

Think about sustainable action.
椎名美月と考える、DAIWAから次世代へ繋ぐサステナブル。
フィッシングブランド発ながら、ファッションブランドとして
唯一無二の地位を確立している〈DAIWA PIER39(ダイワ ピア39)〉。
先日行われた25AWシーズンのプレスプレビューでは、
母体である〈GLOBERIDE(グローブライド)〉が取り組むサステナブルアクションの紹介も。
服そのものだけでなく、なかなか口にする機会のない“未利用魚”を使ったケータリングなど、
環境保全を考えるきっかけとなった展示会の様子を、モデルの椎名美月さんとともにナビゲートします!
photography: Shoya Kitano

椎名美月
@mitsuki__shiina
フィッシングブランドならではの服作り。


今回訪れたのは25AWシーズンのプレスプレビュー。ということで、早速椎名さんの目に留まったのはダウンジャケット。「スモーキーなカラーバリエーションがとってもかわいいし、とにかく軽い!」と感動していた、こちらのアイテムの秘密は、原材料に漁網を使っていること。海洋汚染の一因とされる漁網をリサイクル素材として再利用しつつ、高密度に織り上げることで、驚くほどの軽さと撥水性・耐久性を担保しているんです。

優しげなオールホワイトで統一されたニューカラーも。実はこちら、染料を使わないことで環境への負荷を軽減させているんです。さらに高撥水素材に広く使用されていながら、人体への影響も懸念されている「PFAS(有機フッ素化合物)」フリーのゴアテックスを採用することで、からだにも優しい仕様に。「インナーにメッシュが使われているアイテムもあって、通気性がいいのもうれしい。利便性とファッション性が両立されているアイテムがたくさんありました」。
ちょっとした行動で地球は守れる。

ひととおり服を見終わったあと、目にしたのは複数のパネル。〈GLOBERIDE〉が取り組んでいる環境保全活動にフォーカスしていて、QRコードを読み込むと、その活動をまとめた記事に遷移するようになっていました。

〈GLOBERIDE〉の方にいろいろなお話をお伺いしつつ、椎名さんが特に気になったのがペットボトルの分別について。「ラベルとキャップ、本体を分別するという意識はあったのですが、本体が汚れているだけでリサイクルしづらくなってしまうというのは驚きでした。自分できちんと洗う、という作業を行うことで、業者の方の負担を減らすこともできることを改めて実感しましたね」。
東京湾のプラごみ回収への参加や森林の保全活動など、〈GLOBERIDE〉が発する取り組みはたくさん。何より、日常の些細なことから始めてみることが、結果的に地球全体の環境保護に繋がるんだなとしみじみ。
普段は捨ててしまう部分も、おいしいんです。

椎名さんも編集部員も(!)楽しみにしていた“未利用魚”を使ったケータリング。“未利用魚”とは、特定地域でしか食べられない、数が揃わず売りづらい、たくさん獲れて値崩れを起こすなどさまざまな事情から一般消費者には馴染みなく行き場を失くした魚たち。流通してはいないものの、実はおいしいという貴重な海洋資源を活用すべく、池ノ上にあるイタリアン「PEPE ROSSO」のスタッフが、絶品料理を振る舞ってくれました。
「“未利用魚”という魚があること自体初めて知ったのですが、実際に食べてみて、流通していないことに驚くくらいおいしかったです。どうしても商売なので仕方のない事情があるなという……。まずは学びがありましたね」。


今回いただいたのは、コムツ、イラ、シイラ、アカエイ、ムギイカ、トビウオ、ホシザメの7種の魚。カルパッチョや煮付け、つみれなど、バラエティに富んだ料理を楽しみました。
「トビウオは私も捌いたことがあるのですが、すごく難しかったんです。3枚下ろしにしようとしたら小骨が多すぎて断念して、結局たたきにして食べました(笑)。小骨ごとつみれにしていたのを見て、こうやって調理すればいいんだ!
と発見にもなりました」。
サステナブルなお土産をゲット!

おいしい料理にも満足し、会場を後にしようとしたところ、うれしいお土産の配布もありました。100%ナチュラルの新素材「バイオサーキュラー」を使用したカップは、環境に配慮されているだけでなく、色調からも癒し効果を与えてくれそう。「地球にもからだにも優しい」を、ノベルティでも体感することができました。
この展示会を経て、いろいろな学びがあったという椎名さん。「私自身料理をすることもあって、魚を食べる機会は多いです。先日も自分で釣ったアマダイを、お刺身や松笠揚げにして食べました。捌いた後も、骨から出汁を取ってしゃぶしゃぶにしたり。魚を丸ごと1匹、余すことなくおいしくいただくというのが、私にとってのサステナブルかもしれないですね」。
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