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深夜帯を飛び越えた深夜ノリ!福田麻貴、加納、サーヤが織りなす“トゲトゲ”の魅力。
深夜帯を飛び越えた深夜ノリ!福田麻貴、加納、サーヤが織りなす“トゲトゲ”の魅力。

Toge Or What?

深夜帯を飛び越えた深夜ノリ!
福田麻貴、加納、サーヤが織りなす“トゲトゲ”の魅力。

2021.09.20

月曜日の深夜2時過ぎの程よい時間帯に、ゆる〜いテンポ感で、
ストイックなお笑いを展開してるテレビ朝日系の番組『トゲアリトゲナシトゲトゲ(以下トゲトゲ)』。
3時のヒロイン・福田麻貴さん、Aマッソ・加納さん、ラランド・サーヤさんによって
繰り広げられる巧妙な掛け合いがクセになる! と、
お笑い好きの層を超えてファンが続出し、10月以降の番組継続も決定。
そして編集部もすっかり沼落ちしたこのタイミングで今回はサーヤさんにお声がけいただき、
なんと収録現場におじゃますることに!
普段の3人の関係性から、それぞれが思う番組の魅力までたっぷりお伺いしてきました。
配信機能を使ったり、プレイリストをチェックしたり...
いまの時代ならではの楽しみ方もぜひご参考に!

Photo_Hayato Takahashi

『トゲアリトゲナシトゲトゲ』

月曜深夜2時16分から放送しているテレビ朝日系の番組。3時のヒロインの福田麻貴さん、Aマッソの加納さん、ラランドのサーヤさんという令和のお笑い界に欠かせないカリスマ女性芸人3人が集まり、「トゲがあるのかないのかわからない企画を好き勝手に進める新深夜バラエティー」をコンセプトに自由気ままにトークを繰り広げている。

