今季で10シーズン目を迎えるメンズブランド〈アンデコレイテッド マン（UNDECORATED MAN）〉が、〈アンデコレイテッド（UNDECORATED）〉とブランド名を変更しました。それに伴い、待望のウィメンズラインをスタートします。

“素材のためのデザイン”というキーワード通り、真っ先に注目したいのは上質なファブリック。カシミヤメリノで組成されたボリューミーなウールブランケット、希少性が高く、独特な肌触りと保温性に優れたカシミヤセーブル、カシミヤ100％の吊り裏毛など、温かみのある天然素材がふんだんに使われています。しかも、染色法法やフィニッシングにまでこだわったこれらの生地は、すべてがオリジナルで製作されたもので、シンプルなアイテムひとつとってもブランドのアイデンティティが伝わる仕上がりとなっています。

決して派手な主張はありませんが、ただのシンプルで終わらないのは、生地そのものにあるドレープやシワ感を生かして“計算されただらしなさ”を演出しているから。ベージュやブリック、オリーブやダークシアンといった奥行きのあるニュアンスカラーも、ブランドの世界観と見事にマッチしています。

とはいえ、〈アンデコレイテッド〉の服の魅力を一番理解できるのは、実際に袖を通したときだと思います。ぜひ店頭でその空気感を感じてみてください。