相川茉穂と毎月お届け。プレスルームにおじゃマンボ! vol.5
Monthly Fashion News.
相川茉穂と毎月お届け。プレスルームにおじゃマンボ! vol.5
2023.11.22
日々展示会やイベントを駆け回っている編集部が
ビビッときたファッションニュースを読者の皆さんにお届けする連載の第5弾!
今回は服だけじゃなく小物についても深掘りしてみたい! ということで、
〈カンペール〉のエクスクルーシブライン「カンペールラボ」の2023年秋冬コレクションと
2024年春夏コレクションを一挙に見せていただきました。
vol.5 CAMPERLAB
2015年にスタートした〈カンペール(CAMPER)〉のエクスクルーシブライン。2019年からはアキレス・イオン・ガブリエルがクリエイティブディレクターを務め、メインラインと一線を画す実験的な遊び心溢れたアイテムが揃う。
派手さのなかに宿る、
テクニカルなディテール。
[●REC]
スニーカーは搭載している機能によってパーツが細かく分かれているイメージが強かったので、一体型なのにデザインのディテールにこだわりながらここまでのボリューム感があるのが驚き。「Tossu」は3Dプリンターで形成していて接着剤を使用していないから、環境にやさしいという点も素敵ですよね! スペイン語で“嵐”を意味する「Tormenta」という名前が付けられたモデルは、シューレース部分やアッパーだけでなくソールにも渦巻いたデザインが施されていてこだわりを感じます。
実直なイメージを払拭する、
デコラティブな遊び心。
[●REC]
アッパーがブルーのハラコで覆われたローファーは、今回見た全コレクションのなかでもいちばん自分のワードローブに合う気がしてお気に入りでした! 一見派手な素材だけど、形はクラシカルだしつま先にかけてのカーブと丸みのあるトゥのおかげで尖って見えないので、モノトーンの服を着るときはひとさじの差し色になってくれるし、色のある服に合わせても浮かずに全体を調和してくれそうな気がします。インソールにあしらわれたロゴが、シューズのカラーリングとさりげなくマッチしているところにキュンとしました。
農夫にインスパイアされた、
楽しげな足元。
[●REC]
3カテゴリーのなかでもブーツは特にワントーンのカラフルなものが揃っていて、並べて眺めているだけでも楽しい気持ちになりました。 スペイン語でブランド名の由来になっている「農夫」から受けたインスピレーションが最も反映されている「Traktori」は、ブーツというよりも本当に長靴に近い履き心地で、ゴムでしっかり地面を踏みしめているような感じがしました。履き心地のいなたさとは裏腹に、カラーバリエーションがこんなにも鮮やかなところに「カンペールラボ」らしさを感じます。