PATRICKとアンジュルム・和田彩花の新しい一面。
To the next stage.
PATRICKとアンジュルム・和田彩花の新しい一面。
2019.05.31
創業から120年以上の歴史を持つ〈パトリック(PATRICK)〉に対して、
みなさまどんなイメージをお持ちですか?
クラシックなスポーツシューズ、もちろんそれも間違いではないんですが、
実はモードスタイルにビシっとハマる
ソリッドなデザインの新作スニーカーがリリースされたんです。
そんな〈パトリック〉の新しい一面をともに浮び上がらせてくれたのは、
6月18日(火)をもってアンジュルムを卒業する和田彩花さん。
同じく、これから新しい一面を見せてくれるであろう彼女との化学反応やいかに!
Model_Ayaka Wada
Photo_Sodai Yokoyama
Styling_Kaori Kawakami
Make-up_Katsuyoshi Kojima (TRON)
アンジュルム卒業を間近に控えた和田彩花さんが語る、過去と未来。
- ー2004年にハロプロエッグに加入してから15年。10代のすべてをアイドルに捧げてきました。ご自身の青春時代についてどう思いますか?
- 青春というとキラキラした学生生活を思い浮かべますが、アンジュルムはメンバー全員が本当に仲が良くて、私はそんなグループのみんなが大好きだから、お仕事を通してでもキラキラした青春は満喫できたと思っています。この前もみんなでディズニーランドに行って、まさに「青春だな」って感じたばかりですし! もちろん周りの人よりは少し早く社会に出た感覚はありますけど、だからこそすごく充実していたし、いろいろなことを学べましたね。
- ーメンバーの脱退と加入、そしてユニット名を改名したり…。当時はどういう気持ちで乗り越えてきたんですか?
- 何かが起こる度にメンバー間の絆は深まっていきましたし、私自身もいろいろなことを素直に受け入れてしまうところがあるので、「どんどん変わっていかなくちゃいけない」という気持ちでその変化を楽しんでいました。たしかにたくさんの出来事があったけど、常にポジティブに捉えていましたね。
- ーアンジュルムのリーダーでありながら、ハロー!プロジェクト全体のリーダーも務めていますよね。自由奔放だった和田さんが、みんなを率いるという感覚を持ったきっかけは?
- みんなを引っ張っているという感覚は正直ないんです(笑) 引っ張れているとも思っていない。でもそういう風に感じていただけているのであればうれしいです!
- ー歴代のリーダーと自分を比べると?
- ハロー!プロジェクトのリーダーはみなさんすごい厳しいイメージが強かったし、それを通して厳しい世界なんだと学べたんですよね。でも、リーダーもひとりひとりカラーが違って、リーダーが代われば全体の雰囲気も変わる。本当に人それぞれでした。そのなかで私がどうだったかというと…、結構ラフだったのかな。これまでのハロー!プロジェクトがこうしていたから、というよりも、いまの私たちの時代に沿った考え方があればそっちを優先したし、もちろん守るべきものは守りつつ。そういう意味ですごく柔軟にいられたと思います。
- ーいまのアンジュルムの長所をひとつ挙げてください!
- ひとつには絞れないんですけど…、笑うことを当たり前にできるみんなが大好きです。もちろんグループとしてうまくいかないことはよくあるんですよ。私といちばん下の子は年齢が10歳も離れているからギャップもあるし、下の子たちこそこの世界に馴染めなくていろいろ悩みを抱えると思うんですけど、何かあったときは必ずみんなでひとつになって話して、最後には笑っているところが素敵なんです。だからこそ、私も前を向いていけるなって。
- ーラストシングル『夢見た15歳』の作詞を、スマイレージの同期として活動していた福田花音さんが手がけたことも話題になりました。しかも内容は、デビュー曲『夢見る15歳』のオマージュ。福田さんが書いてくれた詞を見たときの感想は?
- さっきもお話した通り、私たちのグループはメンバーの脱退と加入、グループ名の改名といったたくさんの変化を経験してきたので、あまり過去を振り返ることをしてこなかったんです。でも、過去をいい思い出として振り返るきっかけを与えてくれたシングルでした。この曲を通して、みんなで思い出を共有できたらいいですね。
- ーそして、6月18日をもってアンジュルムから卒業します。卒業発表からの約1年間、どんな気持ちで過ごしてきましたか?
- 普段とあまり変わりませんでした。でも、私が卒業すると初めてグループのリーダーが代わるんですよ。だから、なんとなくグループとしての第一章が終わるので、卒業するまでにきちんと形はつくりたいなと考えていました。
- ーそもそも卒業しようと思ったきっかけは?
- 自分がやりたいことが何となく見えてきて。卒業を考えたときに「グループってなんなんだろう?」という疑問が必ずついてくるもので、それを考えたときに未来に私はいなくてもいいかなと感じたのがきっかけです。
- ー見えてきた“やりたいこと”というのは?
- グループを卒業するのに私がややこしいところは、やっぱりアイドルを続けたいんです。これまで活動してきたなかでアイドルとして、そして女性としての在り方にすごく関心を持つようになりました。でもそれはアイドル自身が考えるべきことだし、発信していくことも必要だと思ったんです。それに気付いたからこそ、私がアイドルを続けることで解釈を拡げたい。そのためにはそれぞれ意見が違うグループでいるより、ひとりの方がいいんですよね。
- ー理想とするアイドル像は?
- なかなか難しいですね…。実在する方を挙げるのもちょっと違いますし。自分がいいと感じることを、自分でつくっていけることが理想なんじゃないかな。
- ー現在も美術史学を学んでますよね? それも今後の活動に関係してきますか?
- 学校で勉強しながらではあるけど、同時に、こういう活動をしているからこそ美術の魅力を広める役割が担えるとも思っています。私の場合はラジオや『ぴあ』のコラムなどを通して、展覧会を紹介したり作品の魅力を伝えることで、これまで身近に美術がなかった方が興味を持つきっかけになればうれしいから、そこをきちんと伝えていきたいです。
- ー今後、ひとりの女性としてやりたいことはありますか?
- アイドルです!
- ー最後に、アンジュルムのメンバーに向けてメッセージをください!
- いまのメンバーはみんな、入った時期も年齢もバラバラ。でも、みんなが揃ってひとつの方向を向くのではなく、それぞれの個性がいいバランスで存在しているから、これからも自分の思うように好きなことを突き詰めて、ステージで輝き続けてほしいですね。
credit
-
Style 1
-
Style 2
-
Style 3
-
Style 4
PROFILE
和田彩花(アンジュルム)
1994年8月1日生まれ。ハロプロエッグ オーディション2004を経てハロプロエッグに加入。2009年にスマイレージ名義でインディーズデビュー、2010年には『夢見る15歳』でメジャーデビューを果たし、同年12月30日に開催された「第52回輝く!日本レコード大賞」では最優秀新人賞を受賞した。現在、全国10都市を巡る「アンジュルム コンサートツアー 2019春 〜輪廻転生〜」を開催中。INFORMATION