会は、京都にある「正岩茶」烏龍茶を扱う茶房「岩茶房京都」が主催していて、今年で15回目。今年もマイ茶杯を持って、10時に吉田神社へ。吉田神社の鳥居を抜けると、「京都吉田山大茶会」の文字が書かれた黄色い横断幕がどどんと目に入る。この力の抜けた書体がなんとも左京区らしく、吉田山やお茶をとりまく空気感とも見事に調和している。

階段を上がると、緑に囲まれた境内に全国から集まったお茶屋さんのブースが。そのほとんどの店頭にずらりとお茶が並び、試飲することができる。そこから数時間、マイ茶杯片手に、お腹がちゃぽんちゃぽんになるまでお茶を飲んだ。覚えているものだけでも、中国茶(烏龍茶、白茶、ジャスミン茶)、日本茶(煎茶、釜炒り茶)、台湾茶、紅茶、ルイボスティーなど。中には、なかなか飲める機会のない希少な茶葉もあり、世界各地のさまざまな製法によるお茶の香りや味の違いを体験し、その場ですぐ購入できるのです! これは買ってしまう。

あちこちでお茶会も行われていて、それぞれのお茶屋さんのInstagram から可能な事前予約はすぐにいっぱいになってしまうこともしばしば。でも大丈夫、当日予約、または予約不要で飛び込みできるお茶会も。

私たちは開始と同時に一周しながら、リアルタイムでどんどん埋まっていく残り少ない枠を狙ってお茶会を予約! 今年は運がいいことに、吉田山大茶会入ってすぐ、風に揺れる涼やかなブースが印象的な、囍茶さんの台湾東方美人の茶会に参加できた。

ほがらかでやわらかく、そしてゆったりとした中に滲み出るオーラと貫禄…… 心からリラックスして、見て、香って、味わって、いっしょに参加したみなさまとひだまりのような午後のひととき。

昨年からまた変わって新しい風も吹いていて、若い世代の洗練された発信をしているお茶屋さんtohkeさんの茶会にも。五感で感じる涼しさと心地よさに寝そうになる。

昨年行った「(社)韓国茶文化協会 京都支部」の茶会。

午後イチに予約した茶会の時間を気にしながらひたすら試飲しているとあっという間に時間は過ぎますが、近辺にはいろんな立ち寄りスポットがあるので散歩がてら足を伸ばすのもよし。

吉田山そのものが会場なので、階段を上がって行くとちょっとしたハイキング気分。

Location info
吉田神社
住所:〒606-8311 京都府京都市左京区吉田神楽岡町30
日程:6月1週目の土日 10:00~17:00(吉田山大茶会)
※イベント前に岩茶房京都のInstagram にアップされる情報をご確認ください

歩き疲れたら、「茂庵」や「濱口商店」でお茶をするのはいかが。茂庵は並んでいることもあるけれど、一階で腰掛けながら待つこともできる。山の中に佇む立派な木造建築で、京都の街と山々を眺めながら、瑞々しい柚子シロップのかき氷を和紅茶とともにひと息、なんてのも最高です。

Location info
茂庵
時間:12:00〜17:00 (L.O 16:30) 月火定休
住所:京都府京都市左京区吉田神楽岡町8

昨年は茂庵に行き、今年は偶然通りかかった濱口商店へ。

吉田山を濱口商店の方へ抜けると、目の前に大文字山が! 贅沢な景色。

古道具あふれる夢のような畳の部屋で、キャロットケーキやフォカッチャをいただいた。なんだこの空間は……! あー夏休み。茶会の予約の時間が迫っていたので、駆け足だったのが悔やまれる。涼しい風を浴び、脚を伸ばしてお庭を眺める。いつまでもいたかった。

あまりに心地よい濱口商店……

Location info
濱口商店
時間:15:00〜23:00 ※毎月流動的なのでInstagramをチェック!
住所:京都府京都市左京区吉田神楽岡町 5-4

帰り道は、心臓破りの上り坂。さあ茶会に急げ!

そして15時になったら、吉田山を降りて徒歩少々。オープンと同時に百万遍の「タルジス」へ行くのがお決まりコース。ばっちり予約しておいて、ナチュラルワインとプラントベースのご飯を堪能しましょう。デリ3種盛りも、とうもろこしと長芋の春巻きも、紫蘇やローズマリーが香るトマトのパスタも、たまらないおいしさ。

Location info
tardes
時間:15:00〜23:00 月火定休
住所:京都府京都市左京吉田本町 2-2

心も胃袋も満たされる一日。今年は京都に住むいろんな方に会えたのもうれしかった。また、来年も行けるかな。

ぜひ、来年の新茶の季節は京都、吉田山大茶会へ。

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