Instagram @togetoge5ch

Twitter @togetoge5ch

https://www.tv-asahi.co.jp/barabara/

深夜帯の枠を越えていく、ストロングタイプのお笑い番組に。

ーまずは『トゲトゲ』がどんな番組か、読者に向けて簡単に説明をお願いします。
福田麻貴:ガールフイナム的に、サーヤどう?
サーヤ:ん〜、“ひと夏の思い出”的な?
加納:と言いますと…?
福田麻貴:いや、わからへんって(笑)。
サーヤ:だいぶストロングなバラエティというか、お笑い濃度のかなり高い番組だなと思ってて。そんなある意味ストイックな感じとかもガールフイナム読者層には意外とハマるのかなと思いますね。
ーなるほど! たしかに過去のサーヤさんのインタビューでは、それこそお笑い以外のさまざまな面をピックアップしてきましたが、こうして芸人としてやりたいお笑いを自由に繰り広げていく姿をたくさん見られるのは、いちファンとしても嬉しく…(笑)。番組自体にもどっぷりハマってしまいました。
サーヤ:わ〜 ありがとうございます!
福田麻貴:まあ、これからの時代をになっていく番組って書いといてください。
サーヤ:意識高い(笑)
ー番組の魅力を語るうえで欠かせない要素として、3人のバランス感だったり、相性のよさがあると思うのですが、番組が始まる前はどんな関係性でしたか?
加納:サーヤとは去年くらいから2人でライブをやったり、ここ1、2年くらい仲良くしてて。麻貴ちゃんとは地元が一緒やけどそんなに絡みがあったわけではなくて、いろんな番組で会ったらしゃべるくらいでしたね。一回ご飯を食べに行ったことはあったな。
ーなにが3人で集まるきっかけになったんでしょうか?
加納:結局のところ、魂が共鳴しあったというか…。
サーヤ:なるべくしてなったというか…。
福田麻貴:呼び集められましたね。
ーそこから、いま改めて振り返ると番組を通してどんな変化がありましたか?
加納:3人なんでトライアングル的に、1/3ずつお互いの魅力を出せたらいいなって思っていたんですけど、いまはもう8(福田):1(サーヤ):1(加納)くらいで… 麻貴ちゃんが輝いていけばもうそれでいい。麻貴ちゃんがフィーバーしてるな〜っていう印象です。
ーたしかに福田さんは普段は冷静にツッコミをされているイメージでしたが、この番組では意外と… そうでもない?
サーヤ:福田さんって普段、3時のヒロインでトリオをされてて、両脇のインパクトすごすぎるじゃないですか。だからほかのメディアだといつもは制する役割にまわっているんですけど、『トゲトゲ』ではめちゃくちゃボケている福田さんも見れるんですよ!
福田麻貴:こっちが本当の私なんですよ。
サーヤ:(笑)。
福田麻貴:なので『トゲトゲ』がもっとデカくなっていって欲しいです。
ー3人とも『トゲトゲ』内では、コンビやトリオとして活動するときとはまた違った魅力がありますが、自分たちのなかでもなにか違いを感じたりしますか?
福田麻貴:それぞれが、普段のコンビやトリオでやっているときのもどかしい気持ちを解消できるのが、ここだと思ってます。
サーヤ:ストレス発散の場。
ーここで得たものを、またコンビで活躍されるときに持ち帰って還元することもあるんでしょうか?
加納:ありますね! 私にはこっちの幅もあるんやとか、自分のなかではじめて気づくこともありますし。
福田麻貴:ゆめっちがこの番組を観て「私も麻貴を輝かせるようにならなきゃ…」って言ってました。
ー素敵ですね!(涙) ちなみにサーヤさんはどうですか、ニシダさんお元気ですか?
福田麻貴:ニシダだけ生存確認(笑)。
サーヤ:ニシダのことはガールフイナムに出さなくていいんです! 前もインスタライブしてて、おしゃれなメディアの画面に肉の塊が映るという… 衝撃映像が流れてしまいましたからね。
ーそんなことないです! おかげさまで、伝説の回になりました!(笑)ちなみに、そんなサーヤさんのおっしゃるところのおしゃれ層におすすめする『トゲトゲ』の新しい楽しみ方はなにかありますか?
福田麻貴:音楽とかも注目されてますね!
サーヤ:たしかに! プロデューサーさんがスポティファイで毎回「今週この曲使いましたよ〜」とプレイリストにまとめているんですが、それの反響がいいそうです!
ー濃いラインナップ! プレイリスト単体としても聴き応えありそうです。
福田麻貴:うちらが毎週やってるお笑いにまったくリンクしていないのに、なんかおしゃれに演出してもらって、結果我々もおしゃれな感じになるっていう。
加納:最旬の音楽をこの番組で発見できるんで、ラジオ感覚でも楽しめると思いますよ!
ーまた楽しみ方でいうと、深夜帯の地上波放送だけではなく、アプリやYouTubeなどでも配信してますが、どう観るのがいちばんおすすめでしょうか?
福田麻貴:「TELASA」に登録して欲しいですね! 最近『トゲトゲ』を知った人は、ゆうて過去2、3回分しか観てないと思うのですが、「TELASA」に入ってぜひ第一回目から観直して欲しいです! 回を重ねるごとにうちらがどんどん息が合っていく感じも観れると思うし、きっとハマると思いますよ! それだけ観てたら「なにしてんのこいつら」ってなるようなまったく意味わからん回とかも、流れで把握してもらえれば愛してもらえるはずですし、愛してほしい。
サーヤ:そこで本編の後に、YouTubeで番外編をチェックしてもらえば、また別の角度から観れたりするのでおもしろいと思います。
ー最後に、この番組を通して今後挑戦したいことはありますか?
福田麻貴:深夜帯なのにめちゃくちゃデカい! そんな番組にしていきたいです。
加納:「TVer」も「TELASA」もYouTubeもそうですけど、いつでも観れるじゃないですか、いまって。だから深夜メンタルのノリが、お笑いファンだけじゃなくて、普通のテレビを楽しむ層にも刺さっていければいいのかなって思います。だらだら観ててもいいし、しっかり観てもおもしろいみたいな。
ーひとくちに深夜番組と言っても、配信が主流の時代だからこそ多角的な方法で楽しめそうですね!
加納:ファンの人は一定数観てくれてるけど、これからはそうじゃない層も取り込んでいきたいですね! なんか気づいたら毎週これ観てまうな〜みたいな。
福田麻貴:『孤独のグルメ』みたいなね。
加納:にしてはしゃべりすぎやけどね?
サーヤ:“孤独のバラエティ”! ツッコミも全部、心の声をナレーションにしたり?(笑) 一回その企画やりたいっすね。
加納:やりたいな〜(笑)。 どうですか?(周りのスタッフさんを見回す)
サーヤ:現場は無音で収録して、“アテレコで送る夜”的なね!
ーいつか実現されるのを楽しみにしてます!(笑) ちなみにこれから挑戦したいことについて、サーヤさんはいかがでしょうか?
サーヤ:こないだ番組内のある企画で『カメラを止めるな!』の上田慎一郎監督と映画撮影をしたんですけど、「『トゲトゲ』でこんなこともできるんだ」っていうのは思いましたね。最初の編集が上がってきたそうなんですが、結構いい仕上がりだったそうで。
福田麻貴:ものすごいものができあがったんですって。うちら女優だったそうなんですよ。
サーヤ:そんなこともできちゃうなら、もっとほかにもいろいろなことをやっていきたいですね。この場所をベースにしつつ、番組の枠を超えて新しい作品を作るとか!
福田麻貴:垣根を超えて、ただひたすらにおもしろコンテンツを届け続けるみたいなね。
加納:たしかに、コンセプトがない番組って逆にすごいのかもな。変なの!(笑)