

Visit a fashion place.
相川茉穂のおじゃマンボ!
BED j.w. FORD 編
毎月モデルの相川茉穂ちゃんとともに、さまざまなブランドのプレスルームや店舗、
セレクトショップなどに赴き新作をお届けする連載企画。
今回は、連載では初となるメンズブランド〈BED j.w. FORD(ベッドフォード)〉へ。
ひとつひとつこだわりが詰まったユニークな仕掛けがたっぷりなラインナップを
茉穂ちゃんがどう着こなすのか、注目です。
Photography: Mariko Kobayashi
vol.20 BED j.w. FORD
2010年に山岸慎平が東京で立ち上げた〈BED j.w. FORD(ベッドフォード)〉。2023年には原宿に直営店をオープンし、東京から世界へと発信を続けている。近年はパリのメンズファッションウィークにも参加し、今季はショーではなく映像での発表に挑戦。型数を絞り込むことで、エッセンスを凝縮したコレクションに仕上げた。ブランドの根底にある”Alternative Elegance”というワードを軸に、キャリアを重ねたデザイナーならではの視点でエレガンスさを追求し続けている。
WORKING CLASS
かっちりに、ひとさじのユーモラス。


まずは、前のシーズンから続き、労働をしている全ての人を讃えるビジネスマンライクなシャツ。父親になったことで、“自己満足”から“未来”へと視点が変わったデザイナーの想いが込められているとか。ベルベットのような柔らかさが心地いいヌバックレザーのジャケットとショートパンツを合わせて、トラッドに着こなし!



ネクタイにはブランドのシグネチャーである星のモチーフがちらり。今季はほぼ全アイテムに始業や終業を象徴するベルが付き、袖をまくれるゴムストラップなど、働く人の所作を落とし込んだ仕掛けも随所に。デザインと実用性が結びついた瞬間、思わず「なるほど」。
ジャケット ¥242,000
シャツ ¥66,000
ショートパンツ ¥48,400


さらに、すべてのアイテムに名前がつけられているのも特徴。その名付け方もまたユニーク! レザーで仕立てながらジョギングパンツのような1本は「Not Training」。ストレートで、むしろ潔い。
パンツ ¥154,000

AGING
穿き込むほどに、深まる愛着。


お次は、全面に施したフロッキーが削れて裏地がのぞく、その経年変化こそが味わいのストレートパンツ。ネイビーとオレンジの組み合わせが、茉穂ちゃん的にもドストライク!


ざらっとした質感のパンツと光沢感のあるニットを合わせて、風合いのコントラストを楽しむスタイルに。
ニット ¥55,000
パンツ ¥66,000


鮮烈なレッドに思わず惹かれて試着。あえてシャツも赤を合わせることで、パンツの時間を重ねたような深みが際立ちます。
シャツ ¥49,500
パンツ ¥66,000

MENS
重厚感をまとって、ザ・メンズ感!


MA-1にベストをドッキングさせたブルゾンは、なんとも肉厚! ジップの開け閉め次第で着こなしのバリエーションも広がります。ちなみに名前は「MA-1+1」と、こちらも直球です。


合わせたのは、数シーズン前から続いていてシグネチャーになりつつある、花柄を顔料プリントで仕立てたデニムパンツ。ざらっとした質感で存在感を放ち、裾のスリットには鈴がなんと4つも! どこにいようと茉穂ちゃんの居場所がすぐわかる。
ブルゾン ¥132,000
パンツ ¥88,000


余計な装飾を削いだシンプルさに、さりげないミリタリーのエッセンスが漂うライトジャケットは、メンズに限らず女の子もさらっと羽織りたい1枚なのでは。
ジャケット ¥77,000
