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コペンハーゲンと北京にルーツを持つA.A.Spectrum、“ホームレスカルチャー”から着想を得た最新コレクションを公開。
2020.2.21 Fri

コペンハーゲンと北京にルーツを持つA.A.Spectrum、“ホームレスカルチャー”から着想を得た最新コレクションを公開。

コペンハーゲン出身のデザイナー、エリザベート・スタムが手掛け2016年秋冬から始まったユニセックスブランド〈エー エー スペクトラム(A.A.Spectrum)〉。日本での展開は2年前から始まっており、これまで「オープニングセレモニー」や「ヌビアン」をはじめとする都内の有名セレクトショップで多数取り扱われてきました。先日公開した個性派アウター特集でも触れているのですが、今季のコレクションのデリバリーが本格的に開始されるこのタイミングを機に改めてご紹介しようと思います!

デンマークを拠点とする〈エー エー スペクトラム〉は、デザイナーが中国・北京に長年住んでいたということもあり、アイテムには彼女が経験してきた東洋の魅力がブランドのエッセンスとして注ぎ込まれています。そのため制作工程も独特。コペンハーゲンでデザインが考案された後、実際に製品が生産されるのは北京なんだとか。

自らを異文化が混ざりあったブランドと認識し、ひとつの地にこだわらない。そんな彼女が2020年春夏コレクションのインスピレーション源として着目したのが、ホームレスのサブカルチャーの一種でもある“ホーボー(Hobo)”と世界を飛び回るビジネスマンなのです。ビジネススーツの合理化されたスタイルと遊牧民のゆったりとしたスタイルを融合させることで、クラシックながらも通気性のある革新的なアイテムが完成しました。

そしてさらに注目すべきなのがシーズンのカラーパレット。遊牧民の砂漠を連想させる黄金色、柔らかい白、クラシックな黒をベースに、滑らかなグラデーションがキーカラーとなり、コレクションに広がりを与えています。

異質のカルチャーを混ぜ合わせることで新しいものを生み出す〈エー エー スペクトラム〉。次はどんなテーマに挑戦するのか?? 今後の活躍も楽しみです。

 

A.A.Spectrum
Instagram @aaspectrum